Anatomy of a Male Ballet Dancer

昨年Dance on Camera Festivalを見逃したので
Film Forumで、Anatomy of a Male Ballet Dancerを鑑賞。
Kickstarterで資金集めしてたけど、上映されて良かった☆
ポルーニンに続く、男性ダンサーのドキュメンタリー。

Marcelo Gomes1

上映後、マルセロ・ゴメスのQ&Aが予定されていたけど
年末ABTを衝撃退団したせいか
キャンセルに。。。

Marcelo Gomes3

生い立ちから、ABT20周年の2017年まで
ダンサー、マルセロ・ゴメスのドキュメンタリー。
インタビューや映像が盛り沢山。

Marcelo Gomes2

ブラジル出身、サッカーではなく
男性ではマイノリティなバレエを習い
まだ英語が話せない13歳で
フロリダのHARID Conservatoryに留学。
それまで身の回りのことは、ナニーがやってくれてたそうで
裕福な御実家?

友人の女の子が応募したビデオの
相手役で踊ってたマルセロを見た
HARIDから連絡があったそう。

16歳でローザンヌに入賞した奨学金で
パリ・オペラ座バレエ学校に留学
(同級生にステファン・ビュリヨン)
1997年17歳でABTに入団、5年後プリンシパルに。

以前、Dance Magazineの記事で
フランスに発つ前、ブラジルに帰省したら
ABTリオ公演があり、エキストラに登録して
カンパニーレッスンに参加したら、翌日契約オファーがあった と。
その時は思い留まり、パリで基礎トレーニングを受けてから
ABTに。

ブラジルのバレエ教室、フロリダの学校時代など
子供の頃の貴重映像あり。
ちっさい時から上手かった

ノーブルな王子役も踊れば、悪役も演じる
幅広い表現力とパートナーリングの上手さから
ABT以外でも、世界中でゲスト出演。
マッケンジー芸監やラトマンスキー
相手役を踊ったミスティ・コープランド
ドロテ・ジルベール、ディアナ・ヴィシニョーワなどのインタビューあり。

許可がおりなかったのか、ABT公演の映像はなし。
ヴェロニカ・パルトとSwan Lake@ロシア
ポリーナ・セミオノワとジゼル@ロシア
ドロテ・ジルベールとドンキ@ブラジル
ディアナ・ヴィシニョーワとバヤデール@東京などの映像。
バヤデールでは、怪我で足の痛みに苦しんでる姿が痛々しい。。。

振付にも取り組んでいて
2012年Kings of the Danceの映像。
出演したDavidのインタビューもあった♪

パーソナルなことにも触れていて
23歳でThe Advocateのインタビューでカミングアウト。
家族は変わらずサポートをしてくれて
ゲイでHIVで亡くなった伯父さんも支えになってた と。
兄弟と一緒に、伯父さんのパートナーだった人に会いに行くシーンがありました。

かわいい愛犬ルナちゃんや
家族との映像もあったけど
父親との関係には、深く傷ついていて
他の家族は、NYに来てるのに
父親は一度もマルセロのNY公演を観に来たことがない
過去に観に行くと約束したのに、直前になってキャンセルされて と
語りながら、マルセロ泣いていた。。。

ポスターになっているラストシーンは
セントラルパークで、スワンのポーズ。

映画完成時は、ABT在籍中だったので
まだ踊りそうな終わりなのに
あまりに突然だったので、心の準備もなく
もう観られない と思うと切なくなり
この映画が、さよなら公演 の気分でした。。。

NY Timesのレビュー

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映画Polina

バレエの前に、映画Polinaを鑑賞。

Polina2

バスティアン・ヴィヴェス原作のグラフィック・ノベル
ポリーナを映画化。
振付家アンジュラン・プレルジョカージュが
妻の映画監督ヴァレリー・ミュラーと共同監督。

ロシア出身の少女が、ダンスを通して成長し
自分の生きる道を探す物語。

裕福ではないが、娘の才能を信じて、プリマになることを夢見る両親。
バレエアカデミーを合格したポリーナは
厳格な恩師ボジンスキーのもとで、稽古に励み
憧れのボリショイ・バレエ団に合格。
一緒に練習していたフランス人、アドリアンと恋人同士に。

が、ボリショイ入団目前のある日
コンテンポラリーダンス(プレルジョカージュの白雪姫)
に出会い、クラシックバレエにない魅力に衝撃を受け
両親の反対を押し切って
アドリアンとフランスへ。

コンテンポラリーカンパニーに入団するも
練習中に怪我をして
アドリアンは別のダンサーと組むことになり
彼との恋も終わる。

ベルギーのアントワープに流れ着き
もとパリオペのエトワール
ジェレミー・ベランガール演じる舞踏家カールと出会い
二人で振付けた作品を踊る。

ワガノワ・アカデミーを卒業した
ポリーナを演じるAnastasia Shevtsovaは
映画初出演。女優へ転進?
ダンスシーンが沢山あるので
楽しめました。

Polina1

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Restless Creature: Wendy Whelan

バレエの前に
もとNew York City Balletのプリンシパルダンサー
Wendy Whelanのドキュメンタリー映画
Restless Creature: Wendy Whelanを鑑賞。

Wendy Whelan1

Restless Creatureは、2013年初演ウェンディのプロジェクト名。

1984年17歳で入団したウェンディ・ウェーランは
1991年プリシンパルに昇格。

芸監から「くるみ割り人形」の主役をはずされて
自分がその役には老いている
周りからそう見られている と気づく。
2013年46歳、股関節を手術(手術シーンがグロい)

術後のリハビリ
やっと動いてよい と言われたのに
傷みで上手くターンが出来ず
フラストレーションが溜まる。
30周年を機にカンパニーを去る決断 など
引退前の心境が伝わってくる。

ダンサー仲間とのパーティシーンや
リハーサルシーンでのパートナーシップ
2014年47歳で引退公演

ウェンディためにラトマンスキーとウィールダンが振付けた
新作「By 2 With & From」を上演。
チケットは瞬く間にソールドアウト(買えなかった!)
イーサン&ジリアン夫妻もチラ映り。

Wendy Whelan2

退団後は、自分のプロジェクト「Restless Creature」で
4人の若手振付家と作品を創り
2015年1月から5月までアメリカ国内ツアー。
City CenterでRestless Creatureを観る予定でチケットを買ったけど
リハビリが間に合わなくて
公演キャンセルになった模様も語られていました。
(チケットは払い戻し)

ウェンディのバレエへの情熱
美しさと強さが描かれています。

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映画「ホライズン」

日本で観る4本目のドキュメンタリー映画「ホライズン
2本立てを観た時、TCGメンバーになったら
無料券を貰ったので、この映画をチョイス。
horizontes

伝説のプリマ、アリシア・アロンソとキューバ国立バレエをを描いたドキュメンタリー。
ABTで活躍していた頃も、もちろん観たことはありませんが
1948年キューバに戻り、バレエ団を設立。
90歳を過ぎて、視力をほとんど失ってしまった今も
芸術監督として指導を続けて、後進を育成。

国立バレエ学校で学ぶ14歳のアマンダは、入団を夢見て
日々レッスンに励む。娘のためにハバナ旧市街に引っ越す両親。
いつか彼女を舞台で見られる日がくればいいな。
プリンシパルの一人、ヴィエングゼイ・ヴァルデス
YAGPガラで観たことを思い出す。
彼女は世界に飛び出さず、祖国のために踊るよう。
2011年キューバ国立バレエNY公演は、見逃してるけど
来年5/29-6/3DC公演が決まっているので
もしかしたら、NYにも来るかもしれない?

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グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状

スカラ座とパリオペラ座のドキュメンタリーを観に行った時
映画館で宣伝を見て行きたくなった
グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状』を鑑賞。
上映館が少なかったので、宝塚まで遠征。
thegreatmuseum

2012年から大規模な美術館の改装から再オープンまで
美術品の収蔵庫、修復作業、学芸員や美術館で働く人の仕事ぶりなど
ふだん見ることのできない舞台裏に密着したドキュメンタリー。
過度な音楽やナレーションはなく、淡々と綴られます。

645年間君臨したハプスブルク家の歴代皇帝たちが
蒐集した膨大な数の美術品を所蔵するウィーン美術史美術館は
建物もコレクションの質も豪華で素晴らしい☆
行ってみたくなる~

ラストに、ブリューゲルのバベルの塔(大)が登場。
今年ロッテルダムからバベルの塔(小)が、東京都美術館
国立国際美術館に来ます。

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ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿&ミルピエ〜パリ・オペラ座に挑んだ男

日本に到着した翌日、映画2本立て。
上映期間が短くて、この日しか時間がなかったので。
Florence Foster Jenkinsマダム・フローレンス! 夢見るふたり』や
A Hologram for the King王様のためのホログラム』など機内で見た勢い続きで。

Movie

ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿」と「ミルピエ〜パリ・オペラ座に挑んだ男

スカラ座の方は、2014/2015年シーズン『フィデリオ』開幕公演までの準備や
歴代の歌手や音楽監督などのお宝映像が満載!
若かりし頃のアバドやムーティもカッコいい。
音楽ファンには楽しめます
オペラがメインですが、ボッレやフェリのチラ映像もありました。


ミルピエは、史上最年少でパリ・オペラ座芸術監督に大抜擢されながらも
わずか1年半で芸監を辞任。
新作「Clear, Loud, Bright, Forward」で
最近エトワールに昇進したダンサー達との創作過程が
臨場感があって良かった!
芸術監督と振付師を兼任するのは
時間的にも難しそう と思ってしまったが。

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Dior and I

バレエ開演前に、ドキュメンタリー映画Dior and Iを鑑賞。

Dior and I

2012年春、ディオールのArtistic Directorに就任した
ベルギー出身のRaf Simonsが
初のオートクチュール・コレクションを発表する
舞台裏を描いたドキュメンタリー。

男性用ブランド「ジル・サンダー」で評価を得ていたラフ・シモンズが
伝統ブランドのオートクチュールに初挑戦する
戸惑いや苦悩
通常は半年をかけるコレクションを
8週間で完成させる重圧やストレス
時間との闘いによる緊張感が伝わる。

ラフ・シモンズ(神経質そう?)の
無理難題な?ビジョンを
本番直前ギリギリまで修正する職人たち。
モデルたちが身に纏う美しいドレスには
計り知れない試行錯誤の数々がある。

コレクション成功の裏には
大勢のスタッフの努力が凝縮されていて
こんなに気が遠くなるような作業なら
高価なのも納得ですね。
感極まって涙するシモンズに
つい感情移入してしまい、ウルっとくる。
ハラハラどきどきの舞台裏に引き込まれました。

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映画The Great Gatsby

先月のことですが、映画The Great Gatsbyを鑑賞。日本でも、6月14日に公開。
The Great Gatsby
映画の基になったスコット・フィッツジェラルド原作の小説の舞台は
1920年代、フィッツジェラルドも住んでいたロングアイランドで
West EggはKing Point、East EggはSands Pointです。
Hempstead Houseでは、“The Great Gatsby”公開記念Screening Partyが催されたよう。
映画でもロングアイランドが出てくるのかと思ってたら、どうやらオーストラリアでロケが行われたよう。

Movie The Great Gatsby
レトロな映画館。3Dで観たので少し酔いそうに。。。

衣装はBrooks Brothers、PRADAやMIU MIU、ジュエリーやインテリアはTiffany
ゴージャスなPartyシーンが、まんまエンターテイメント。

作家志望のニック・キャラウェイ(トビー・マグワイア)が、あとで小説に書く という
設定は良かったけど、個人的には1974年版の方が好みかな。

Northern Balletが今年初演、David Nixonが振付したバレエ
The Great Gatsby」を見てみたいなー

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映画Leonie

ドウス昌代「イサム・ノグチ 宿命の越境者」にインスパイアーされて
松下久子監督(日米合作)が製作した映画「Leonie」が、NYで上映されていたので鑑賞。
日本では、2010年公開されたようです。
Leonie
彫刻家イサム・ノグチを育てた母レオニー・ギルモアの波乱に満ちた半生で
時代は19世紀末から1933年。詩人ヨネ・ノグチとNYで出会い、恋に落ち
イサムを生んで、シングルマザーとしてアメリカと日本で育てる。

クィーンズにあるIsamu Noguchi Garden Museumには、行ったことがあるけど
父親の野口米次郎については、無知なので(汗)よく知らなかった。

レオニーはこの男のどこに惹かれたんだろう? と思ってしまうほど
イヤな男(中村獅童のハマリっぷり)に描かれているけど
あの時代、英米で詩や小説を出版するほどの知性と才能に惚れたのか。
写真を見るとなかなか男前だし。

息子の才能を見抜き、10歳のイサムに学校を休ませて自宅の設計をまかせたり
医学を志していたイサムを強引に芸術の道へと進ませるレオニーも
変に美化されず、描かれていたのが良かった。

津田塾大学創始者の津田梅子(Bryn Mawr Collegeで出会う)や
ラフカディオ・ハーンの妻、小泉節子との関わりも描かれていて
興味深い。

哲学的なセリフがちりばめられて、時代考証を再現した美術やそれらを彩る音楽
映像が美しく、日本の自然や文化を再認識。
レオニーとヨネが桜の下を歩くシーンが印象的でした。

☆NY Timesの記事は、こちら

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映画Anna Karenina

映画「アンナ・カレーニナ」を観に行きました。
AK
これまで何度も映画化されたトルストイの名作を
ジョー・ライト監督が舞台仕立てに演出。音やリズムを効果的に使ってるのが面白い。

舞踏会シーンを振付したのが、シディ・ラルビ・シェルカウイさんで
モダンダンスでは有名な人だそうですが、あまりピンとこなかった。

ジュード・ロウ演じるカレーニンや、脇役陣
オブロンスキー(マシュー・マクファディン)やドリー(ケリー・マクドナルド)
キティ(アリシア・ヴィカンダー)などは、小説のイメージとピッタリでしたが
とてもチャレンジングだと思われるアンナ役
キーラ・ナイトレイはキレイなんだけど、ちょっとイメージとは違ったかなぁ。
ヴォロンスキー役アーロン・ジョンソンも、チャラそうに見えてしまった。。。

単行本3本を2時間強にまとめているので
場面展開が早く、どっぷりとは浸れませんが
華やかな貴族の暮らしぶり、美しい調度品や衣装、ジュエリーが豪華☆

アンナが中心だったバレエとは違って、都会の社交界と対比させて
リョービンとキティの人生も描かれています。
また本を読み返してみようっと。
Anna Karenina9

日本公開は3/29のよう。

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