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Royal Ballet@David H. Koch Theater

ロイヤルバレエ第2弾は、ミックスプログラム
Aeternum

Infra
Choreography: Wayne McGregor
Music: Max Richter

Francesca Hayward, Natalia Osipova, Marianela Nuñez, Lauren Cuthbertson, Melissa Hamilton, Yuhui Choe, Edward Watson, Ryoichi Hirano, Ricardo Cervera, Eric Underwood, James Hay, Paul Kay

2008年初演ウェイン・マクレガー振付
T.S.エリオットの詩「荒地 Waste Land」にインスパイアーされて創作した作品だそうで
音楽は、マックス・リヒター
舞台の背景に帯状に、ジュリアン・オピーによるLED電光掲示板が設置されて
シンボル化された人が歩くアートが映し出される。
12人のダンサーが、男女6組のペアになったりソロを踊る。

無機質なセットに暗い照明で、現代人の孤独な都会生活がイメージ?
マクレガー作品を生で観たのは、初めてかも。
チャレンジングで、身体能力の限界を極めた振付。ユニークなパートナーリング
普通では考えられない独特な動きで、可動域の凄さに おーっとなる。
Infra1
以前ABTにいたアンダーウッド、コンテが得意なよう。

Infra5
ヌニェスより脚が細いワトソン、しなやかで波打つような動きに目が釘付け。

オシポワは平野さんと登場しただけで、なぜか拍手が。(怪我から復帰の拍手?)
カスバートソンが舞台中央に立ちすくみ、雑踏が彼女を通り過ぎていき
泣き崩れるシーンが、印象的。
都会の喧騒が表現されていて、Coolで斬新。

Infra3


Divertissements

Voices of Spring (Choreography: Frederick Ashton)
Yuhui Choe, Alexander Campbell

Borrowed Light (Choreography: Alastair Marriott)
Marcelino Sambé

The Dying Swan (Choreography: Calvin Richardson)
Matthew Ball

Le Train Bleu (Le beau gosse) (Choreography: Bronislava Nijinska)
Vadim Muntagirov

Aeternum pas de deux (Choreography: Christopher Wheeldon)
Marianela Nuñez, Federico Bonelli

Aeternum2

Carousel pas de deux (Choreography: Kenneth MacMillan)
Sarah Lamb, Carlos Acosta

Carousel 2

休憩挟んで、ディヴェルティスメントはガラ公演的で楽しめました♪
ユフィさんはコンテより、こういう演目の方が暖かいオーラがあって良いな。
体操のお兄さんみたいな(笑)ワディム君は、楽しんで踊ってるようだった。
ハイライトは、ポスターにもなってるウィールドン振付のAeternumでしょうか。
ABTのゲストプリンシパルだったことがあるアコスタは、来シーズンで引退
生で見る最後になりました。


The Age of Anxiety
The Age of Anxiety3

Choreography: Liam Scarlett
Music: Leonard Bernstein

Laura Morera, Steven McRae, Bennet Gartside, Tristan Dyer

最後の演目は、リアム・スカーレット振付。2014年11月初演。
Wystan Hugh Audenの詩が基になってるのを知らないと、退屈って人もいたよう。
なぜPlaybillに作品解説を載せない??
レナード・バーンスタインがオーデンの詩に感動して
この詩に基づく第2交響曲を作曲。
よくこの音楽に振付けたなー

オーデンの詩に登場する4人の一夜を描いていて
アンブル(海軍兵チャラ男)を演じるスティーブン
ロゼッタ(デパートのバイヤーでユダヤ系キャリアウーマン)を演じるラウラ
マーリン(もとカナダ空軍兵)を演じるトリスタン
クアント(初老のアイルランド人ビジネスマン)を演じるベネットが
それぞれキャラにハマッていた。

30分強の演奏で、2つのシーンに分かれています。
The Age of Anxiety1
第二次大戦中NYのとあるバーで出会う4人。本物のバーを再現したような舞台セット。
バーテンダー(ケヴィン・エマートン)と
米軍兵(アクリ瑠嘉君)と彼と踊る若い女性(レティシア・ストック)も登場。

The Age of Anxiety4
ロゼッタが住む摩天楼が見える高級アパートメントで、ダンスに興じる。

タイトル通り、1940年代戦時下の「不安の時代」を表現した作品。
ジャズのテイストが入り交じっているピアノのパートの振付が良かった。
一つ一つの動きが細かくスピードが速くて、めちゃハード!

深夜のパーティーが逃避行動であったかのように、それぞれ現実生活に戻っていく。
The Age of Anxiety6
雄大なシンフォニーが響き渡るラストは、変化していく時代の中での希望?

The Age of Anxiety2

The Age of Anxiety8

The Age of Anxiety7
キレキレだったスティーブン☆
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

The Dream(Royal Ballet)

ロイヤルバレエを鑑賞しに、David H. Koch Theaterへ。
Royal Ballet
ロイヤルバレエがNYに来たのは、2004年以来?

ロイヤルの伝統、アシュトン&マクミラン作品を披露。
アシュトンなら、A Month in the Country
Marguerite and Armandが観たかったなぁ。。。

The Dream
Dream2

Titania: Sarah Lamb
Oberon: Steven McRae
Puck: James Hay
Bottom: Bennet Gartside
Helena: Itziar Mendisabal
Demetrius: Johannes Stepanek
Hermia:: Christina Arestis
Lysander: Valeri Hristov


ABTでもおなじみのDreamは、1964年ロイヤルバレエ初演。
上演時間52分の1幕バレエ。
妖精王役のスティーヴン、オベロンのメイクも似合ってた。
Dream4
身長がないので、外見は王様っぽい威厳がないけど
貫禄ある尊大な演技。
視線の送り方、見得の切り方に色気を感じる。
ゆっくりとしたムーブメント、バランスの振付では
ツアーの疲れ?が垣間見えたけど
見せ場では、プロペラや高速シェネで魅せてくれました。

コールドは、ABTだとバタバタ見えるけど
小気味良くアシュトンの細かいステップを踊りこなしていた。
Dream3
タイターニアとボトムがラブラブなのを見て、大慌てする表情もかわいい。

エンドウの花の精の高田茜さん、蜘蛛の精マグワイア
蛾の精ヒンキス、カラシナの精パジャクのシンクロした軽快な踊りも◎

演劇性の高いロイヤルなので、2組の恋人たちも演技が上手く
ポアントを履いて踊るボトム役ガーサイドも芸達者。
パック役ジェームス・ヘイは、明るくいたずらっぽいお茶目な妖精で
生き生きと楽しそうに演じていた。
軽さのある跳躍で、風のように踊り
スティーブンとの演技の掛け合いも良かったです。

金髪巻き毛が違和感ないタイターニア役サラ・ラム。
Dream5
ほのぼのとした作風のわりに、アクロバティックな和解のPDD
激しい振りでも優雅なラム、ふわふわ妖精っぽく幻想的でした。

Dream6
ABTよりもコミカル色抑え目で、英国スタイルを堪能。
Dream9


Song of the Earth
Choreography: Kenneth MacMillan
Music: Gustav Mahler
Singers: Katherine Goeldner, Thomas Randle

Marianela Nuñez, Nehemiah Kish, Carlos Acosta

Song of the Earth5

上演時間65分の「大地の歌」は、初めて観る作品。
長女の死に遭い、自身も心臓疾患の診断を受けていた
マーラーの第9作目の交響曲。
「唐詩」が題材で無常感、死、青春の回顧、別離の悲しみなどが
テーマでしょうか。
歌詞はハンス・ベートゲの唐詩の訳本「中国の笛-中国の叙情詩による模倣作」からで
原詩そのままではなく、自由な変形が加えられたそう。
Playbillに英語訳がなかったのが、不親切だと思うのですが
(Dreamのストーリー解説もなく、隣の人にシェークスピアですよ と教えた)
Thomas Randelさんの歌声が、素晴らしかったです。

Song of the Earth6

マクミランが制作当時、マーラーの曲にバレエを振付ける企画を
ロイヤルバレエに却下されて
シュツットガルトバレエにアイディアを持ち掛け1965年に初演。
1966年に、ロイヤルバレエのレパートリーに。

6つのパートに分かれていて、男女のオペラ歌手が舞台脇で交互に歌い
{奇数曲番がテノール、偶数曲番がアルト)
出演ダンサーが替わる構成。
シンプルな舞台美術と衣装で、踊りと音楽のみが際立つ。

第1曲は悲嘆、第2曲は孤独、第3、4、5曲は明るいカンジ(でも死の影が)
重く凄絶な第6楽章は約30分 と長く
マクミランが生と死を表現。
映像で予習した時は、曲も照明も暗いので寝るかも?
と思ったけど、生の舞台で見るとずっと良かった。
死の使者役アコスタが、intenseで存在感あり。

Song of the Earth1
アコスタだけが全身黒い衣装で、死を表現。

対比してネマイアとマリアネラは、生の象徴のよう。
所々にマクミランっぽい振りがあって
50年前に初演された作品だけど、今の時代に見ても新鮮でした。

Song of the Earth3

Song of the Earth4

Song of the Earth2

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ロイヤルバレエの「くるみ割り人形」

ボヤルチコフ版に続いて、The Nutcracker第5弾
The Guarianが2009年収録ロイヤルバレエ「くるみ割り人形」を無料公開。

Sugar Plum Fairy: Miyako Yoshida
Prince: Steven McRae
Herr Drosselmeyer: Gary Avis
Clara: Iohna Loots
Hans Peter / The Nutcracker: Ricardo Cervera


1984年初演のピーター・ライト版の主役は、全編に登場するドロッセルマイヤー。
クララ&くるみ割り人形は、大人のダンサーが踊りまくって
2幕はバランシン版と同じくお菓子の国で、金平糖の精&王子は主役が踊る。
夢オチではなくて、クララが現実世界に戻るのが特徴。

時計や人形を作る工房で、ドロッセルマイヤーはエンジェルを仕上げて
助手にシュタールバウム家へ持って行かせる。
ピーター・ライト版は、ドロッセルマイヤーがねずみ捕り機を発明した仕返しに
ネズミの王様の呪いで、甥のハンス・ピーターが醜いくるみ割り人形に変えられてしまった
という設定。ドロッセルマイヤーがくるみ割り人形を抱いて悲しむと
肖像画からハンス・ピーターが見える演出。
ドロッセルマイヤーは、呪いをとくために
(ネズミの王様を倒して、醜い容姿でも愛してくれる少女を見つける)
心優しいクララに、くるみ割り人形を託すことに。
しょっぱなから、存在感あるギャリー・エイヴィス。
序曲の終わりに合わせて、キャンドルを消すタイミングも絶妙。

道行き、シュタールバウム家の玄関は上手階段を上がったところ。
1幕、大勢の招待客で賑わう広間。クララ役はイオーナ・ルーツ。
フリッツは子役で弟?やんちゃそう。ドロッセルマイヤーの助手が到着してエンジェルを渡す。
魔術師ドロッセルマイヤーもやって来て、いきなり手品。
エンジェルがツリーの上に飾られると突然時がとまり(全員の動きがとまって)
クララだけに見えるエンジェルが現れる。驚いているとエンジェルは消える。

行進曲、民族人形やデビル?セントニコラスが現れてお菓子をばらまいた後
大人たちのダンス。この版は、ドロッセッルマイヤーの人形劇はなくて
手品を次々と披露する大変な役ですが、堂に入った鮮やかな手つき。
アルルカンとコロンビーヌがドアがついたかわいい箱から登場。衣装も素敵。
途中からPDDになる。ムーア人の曲で兵隊(蔵健太さん)とヴィヴァンディエールが
カッコよく踊る。

細工の凝った庭園を模したケーキを出すドロッセッルマイヤー。
このケーキ、2幕セットのミニチュアなんですね。
シュタールバウム夫人が切り分けて、子供たちが群がってる間に
ドロッセルマイヤーは、クララにくるみ割り人形を渡します。
気に入ったクララは、くるみ割り人形を抱いてソロの踊り。
子役の中にいると、どうしても大人っぽく見えるイオーナ・ルーツ。

Partyが終わると、くるみ割り人形をドールハウスに寝かせるクララ。
フリッツが、グランパからもらったうさぎの人形を部屋へ持って行こうとして
パパに見つかり、おもちゃの兵隊が収納してあるお城に片付けられる。
これがこの後大きくなって、ネズミ達と戦うんですね。

真夜中、くるみ割り人形が心配になったクララが階下にやって来ると
アルルカン&コロンビーヌ、兵隊&ヴィヴァンディエールが踊り出して驚く。
ドロッセルマイヤーの魔法のはじまり~
ツリーが大きくなる舞台セットがすごい!ドールハウスも大きくなり
くるみ割り人形が出てきて、大きくなったお城から出てきた兵隊の指揮をとり
剣を持ったネズミたちと戦う。
グランパの椅子も大きくなって、この版の舞台美術は素晴らしい~

魔法がとけて人間の姿に戻ったハンス、やっと顔が見えたリカルド・セルヴェラ。
爽やかなルックスで、全身赤でないのがいいですね。クララの方が大人っぽく見える?
見せ場のPDDは、幸せ感いっぱいでDreaming♪
雪景色になり、雪の精は白カツラ&ロマンティックチュチュ。
この振付はあまり好みでないかも。後半クララとハンスも一緒に楽しげに踊る。
ドロッセルマイヤーが登場して、二人をソリに乗せます。

2幕、エンジェルとドロッセルマイヤーに導かれて、二人はお菓子の国へ。
お城の庭園で踊るSugar Plum Fairyと王子。
引退前の吉田都さんとスティーヴン・マックレーの気品溢れるPDD。
ドロッセルマイヤーが、クララとハンスを連れて登場。
ネズミとの戦い&勇敢なクララが助けて呪いが解けたことを話すと
勲章とネックレスをもらう二人。

ドロッセルマイヤーが進行役?で、祝宴。
クララ&ハンスもディヴェルティスマンに参加して踊りまくる。
スペインの民族衣装で、男女3組のチョコレートの精の踊り。
アラビア(コーヒーの精)は、女性1人と男性3人。振付はよかったけど
重そうなLaura McCullochを頭上に担ぐ平野亮一さんが大変そうだった。
お茶の精(中国)は、珍しく男性4人で跳びはねる。
男性2人の大麦糖の精(ロシア)はコサックダンスのようで、最後のポーズがかわいい。
葦笛の踊りは、アーモンドクッキーだっけ??
クラシックチュチュの女性4人が横笛を持って踊り、高田茜さんがいます。
デコレーションケーキの精(花のワルツ)はクラシックチュチュ。
変化があって楽しめる振付で、崔由姫さんと小林ひかるさんがソリストで踊ってた。
薔薇の精ラウラ・モレラのソロの踊りがあり、ローズアダージョみたいに
カヴァリエ4人(ポルーニンがいた!)にサポートされる。
ラストの盛り上がりで、クララとハンスも一緒に踊る。

ハイライトのGPDD、アダージョはポーズや角度がピッタリ合って
優美な都さんはハマリ役。マックレーは当時23歳くらい?サポートやリフトも上手。
音符にのったように軽やかに舞う二人のキラキラオーラと完成度に圧倒されます。
技をつめこんだ華やかなコーダで盛り上がった後、みんなで賑やかに踊り
いつの間にか暗くなります。ドロッセルマイヤーも工房に戻っていき
夢から醒めたクララが、家の前でハンスとすれ違います。
呪いがとけて元の姿に戻ったハンスが、ドロッセルマイヤーの工房に無事辿り着き
ドロッセルマイヤーと再会して抱き合って、幕。

お芝居が細かくて、さすがロイヤル と思わせる演劇性のある舞台。
ホフマンの原作を生かした物語性がある演出が◎

☆金平糖の精役デビューする金子扶生さんのリハーサル映像
Behind the scenes preparationsTricks and illusions

英国ロイヤル・バレエ団 「くるみ割り人形」(全2幕 ライト版) [DVD]英国ロイヤル・バレエ団 「くるみ割り人形」(全2幕 ライト版) [DVD]
(2011/10/19)
吉田都、スティーヴン・マクレイ 他

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