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The Queen of Spades

チャイコフスキーの「スペードの女王」を鑑賞

The Queen of Spades1

Lisa: Lise Davidsen
Pauline/Daphnis: Elena Maximova
The Countess: Larissa Diadkova
Hermann: Yusif Eyvazov
Count Tomsky/Plutis: Alexey Markov
Prince Yeletsky: Igor Golovatenko


11年振りに観た演目。
1995年からのイライジャ・モシンスキー演出が好きで
原作の雰囲気を感じさせる舞台美術が美しい☆

The Queen of Spades2

オネーギン」と並んでチャイコフスキーの名作 と言うことですが
個人的には1幕が長すぎる気が。
ドストエフスキーの原作を読んでいるので
最初のストーリー説明シーンで眠くなってしまい
早く恋に落ちて! と思ってしまう。。。
2幕には、劇中劇「ダフニスとクロエ」でバレエシーンあり。

The Queen of Spades4

指揮はVasily Petrenko
リーザ役は、METデビューのノルウェー出身Lise Davidsen
期待の若手でしょうか。
ゲルマン役は、ネトレプコの旦那ユシフ・ エイヴァゾフはまずまずでした。
バレエ(眠りっぽい)を思い出させるチャイコの旋律が美しい

The Queen of Spades3

METでは、ロシア物はあまり上演されない印象なので
久しぶりに観られて良かった

The Queen of Spades2

今季から始まった日曜マチネ、初体験だったのですが
終演後、主役二人が衣装のまますぐ出てきて
パネルディスカッション。
いつも日曜にやってるのかしら。

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Madama Butterfly@Metropolitan Opera House

プッチーニの「蝶々夫人」を鑑賞しに、Metropolitan Opera Houseへ

Madama Butterfly1

Madama Butterfly2

1920-29 蝶々役Florence Eastonが着た衣装が展示。

Madama Butterfly3

プッチーニのご当地三部作(あと2作は「西部の娘」と「トゥーランドット」)
ジョン・ルーサー・ロングの短編小説Madame Butterflyを基に
デーヴィッド・ベラスコが制作した戯曲を歌劇化。
長崎を舞台に、没落藩士令嬢の蝶々さんとアメリカ海軍士官ピンカートンとの恋愛悲劇

Cio-Cio-San: Hui He
Suzuki: Elizabeth DeShong
Pinkerton: Andrea Care
Sharpless: Paulp Szot
Goro: Tony Stevenson


故アンソニー・ミンゲラ監督による演出は、2006-07シーズンからで人気のよう。
舞台後方が、なだらかな坂になっていたり
天井に設置された鏡は、視覚的効果がある。
セットはシンプルで
黒子が障子を動かしたり
提灯が使われたり、いちおう日本っぽくしてる。
中国人デザイナーによる着物風な衣装は、カラフルで中国っぽいが。
蝶々さんの息子が、子役ではなく人形で表現。
3人の黒子が操る様子は、文楽のよう(見たことないけど)

Madama Butterfly4

シネマ撮影の予備日だったのか、カメラが入ってました。
前奏に入る前、無音状態で芸者に扮した女性の舞踊。
指揮は、ピエール・ジョルジョ・モランディ。
シャープレス役のドミンゴが目当てでチケットを買ってたのに
例のセクハラ疑惑で降板!
代役のパウロ・ジョットは、存在感が今いち・・・
ピンカートン役アンドレア・カレは、METデビュー。
蝶々役ホイ・ヘーは、素晴らしかったです。
歌のパートが長くて大変な役!
スズキ役エリザベス・デショングも良かった。
ラスト舞台中央で、蝶々さんが花嫁衣裳を着て自害。
黒子達が蝶々さんの赤い帯から布を引き出していく様子が、血が流れ出るよう・・・

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La Traviata@Metropolitan Opera House

ヴェルディの「椿姫」を鑑賞

Opera1

Opera2

1937-49年ヴィオレッタ役ビドゥ・サヤンが着ていた衣装

Opera3

今季マイケル・メイヤーによる新演出で舞台セット、衣装が華やかに☆
指揮は、ニコラ・ルイゾッティ

Violetta: Anita Harting
Alfredo: Stephen Costello
Germont: Placido Domingo


Domingo

ヴィオレッタが高級娼婦として生き、死ぬまで
人生の真ん中にあったベッドを、舞台の中央に置き
その周りに椅子やテーブル
下手のピアノ(2幕は賭博用テーブル)も、動かさず。
照明を変化させて
プロローグの冬(瀕死のオペレッタ)から春、夏、秋 
再び最初のシーン冬に戻って
四季の移ろいで、人生のフラッシュバックを描く手法。
2幕仮面舞踏会で、妖しげなバレエシーンあり。

主役は、PBS放送で見たダムラウとフローレスの方が良く思えたけど
ジェルモン役ドミンゴは、78歳とは思えない熱演ぶり。

Domingo1

Domingo2

Portrait of Placido Domingo by Julian Schnabel

今季50周年記念で、地下ギャラリーにはこれまで演じた役の写真が展示。

Domingo4

Domingo3

2幕登場時は凄い拍手で観客に出迎えられ
アリア後、ブラボーの大喝采☆
来季はマクベス、蝶々夫人に出演予定です。

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Falstaff@Metropolitan Opera House

ヴェルディの遺作「ファルスタッフ」を鑑賞
2013/2014年シーズンと同じロバート・カーセン演出。

Falstaff

Falstaff: Ambrogio Maestri
Alice: Ailyn Perez
Mistress Quickly: Marie-Nicole Lemieux
Meg Page: Jennifer Johnson Cano
Nannetta: Golda Schultz
Fenton: Francesco Demuro
Ford: Juan Jesusu Rodriguez
Bardolfo: Keith Jameson
Pistola: Richard Bernstein


珍しいヴェルディの喜劇。ヴェルディなのに誰も死なない。
元ネタはシェークスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち」みたいだけど
舞台セットから1950年代?
ファルスタッフ役アンブロージオ・マエストリがハマリ役で
存在感(デカい!)歌唱力、演技も面白かった❢
テムズ川に投げられたり
本物の馬も出てくるし
コミカルなドタバタ劇☆

この日はオーケストラ席でも
開演前から「前の席に移動していいよ~」
とアッシャーが言うくらいの空席。
寒いと、みんな外出しない?

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La Fille du Regiment@Metropolitan Opera House

ドニゼッティの「連隊の娘」を鑑賞♬

La Fille du Regiment1

Marie: Pretty Yende
Tonio: Javier Camarena 
Sulpice: Alessandro Corbelli 
Marquise de Berkenfield: Stephanie Blythe
Duchesse de Krakenthorpe: Kathleen Turner


2008年のローラン・ペリー演出と同じ、指揮はエンリケ・マッツォーラ。
連隊に育てられた孤児マリー(実は貴族の娘)と農村の青年トニオのラブコメ
シンプルなストーリーで、全2幕と短く
ドニゼッティ好きなので楽しめました♪
プリティ・ イェンデもキャラに合ってるし
ハイライトのトニーのアリア
カマレナさんの高音の響きが素晴らしい~
指揮者がアイコンタクトして、アンコールもしてくれた

La Fille du Regiment3

意外とセリフが多いのね と思ったら
キャスリーン・ターナーが、クラッケントルプ公爵夫人役で出演!
METデビューだそう。

La Fille du Regiment2

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Adriana Lecouvreur

チレアの「アドリアーナ・ルクヴルール」を鑑賞。
2008/2009年シーズン以来、10年振りの上演だそう。
デイヴィッド・マクヴィカーによる新演出で
指揮はジャナンドレア・ノセダ。

Adriana Lecouvreur1

昔レナータ・スコットやミレッラ・フレーニが、アドリアーナ・ルクヴルールで着た衣装の展示。

Adriana Lecouvreur2

Adriana Lecouvreur: Anna Netrebko
Maurizio: Piotr Beczala
The Princess of Bouillon: Anita Rachvelishvili
Michonnet: Ambrogio Maestri
The Prince of Bouillon: Maurizio Muraro


パリに実在した女優アドリアーナ・ルクヴルールのお話。
18世紀フランスが舞台で、衣装が素敵。
(ストーリーは、嫉妬でドロドロしてるけど)
さすがの歌唱だったネトレプコは大人気。
恋人マウリツィオ役はベチャワさん
恋敵ブイヨン公妃役はラチヴェリシュヴィリ と豪華キャスト☆
全4幕、11時終演で疲れたけど。

フランチェスコ・チレアのオペラは、初めてだったけど
甘美な旋律がマスネっぽいカンジ?(イタリアオペラだけど)
3幕に劇中劇バレエ「パリの審判」があるし
好みなので、また観たいけど
あまり上演されない演目なのかしら。

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Otello@Metropolitan Opera House

ヴェルディの「オテロ」を鑑賞。2015-16シーズンに新しくなったBartlett Sher演出。

Otello1

指揮グスターボ・ドゥダメルのMETデビュー☆
Los Angeles Philharmonicの音楽監督で
37歳の若きマエストロ、地下のギャラリーに写真がありました。

Otello2

Otello: Stuart Skelton
Desdemona: Sonya Yoncheva
Iago: Zeljko Lucic
Cassio: Alexey Dolgov
Roderigo: Chad Shelton
Lodovico: James Morris


序曲がなくて、いきなりコーラスで始まる。
舞台は暗く、衣装もデスデモナ以外は暗い色彩で
暗いストーリーには合ってる?
セットは、シンプル(低予算?)で
ガラスの壁が、舞台上で移動して
建物になったり(中に階段があったり)する。

オテロ役スケルトンは、不調? と思ったら
案の定、3幕が始まる前に
マイクを持った人が舞台に登場して
「スケルトンは風邪で調子悪いけど、引き続き3幕も歌います」と・・・
(先週初日行った友人は、代役だったらしい)

イヤーゴ役ルチッチさんが、頑張ってて
デスデモナ役ヨンチェヴァさんも
情感のこもった歌唱。
肝心のドゥダメルが良かったので、よしとします。

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The Pearl Fishers@Metropolitan Opera House

METオペラ「真珠採り」を鑑賞

OPERA1

ビゼー24歳の時に作った(天才?)珠玉の作品。
登場人物が少なくて、ストーリーもシンプル。
上演時間も約2時間半と短い。(休憩1回)

あまり上演されることがなくて
前回METで上演されたのは2015-2016シーズン
その前は100年前
レパートリーとして定着するのかしら。

OPERA2

Conductor: Emmanuel Villaume
Zurga: Alexander Birch Elliott
Nadir: Javier Camarena
Leila: Pretty Yende


2010年イングリッシュ・ナショナル・オペラで初演された
Penny Woodcock演出で
舞台上で海を描く手法が見事です。
序曲では、本当に真珠とりをしているかのように見える。
ダンサーがワイヤーで宙吊りになってるのか?
海の中を潜って泳ぐ動きに合わせて
プロジェクション・マッピングで水泡を映し出し
2幕ラストでは、津波が押し寄せる。
3幕ではセットを燃やしてしまうスペクタクル

舞台は、セイロン島の漁村。
時代設定は、服装や年代型TVから現代に近い。
真珠採りの頭領に選ばれたズルガは
かつて美しい女性レイラをめぐって
争った旧友ナディールを再び仲間に迎え入れる。

巫女となったレイラは、村から災いから守るため
ベールを取らず昼夜祈り続けることを誓う。
(純潔の誓いを破ったら処刑)
彼女の声に気づいたナディールは
レイラと愛を確かめ合い
ナディールの情熱と運命の力に抗しきれないレイラ。
嫉妬と怒りに燃えるズルガは
レイラがかつて自分の命を救った少女だったことを知り・・・
愛と友情と掟と仁義に苦悩するお話。
幕切れは、ズルガが殺される演出でなくて良かった~

愛に生きるナディール役ハビエル・カマレナの1幕アリアが名旋律♪
レイラ役プリティ・イェンデも、澄み切った美声。
ズルガ役クヴィエチェンは、全幕病気で降板 となり
(11/15&17は1幕だけ歌ったよう)
代役のAlexander Birch Elliottが頑張ってました。

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Aida@Metropolitan Opera House

お友達に誘われて、久しぶりのオペラ♬

Aida1

Aida: Anna Netrebko
Amneris: Anita Rachvelishvili
Radames: Aleksandrs Antonenko
Amonasro: Quinn Kelsey
Ramfis: Dmitry Belosselskiy
The King: Ryan Speedo Green


昨年ザルツブルク音楽祭でアイーダ役デビューしたネトレプコ
METで初役、映画館ライブ上映日
と言うこともあって、満席
指揮は、ニコラ・ルイゾッティ
アムネリス役ラチヴェリシュヴィリ
ラダメス役アントネンコ、アモナスロ役ケルシー
皆さん一幕から気合入ってました。

祖国への想いと恋人への愛に葛藤するエチオピアの王女アイーダの悲劇。
ソーニャ・フリーゼル演出の人気演目で
第二幕第二場の凱旋行進曲が有名で
豪華セットが現れると、客席から拍手☆
馬が登場すると拍手☆
バレエシーンの振付は、今イチだけど
(ラトマンスキー振付は難しい?)

敵国に囚われ身分を隠して奴隷となったアイーダは
祖国エチオピアと愛するラダメスが戦うことを嘆き悲しむ。
エジプト将軍ラダメスとアイーダが愛し合うのを嫉妬する
エジプト王女アムネリス。
アイーダの父、エチオピア王アモナスロの策略にはまり
祖国を裏切ってしまうラダメス
と、それぞれの感情が複雑に入り混じる。
ドラマチックな3幕の盛り上がりが、良いですね。
歌唱はもちろん、繊細な感情表現も素晴らしかったです。

Aida2

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Norma@MET

ベッリーニの代表作「ノルマ」を鑑賞しに、Metropolitan Opera Houseへ。

Norma1

Norma2

NORMA: Angela Meade
POLLIONE: Joseph Calleja
ADALGISA: Jamie Barton
OROVESO: Matthew Rose


指揮はJoseph Colaneri
今年デヴィッド・マクヴィカーによる新演出で、全体的に暗い。

舞台は、ローマ帝国支配下のガリア地方。
ドルイド教の巫女ノルマは、政治的な決定権もあり
国を守らなければならない地位でありながら
敵であるローマ帝国将軍ポリオーネとひそかに愛し合い
子供を二人も生んでいる。

が、ポリオーネが若い巫女アダルジーザに心変わりをして
ローマに連れて帰ろうするのを知ると
嫉妬で怒るノルマ。
真実を知って身を引くアダルジーザには、優しさを見せたり
アダルジーザに2人の子供を託そうとしたり
と、ドラマ的にも、キャラ設定が難しそう!
技術的にも難しそうでなノルマ役ですが、貫禄ある歌唱だったアンジェラ・ミード。
アダルジーザ役ジェイミー・バートンとの二重唱も美しかった!
ポリオーネ役ジョセフ・カレヤは、二人に少々押され気味?

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