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A Midsummer Night's Dream@New York State Theater

今年初のバレエ、New York City Ballet冬シーズン
A Midsummer Night's Dreamを鑑賞しに、寒さにめげずLincoln Centerへ。

NYCB1

シェイクスピア原作の戯曲に基づいて、メンデルスゾーンが作曲。
1962年ジョージ・バランシン振付によりNYCB初演。
他にもプティパ版、ノイマイヤー版などがあり、ABTでもアシュトン版を今年上演します。

アシュトン版は全一幕ですが
アシュトンの2年前に、バランシンはメンデルスゾーンの他の曲を加えて全二幕に。
一幕目はシェークスピアの物語、二幕目は結婚式でディヴェルティスマン。
NYCBの付属バレエ学校SABの生徒達も、森の妖精や蝶々などで大勢出演しています。

物語は、妖精と人間のロマンティックコメディ。
妖精王オーベロンと女王タイターニアが少年をめぐって争い、仲違いに。
オーベロンは、妖精パックに命じて
瞼に垂らすと目覚めて最初に見た相手に恋する魔法の花を摘みに行かせ、いたずらを企む。
森にやって来た二組のカップル、ライサンダーとハーミア
デメトリアスとヘレナを巻き込みドタバタ劇。
さらにパックは、職人ボトムの頭をロバに変えて
タイターニアがロバの頭をかぶったボトムに恋させるように仕向ける。
オーベロンが霧を湧かせて、2組のカップルをくっつけて
パックは、ボトムを元の頭に戻して
タイターニアは、オーベロンに少年を譲って仲直り。
2組のカップルは、アマゾンの女王ヒポリタとアテネ公シーシアスと共に結婚式を挙げます。

TITANIA: Maria Kowroski
OBERON: Joaquin De Luz
PUCK: Adam Hendrickson


メンデルスゾーンの音楽が素晴らしい☆
自分でも「結婚行進曲」を弾きたくなり、帰宅後ピアノに向かいました。
サビの部分ではなく、なぜかその間の途中の旋律が好き。

圧巻だったのは、オベロン役のホアキン・デ・ルース
見事な脚捌きを魅せてくれて、思わず乗り出して観てしまいました。
細かい弦の動きによる音楽に乗って、王様らしい威厳も表現されていてブラボー!
彼が舞台に登場するたびに、会場は拍手! でした。

演技力が必要なパック役のヘンドリクソンは
おっちょこちょいの妖精キャラがいい味を出していて、楽しませてくれました。

タイターニア役のコウロスキーは、エレガント。
見せ場のタイターニアの騎士とのPDDでは、しなやかで気品たっぷり。
ロバちゃんとのPDDも楽しそうでした。
合唱の歌声も美しく、幻想的な妖精の国の雰囲気が出ていました。

アテネの森で繰り広げられる2組のカップルは
顔の表情や身体全体の表現で、ドラマを上手く演じていました。
(男性ダンサーのピンクのタイツだけは好きになれなかったが)

アマゾンの女王ヒポリタのTeresa Reichlenは、まずまずでしたが
フェッテの最後でバランスを崩してしまったのが残念~
走り回っていた白い着ぐるみ達は、犬ですよね?
尻尾がライオンちっくでしたが。

第二幕、3組の結婚式は華やかでバランシンらしさが満載。
素晴らしかったのは、ディヴェルティスマンWhelanとNealのPDD。
ド派手な技をこなす振付があるわけでもないのに
音楽を体現する踊りで、引き込まれてしまいました。
こういう踊りで、ダンサーの力量が出てしまうのかな。
Whelanって、サラ・ジェシカ・パーカーにちょっと似てる?
と思って観てたら、そういえば彼女もバレエやってたんですよね。

最後に再び妖精の国に戻り、また美しい合唱が入って
パックが空に飛び去るスペクタクルがあって、幕。

豪華絢爛な舞台セットや衣装が、幻想的で美しく
子供達もかわいらしく
コミカルに演じられるマイムでは、ところどころに笑いもおこり
楽しい演目で心が暖まりました。

NYCB2

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術