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銀しゃりや&アンリ

おいしいお米が食べたかったので、近くに住む友人と銀しゃりやでランチ♪
ららぽーと甲子園阪急3番街にもお店があります。

坪庭が見える和の空間で、まずは前菜 小鉢2品
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明石鯛の釜飯
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注文後に炊き始めるので、炊きたてがおいしい♪
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デザート
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さらにデザートを食べようってことで、すぐ近くのアンリ・シャルパンティエへ。
お友達のブログを見て、クレープシュゼットがどーしても食べたかったので
(NYではテイクアウトのクレープしか食べてないから)
付き合ってもらいました。

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子供の頃、まだ今のようにケーキ屋さんがそれほど多くなかった時代
芦屋川沿いにパティシエ・ドゥ・ミシェルというお店があり
(当時サロン・ド・テがある店はこことアンリくらいだった)
クレープシュゼットが、おいしかった思い出が。

テーブルの前までワゴンが運ばれてきて、目の前で作ってくれます♪
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グラン・マニエールを注ぐと、炎が上がり完成~

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なめらかなクレープ&オレンジのいい香り~

小川洋子の小説「ミーナの行進」にも登場します。

テーマ : 兵庫県 - ジャンル : 地域情報

グルジア国立バレエ@兵庫県芸術文化センター

びわ湖に続いて、グルジア国立バレエ公演第2弾ジゼルを鑑賞しに兵庫県芸術文化センターへ。
ニーナ(グルジア外務大臣夫人)が西宮に来てくれました♪

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芸文センターは新しい劇場なので綺麗で広く、4階席まであります。
オーケストラ席で観ましたが、METのようにフラットではなく
スロープになっているので、真ん中の席でも見やすかったです。

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ジゼルは、ニーナが1990年初来日公演で踊った演目だそう。
「アナニアシヴィリ、日本最後のジゼル」らしいので、目に焼き付けておかないと!
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ファジェーチェフ改訂版は初めて観ましたが、1幕ペザントがパドドゥでなくパ・ド・シス(男2女4)で
2幕では、ウィリが空を飛ぶスペクタクルも。舞台セットの様子は、こちら

ジゼル : ニーナ・アナニアシヴィリ
アルブレヒト : アンドレイ・ウヴァーロフ
ハンス: イラクリ・バフターゼ
ミルタ: ラリ・カンデラキ


森番の名前が、ヒラリオンでなくてハンス。
無骨な男ではなく、品があり人の良さそうな若者ってカンジ。
ジゼルのお母さんは、ロミジュリのキャピュレット卿夫人をやっていた方で
美しくて村のおばさんにはもったいない?衣装も村人にしては綺麗。

ロミオとジュリエットで吟遊詩人と道化の二役を演じて活躍したヤサウイ・メルガリーエフが
パ・ド・シスでソロを踊り、跳躍、回転しまくってました。
王子様タイプではなさそうなので、岩田さん二世ってカンジ?
パ・ド・シスの他の男性ダンサー二人も良かったです。

エレガントなウヴァーロフは、貴族役がピッタリ。ニーナと踊るのも楽しんでる様子。
背が高いのに(推定身長190cm以上?)鈍重に見えることがなく、着地も柔らかい。
演技も上手くて伸びやかな踊りで、引退が視野に入ってる(と言う噂)ようには見えません。

ニーナのジゼルは、かわいらしくしぐさも表情も可憐な少女そのもの。46歳とは思えん!
来日初日から体調は万全でなくて、怪我をした と言う噂を聞いたので
踊りは少し慎重に見えたけど、動きは柔らかで情感豊か。
あいかわらず演技は嫌味がなくて自然体。芝居もわかりやすい。

ヴァリエーションの振付は、かなり改訂されていてニーナ版?
(片足ポアント&前アティチュードで跳ねながら進むのはナシ)
でも、ピケターンのスピードと音楽との一体感は素晴らしい。
純粋にアルブレヒトを信じていたジゼルで、狂乱の場面でのショックが真に迫ってました。

コールドの衣装は色使いが華やか。こちらもかなり振付が違いました。
舞台から近い席だったので、細かいところの粗が見えてしまいましたが
まだまだ若いバレエ団なので、今後に期待。

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2幕は、舞台セット中央の遠方に教会が見えたり
ワイヤーで吊られたウィリが空を飛んだり と
いつも見慣れた静謐な夜の森とは一味違います。

見せ場であるウィリの群舞は、少々物足りなかったかな。
コールドは今ひとつなところもあったけど(美人が多い)、ソリスト陣は良くて
ミルタ役のカンデラキは、身体能力が高くて存在感があり
このバレエ団の主力ダンサーという印象。

精霊になっても人間味を感じるジゼルが、ニーナの解釈のよう。(記事
ひんやりとした冷たい雰囲気はなく、包容力があると言うか
ニーナの持つ温かい人柄そのままが舞台全体に広がっていました。
2幕でも多少振付は変えていたけど、スーブルソーやアントルシャは綺麗に跳んで
スワンレイクの時と同様、しなやかな腕の表現が素晴らしかった。
最後のパ・ド・ブレの美しさにはうっとり~

裏切られて死んだ後もアルブレヒトを愛し続け守ろうとする無垢なジゼルと呼応して
ウヴァーロフも渾身の演技。得意な役っぽく、余裕さえ感じました。
誠実なパートナーぶりで、ニーナがより美しく見えるよう完璧なサポートで
リフトの安定感が素晴らしかった。
重力を感じさせない滞空時間が長い跳躍で、動きはダイナミックなのに優雅。
ヴァリエーションの最後の倒れ方まで上品でした。
印象的だったのは、ジゼルが去ってからアルブレヒトが微笑んでいたこと。
悲しいお話なんだけど観ていてそれを感じない、愛が溢れる2幕でした。

観客を惹きつける感情表現、テクニックを超越した二人の魅力を余すことなく堪能。
びわ湖ホールでは、日本の観客ってNYに比べたら なんて静か と思ったけど
この日は「ブラボー」の声も聞こえ、カーテンコールも盛り上がりました☆

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移動しながら一日おき全幕 という過密スケジュールで大変だったと思いますが
素敵な舞台をどうもありがとう。ニーナの全幕を観るのは、これが最後になるのかな?(涙)

☆写真はこちらでどうぞ。

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)

午前中に経鼻内視鏡検査をすませた後、ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)へ。
フランク・ロイド・ライト設計の個人宅として現存する貴重な建物で
重要文化財に指定されています。
館内では、建物復元の様子を記録したビデオが鑑賞できます。
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すぐ近くの小学校に通っていたのに、実は一度も来たことがなかったという。。。
近くに住んでるといつでも行ける と思ってたら結局いつまでも行けないという典型でした。
いつの間にか迎賓館の前の道路がライト坂という名前になっていました。

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灘五郷の造り酒屋・櫻正宗の当主山邑太左衛門の依頼によりライトが設計し、大正13年に竣工。
昭和22年に淀川製鋼所が購入。現在は、ヨドコウ迎賓館として一般公開されています。

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木々が生い茂る山の斜面に、自然と調和するように建っています。

旧帝国ホテルにも使用された栃木県宇都宮市大谷町の大谷石が、外装や内装に使われています。
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柔らかく加工しやすいので、装飾に適した素材だったよう。

玄関車寄せ南側ベランダ
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外観は洋風ですが3階に畳敷きの和室もあり、雛人形の展示(4/4まで)が見られました。
京都の老舗丸平大木人形店の三代目大木平蔵が制作したもので
旧山邑邸建築主の山邑太左衛門氏が、長女雛子さんの誕生を祝ったもので
雛子さんの娘節子さんに受け継がれた後、ヨドコウ迎賓館に里帰りし
毎年雛祭りの時期に、一般公開されています。

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4階食堂からバルコニーに出ると、芦屋市街を一望できます。

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子供の頃よく遊んだ芦屋川が見えます。

残念ながら、内部は撮影禁止。写真は、こちらでどうぞ。
ライト建築の特徴である幾何学模様の直線美や銅板の装飾が見られます。
天井際に沢山の小窓が蝶番で開閉できたり、食堂の天井には夜空が見られるガラス窓があり
採光にも工夫がされていました。


おなかがすいたので、一竹でランチ。
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ジャコご飯&関西人の常食きつねうどん

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☆フランク・ロイド・ライト設計のグッゲンハイム美術館は、こちら

テーマ : 兵庫県 - ジャンル : 地域情報

八かく庵

いつもの歯医者さんに行った後、一心寺に行き
お仕事帰りの友人と梅田で待ち合わせ♪

豆腐料理が食べた~いと言う私のリクエストにより、アクティ大阪16階八かく庵へ。
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名物の出来立ておぼろとうふ  おかわり自由です。
沖縄の天然塩、梅胡麻、だし醤油をお好みでかけて戴きます。

前菜5種
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豆富と揚げ湯葉のサラダ ドレッシングもあっさりしてました。
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京とうふ藤野の豆乳

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京とうふと生湯葉の小鍋

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生麩&おとうふの田楽、季節の揚げ物

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じゃこ山椒ごはん、お味噌汁、お漬物

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甘味

少しずつ楽しめるところが女性向けかな。
低カロリーで体に優しいお料理。翌朝、胃カメラの予定だったので。。。

テーマ : 大阪食べ歩き! - ジャンル : グルメ

飛騨冬物語④

次なる観光地妻籠宿へ。重要伝統建造物保存地区の寺下を散策。
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歴史の面影を残す町並み。時代劇に出てきそうな風景です。
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郷愁を感じる宿場町。
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水車

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妻籠宿本陣 島崎藤村の母の生家 平成7年に復元
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脇本陣奥谷 島崎藤村の初恋の相手ゆふさんの嫁ぎ先。

島崎藤村「夜明け前」に開局当時の様子が描かれている妻籠郵便局にある
郵便史料館も面白かったです。

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老舗の和菓子屋さん澤田屋で、木曽伝承の栗きんとんをお土産に。


最後は、ヘブンスそのはらに行きロープウェイに乗ります。
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樹氷を見る予定でしたが、暖かくて見られず。。。
雲海と遠くに見える南アルプスの雪山が美しかったです。

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山頂に到着すると、スキー場でした。
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すべての観光を終えた後は帰路へ。2日目はお天気が今いちで雨が降りましたが
盛り沢山の旅で、日本らしい風景が沢山楽しめました☆

テーマ : 旅日記 - ジャンル : 旅行

飛騨冬物語③

朝風呂に入った後、朝食バイキング。和洋食両方揃っていましたが
クロワッサンやオムレツはアメリカでも食べられるので、和朝食をメインに戴きました。
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チェックアウト後、宮川朝市に行ったり飛騨高山の街を散策。以前にも訪れたことがあります。
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出格子が連なる小京都の古い街並み。情緒があります。
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お祭りに使われる屋台です。
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老舗の酒蔵天領を見学&試飲させて戴きました。
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こちらにもお雛様が飾られていました。
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ガン封じ寺 金錫山 地蔵寺へ。
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沢山のお地蔵さんでしたが、こちらは無事カエル地蔵
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旅の安全を祈りました。

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ランチは、飛騨牛のお弁当です。

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飛騨冬物語②

夜は、飛騨の里へ。
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飛騨高山雛祭り(4/3まで)で、土雛が飾られていました。
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暗くなると、合掌造りがライトアップされました。
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観光終了後は夕食です。
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飛騨牛のしゃぶしゃぶ&飛騨豚のすき焼き。
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食べ放題のお肉とご飯は、みんな沢山おかわりしていました。

宿泊先のホテルアソシア高山リゾート
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一服した後、露天風呂へ♪
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7階「天の湯」と5階「望の湯」は日替わりで男女入れ替わるので
一泊すれば、両方入れます。
アルプスが見える露天風呂、檜風呂、岩風呂、打たせ湯、寝湯、壷風呂など
いろんな種類が楽しめます♪

テーマ : 旅行日記 - ジャンル : 旅行

飛騨冬物語①

白川郷に行ってみたかったので、母とバス旅行「飛騨冬物語」へ

三宮を出発して、舞茸ご飯のランチ♪
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お刺身や天ぷらも付いていて、ボリュームたっぷり。

最初の観光地、和紙とうだつ(卯建)のまち美濃市へ。
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うだつは、屋根の両端を一段高くして火災の類焼を防ぐために造られた防火壁のことで
1階屋根と2階屋根の間に張り出すように設けられています。
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設置するにそれなりの費用を要するため、裕福な家しか造ることができなかったので
うだつがあがらない の語源となっています。

美濃市の目の字通り
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東西2本の通りと4つの横町からなる形が「目」の形に似ていることから目の字通りと呼ばれる。
美濃和紙あかりアート館で、和紙によるアートを鑑賞。


世界遺産白川郷へ。
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野外博物館合掌造り民家園を散策。
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荒井良造家が入口です。

敷地内には、重要文化財指定建造物が移築保存されています。
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水車小屋
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東しな家
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山茂文四郎家 唐臼小屋
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中野長治郎家を見学。囲炉裏の煙によって害虫駆除と蚕の育成を早めたそう。
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ぜんざいを戴いてあったまりました。
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お土産屋さんなどのお店もあります。
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雪解け水が流れる庄川。であい橋を渡ると、宿泊施設や茶屋がある荻町です。
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神田家和田家などが見学できます。

テーマ : 旅先での風景 - ジャンル : 旅行

東寺・東福寺・ハプスブルク展

3日続けて京都へ。芦屋ー京都まで昼特切符を買うのは基本です。
京の冬の旅 非公開文化財特別公開(3/22まで)の中から2ヶ所行きました。

近鉄東寺駅で、お友達と待ち合わせ。
京都の世界文化遺産第3弾(第1弾二条城、第2弾天龍寺
真言宗総本山、教王護国寺(きょうおうごこくじ)東寺へ。

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五重塔初層を拝観。高さ55mで木造塔としては日本一。
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883年に創建以来何度も消失再興を繰り返し、現在の塔は5代目で徳川家光が再建。

中は思ったよりも狭くて、柱や壁は彩られ当初のきらびやかさが偲ばれます。
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心柱を大日如来に見立て周囲の壇上に如来像を安置。
スタッフの方が、懐中電灯で心柱の根元を照らして下さいました。

続いて、灌頂院の小子房へ。外観と庭のみ撮影OK。
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後七日御修法(毎年正月の8日から14日までの間、天皇の安泰を祈願する儀式)を執り行う
天皇や勅使をお迎えする特別な場所です。

「勅使の間」「牡丹の間」「瓜の間」「枇杷の間」「鷲の間」「雛鶏の間」の6部屋からなり
堂本印象の襖絵が描かれています。
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5部屋は水墨画で、「勅使の間」だけ金泊地に彩色で描かれ豪華絢爛。
天皇・皇后陛下の玉座があり、御修法時に天皇の御衣を入れる唐櫃も展示。

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菊の紋が透かし彫りで入った勅使門。

講堂で21体の仏像に圧倒された後、バスに乗って
臨済宗東福寺派大本山の寺院東福寺へ。境内は広く、25の塔頭寺院があります。
寺名は、奈良の東大寺と興福寺の隆盛にあやかって双方から1字ずつもらったそう。

特別公開の退耕院へ。中は写真撮影禁止。
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退耕庵は、小野小町ゆかりのお寺だそう。本堂には小野小町100歳像が安置。

庵主だった安国寺恵瓊は、秀吉亡き後の徳川家康の台頭に不安を感じて
退耕庵内にある茶室「作夢軒」で、石田三成や宇喜多秀家と徳川討伐の謀議を行なったそう。
緊急時の隠れ場所である「忍び天井」や護衛の武士が控えた「伏侍の間」がある
ユニークな造りの茶室でした。
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全面緑の杉苔で覆われた枯山水庭園が美しかったです。

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通天橋 紅葉の季節は賑わいます。

有名な方丈八相庭園へ。
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南庭 波紋を描いた白砂が美しい。

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北庭 市松模様に配置された敷石。

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東庭 北斗七星に見立てた柱石。

東福寺から再びバスに乗り、七条通へ。ランチタイムを過ぎていたので、開いてるお店を探して
京旭屋三十三間堂店で、京ゆば舞茸そばを戴きました。
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鯖ずしで有名な朽木旭屋のお店なので、鯖ずしも忘れずに。

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京都国立博物館ハプスブルク展を鑑賞。平日だったので待ち時間はなし。

片山東熊設計の本館は、歴史を感じさせる建物です。
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正面の絵はバルトロメ・エステバン・ムリーリョの「悪魔を奈落に突き落とす大天使ミカエル」

日本とオーストリア・ハンガリー二重帝国(当時)の国交樹立140年を記念した展覧会で
600年以上ヨーロッパに君臨したハプスブルク家ゆかりの絵画と工芸品を堪能しました。
イタリア絵画、ネーデルラント絵画、ドイツ絵画、スペイン絵画と
ハプスブルクの支配領域がわかる構成になっていました。

ハプスブルク家は、結婚政策によって勢力を拡大する一方
こよなく芸術を愛するパトロンでもありました。
お抱えの宮廷画家をもち、贅をつくして描かせた肖像画や宗教画がずらりと並びます。

ベラスケスの傑作「白衣の王女マルガリータ・テレサ」と「皇太子フェリペ・プロスペロ」
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王女の肖像画がウイーンにあるのは、オーストリア・ハプスブルグ王家に嫁ぐ前
お見合い絵画として贈られたという経緯から。幼くしてレオポルト1世の花嫁と定められていました。
幼くして亡くなった皇太子には、悪霊祓いの鈴や伝染病除けのハーブ入れが付けられています。
血族結婚の繰り返しのため、後継者は生来病弱で次々早世し
女の子の方が長く生きたので、そのことにあやかって男の子にドレスを着せることが多かったそう。

デューラー、ルーベンス、ヴァン・ダイク、レンブラントなど見応えがある作品が沢山あり
日本の作品も展示されていました。
明治天皇から皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に贈られた画帖、蒔絵棚が初お里帰り公開されていて
色鮮やかな日本の風景や蒔絵棚の精密細工が美しかったです。

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中庭には、なぜかフランツ・クサファー・ヴィンターハルターの
「オーストリア皇妃エリザベート」の等身大パネルが置いてあり
隣に並んで記念撮影する人も。。。

Obyan Cafeでお茶タイム♪
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この日もいっぱい歩きました~

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天龍寺と大河内山荘

桂離宮参観の後、午後から嵐山観光へ。

まず、Musubi Cafeでランチ♪
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メイン料理、五穀米、菜食小鉢、自家製ぬか漬け、お味噌汁
食後にコーヒーも付いてきました。

渡月橋をわたって
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京都の世界文化遺産第2弾(第1弾は二条城)
天龍寺へ。
1339年後醍醐天皇の冥福祈願の為に足利尊氏が建立した臨済宗天龍寺派総本山です。
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月曜だったので雲龍図は公開されていませんでしたが、充分見応えがありました。

夢窓国師作の有名な曹源池庭園
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白砂、池、植物、借景の山、空とのバランスが見事です。
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渡り廊下や石段を歩きます。
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梅が咲いていました。
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立派な桜の木が沢山あったので、お花見シーズンはすごい人に違いない。


裏の出口から出て、竹林へ。かぐや姫が出てきそう?
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嵯峨野を代表する美しい風景です。
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ひんやりしました。2年半前の暑い夏に来た時、ここを歩いて涼めばよかった~


偶然見つけた大河内山荘へ。(絵葉書とお抹茶・お菓子付き1000円)
坂や階段、飛び石が多いので、歩きやすい靴で行くことをお勧めします。
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時代劇俳優だった大河内傳次郎が、太秦の撮影所に近いこの場所に安息を求め
30余年を費やして造った回遊式日本庭園です。

庭園の入口となる中門。
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持仏堂。撮影の合間ここで座禅を組み瞑想し庭創りに没頭したそう。(ギャラの大半を庭造りに使う)
当時長期保存が難しかったフィルムに対し、永く消えることのない美を追究したとか。
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熱心な仏教信仰者だったらしい。

茶室(滴水庵)
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山頂「月香亭」から遠くには比叡山が見え、京都を一望する景色が広がります。
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嵐峡展望台からは、山水画の様な風景。眼下には保津川の清流が見下ろせます。
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角倉了以で有名な千光寺(大悲閣)が見えます。

鮮やかな苔の絨毯。静寂で凛とした雰囲気です。
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ほぼ貸切状態で散策した後、お抹茶を戴きました♪
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役者大河内傳次郎の足跡を振り返る記念館もあります。
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単にスターの別荘 と言うものではなく
荒地を切り開き、生涯をかけてコツコツ庭造りした大河内さんの強い精神や
自然との美しい調和を感じました。

近くの野宮神社に寄って、雨が降る前に観光をすませて
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お土産の買物をして帰りました。

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