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Swan Lake@MET

ABT6週目、Swan Lakeを鑑賞。

「踊るギリシャ彫刻」と呼ばれるロベルト・ボッレが観たかったのに怪我で降板(涙)
代役発表がすぐに出ず、イライラしながら待つ間
ゴメスはロッドバルト役だったので、てっきりそれ以外のダンサーが王子役に入ると思ってたら
王子役にゴメスが入り、ロッドバルト役がサヴェリエフ に変更(涙)
でも、ゴメス&パルトのペアも素敵そう♪ だし
ベンノ役がシムキンなので(本人のFaceBookによると)楽しみにMETへ向かうと。。。。

朝出かける時にキャスト変更ないかABTのサイトで確認して出かけたのに
夜METに着いたら、Marcelo Gomes is injured and unable to dance
と書かれたサインが入口に。。。(涙)どうやらリハーサル中に怪我しちゃったようです。
ゴメスは、ボッレの怪我による代役で一週目3日連続で踊った後
毎週踊り倒して、ついに疲れが出てしまったのでしょうか?
シーズン後半になると毎年怪我人が続出するABTですが、回復をお祈りします。

ゴメスだけでなく、お目当てだったシムキンまでキャスト変更(涙)
結局プリンパルダンサーは1人だけになり
開演前からイッキにテンション&期待度が下がってしまった私。。。(失礼!)
が、結果的には満足な舞台となり
頑張って盛り上げてくれたダンサー達に拍手☆

Odette-Odile: Veronika Part
Prince Siegfried : Cory Stearns
Benno, the prince's friend : Jared Matthews
von Rothbart, an evil sorcerer : Gennadi Saveliev and Vitali Krauchenka


白鳥の湖のストーリーと見所は、こちら
SwanLake4

プロローグ ロットバルト登場、人間に化けます。
オデット姫を誘惑した後、正体を現してオデットを白鳥(人形)に変えてしまいます。
パルトの姫オーラを感じましたが
サヴェリエフのロッドバルト、人形のように?出てきた。コワっ
髭は、ない方がいいのにな。

一幕、王子成人の祝宴
ジークフリード王子デビューになったコリー君
2008年コールドから海賊コンラッド役に大抜擢されて話題になり
昨年ソリスト昇格後も、ロミオ役に抜擢され
今季はラバヤ、椿姫、ドンキ、ドリーム、眠り と主役デビューが続き
マッケンジー芸監の期待に応えようとする姿は、まるで5年前のホールバーグのよう。
若くて勢いのあるダンサーが成長していく姿を見るのも楽しい。

初々しいコリー君は、まだ少年っぽい若王子。
前に実物を見た時、ダンサー仲間の友人何人かと一緒にいても一際目立っていたので
スター性は、充分ありそう。
見た目はかわいらしいけど、踊りはエレガントです。
まだまだ結婚したくない感が出ていて、女王や家庭教師が心配するのも納得。
大柄だけどソフトな動きと所作で、演技もなかなか良かった。

ベンノ役は、マシューズ。コールドの時は注目度が高かったけど
ソリスト昇格後は、今ひとつ感があったのですが(期待度が上がったせいもあるけど)
スターンズやシムキンの活躍に刺激を受けたのか?
ここ最近また盛り返してきました!いかにも王子の悪友ってカンジで良かった。

見せ場のパドトロワは、加治屋さん、マシューズ、レーン。
これまで見たパドトロワの中で、一番良かった!
それだけにシムキンでなかったのが残念だったけど
マシューズ&加治屋さんが一緒に踊るのも観れたし
彼だからサポートが上手くて良かったのかも。
3人とも素晴らしい踊りで、特に加治屋さんの軽やかな舞い☆。
コーダの音楽・振付が好きなので、盛り上がると嬉しい。

王子が森に行ってしまうと、乾杯の踊りの後
二幕(インターミッションがないのでセット変換する音がドタドタします)
化け物版ロットバルトは、クラウチェンカ
だんだん彼の上品な化け物にも見慣れてきました。腕や指先の動きが細かい。

湖畔にオデット登場。
マリンスキー仕込みの叙情的な表現と華やかな美貌のため、熱狂的なファンもいるパルト
かなりの緊張しぃなのか、ここ一番に弱いのか
ABTに移籍後、なかなかプリンシパルに昇格しなかったけど
(3年前ガラのローズアダージオのミスが響いたのか)
ロンドン公演での評価が良く、昨年プリンシパル昇格。

王子との出会い。あまり怯えてなさそう?
あの湖は母の涙でできています。私は王女ですが悪魔の呪いで白鳥の姿にされています。
まだ他の誰にも愛を誓った事のない人が真実の愛を誓わなければ、呪いは解かれません
と嘆くマイムは、大きな肢体をたっぷり使ってわかりやすい。台詞が聞こえてきそう。
ややオーバーにも見えるので、この辺りが好みが分かれるダンサーなのかもしれないけど
長身&グラマラスな美女なので、ドラマチックな表現が似合ってます。

見せ場のアダージョでは、長い手足を生かした伸びやかな踊り
腕の表現と美しい脚のアーチが、白鳥っぽくて印象的。
大柄(推定身長175cm?)の割りには、リフトされ上手?
悲哀たっぷりのオデットで、濃い演技。
リハーサルする時間がほとんどなかったと思うけど、まずまずだったスターンズ。
リフトも昨年見た時より、ヨイショ感があまりないです。

Bond、Pavam、Milewski &Riccettoの小さな白鳥
大きな白鳥は、アブレラ&セオのアジア系コンビ
オデットのヴァリアシオンは、音楽ゆったりめ(Ormsby指揮でなくてよかった)
大白鳥なので、一つ一つのポーズに迫力があります。
コーダの音楽が始まると、あー2幕終わっちゃう と思ってしまう。
たらららーら、たらららーら、たららららら、らららららら と盛り上がります。

インターミッションの後、3幕 王子のお妃選びのための舞踏会。
パドトロワの踊りの後、ハンガリー、スペイン、イタリア、ポーランドの王女たち
お妃候補のサポーター?による各国の民俗舞踊
チャルダッシュ、スパニッシュダンス、ナポリ、マズルカ。
スペインの踊りで、ハムーディが目立ってた。帽子はない方がいいのになぁ。
お気に入りのナポリの踊りは、フィリップスサルスタインがピルエット合戦で
会場を沸かせました。このヤングマンみたいな衣装もアメリカっぽすぎる。。。

花嫁候補の王女たち&王子のワルツの後、オディ-ルを連れてロットバルト登場~
王女たちを誘惑してまわり、ソロを踊ります。
サヴェリエフはシェネも綺麗でしたが、もう少し邪気と色気がほしい。
540kickなどド派手な技もする人ですが、悪役より良い人キャラのが似合うのかなぁ。
やっぱりゴメスかホールバーグのロッドバルト~と思ってしまう。。。
まあこの二人のロッドバルトが別格なのかもしれないが。

妖艶で色っぽいオディールと若王子のグランパドドゥ。
二幕では苦悩の表情だったオデットですが
三幕のオディールは、魅惑的な微笑みで王子を誘惑。
ワガノワなのでポーズが美しいパルト。
世間知らずなおぼっちゃま王子は、コロっといかれてしまいます。無理もない。
騙されたと知った後の、嘆きの表現もよかった。

4幕(再びセットを変える音でドタドタします)
湖畔、白鳥たちの踊り。嵐と共にロットバルトが現れる。
王子とオデットの悲しみのPDD。
マッケンジー版4幕は、クライマックスなのに振付が面白くないけど
さっきのセクシーな黒鳥から、悲壮感漂う白鳥になってるパルト。
わかりやすい演じ分けで、まさに女優。
身投げシーンでは、はらはら と葉が散るように落ちていくオデット
スターンズは、オデット待って~スタイルの飛び込み。10点です☆
苦しみ方までエレガントだったクラウチェンカ。
朝日が昇ると、来世で結ばれた二人の姿が浮かび上がります。

SwanLake1

ABT版スワンレイクはエンターテイメント性が高いので、濃厚な演技のパルトとも合いますね。
急遽王子役デビューとなったコリー君、演技も細かく予想してたよりもずっと良かった。
踊り手が変わると違った印象になるので、いろんなダンサーで見たい演目です。

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術