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Romeo and Juliet@MET Vol.1

ABT最終日は昨年と同じく、今年もロミオとジュリエットでした。
R&J

ドンキに続いて、マチネ&ソワレを連チャンで鑑賞。2公演続けて観るが普通になってきた。。。
連チャンの時は変化を楽しむため、1公演は正面の席から観て
もう1公演は、座り心地の良いSide ParterreかGrand Tier Box(体力勝負なので)から観るのですが、偶然お隣のボックスにお友達が座ってました♪
*GT奇数BOXからだと1幕キスシーンと3幕ジュリエットが十字を切るシーンが見えにくいです。

ロミオとジュリエットのストーリーと見所、こちら

Rome: David Hallberg
Juliet: Natalia Osipova
Mercutio: Jared Matthews
Benvolio: Blaine Hoven
Tybalt: Patrick Ogle
Paris: Sascha Radetsky


昨年に引き続き、今年もボリショイからゲスト出演してるオシポヴァのジュリエットデビューで
劇場前には"NEED ONE TICKET"と書いたサインを出してた人も。
広いMETの客席がビッシリ埋めつくされて、人気の高さが伺えます。
相手役はホールバーグ。昨年ジゼルの相手役をして(先月の眠りも)気に入られたのか?
ホールバーグも4月ボリショイデビューして、オシポヴァが相手役でした。

ホールバーグのロミオを観るのは、4年振り。(確かロミオデビュー)
そういえば、この時マキューシオ役を演じてたヘスス・パストールって今どこで踊ってるんだろう?
昨年から急成長(ファンの贔屓目?)したホールバーグ
いろんなダンサーと踊るのを見てきたけど、ついにベストパートナーを見つけた!と思ったくらいに
オシポヴァとのケミストリーを感じました。
☆シムキン撮影による終演後の2人の写真

一幕 ヴェローナの市場
マンドリンを持ったロミオが、ロザラインの後から登場。(ロミオはロザラインに片思い)
親友マキューシオ&ベンヴォーリオも登場して、厚化粧な娼婦3人娘とつるんでいると
宿敵キャピュレット家のティボルトが現れて、ナンクセをつけてきます。
ちょっとお調子者でまっすぐなロミオ、マキューシオはマシューズ、ベンヴォーリオはホーベン
絵的にもいいカンジで、やんちゃな悪友って雰囲気の3人組。
ティボルトのPatrick Ogleは、イカつくて悪役キャラにピッタリ。
血気盛んな若者達の喧嘩を、ヴェローナを統治するエスカラス大公が鎮めて
犠牲になった男たちを並べて剣を没収し、皆に平和を誓わせます。

キャピュレット家の部屋、乳母のもとにジュリエットが駆け込んできます。
オシポヴァは5年前ボリショイNY公演で観てるはずだけど、記憶になく(当時はザハロワ人気)
テクニックの人だと思ってたので、ジュリエットをどう演じるんだろ?と思ってたけど
フェリから指導をうけたそうで溌剌とした踊り。脚は高々と上がるし、回転も速い!
初々しい14歳の少女になりきってました。
両親&貴公子パリスが部屋にやって来ても、結婚てナー二?ってカンジ。
キャピュレット夫妻は、紳士なバービーさん&妖気たっぷりのブーン。
パリス役のラディツキー、衣装があんまり似合ってないような。

キャピュレット邸前、舞踏会のゲストが次々とやって来る。
ロザラインに会いたいロミオも現れて、ベンヴォーリオ、マキューシオと悪がきトリオの踊り。
揃っていてカッコ良かった☆(3人並んで踊るとプリンシパルとの差がハッキリわかってしまうけど)
期待を胸に舞踏会に入っていく3人。

場面変わって舞台がパッと明るくなり、華やかな舞踏会の始まり~
あの荘厳な旋律にのって、皆が踊り出します。
3人組も階段上から登場。ジュリエットが登場してパリスとPDD。
マスク越しにジュリエットの動きを目で追うロミオ。
ジュリエットと鉢合わせし、固まって見つめ合う2人。
あんな風にロミオに見つめられたら、そりゃあ恋に落ちるでしょう~
ジュリエットのマンドリン演奏&友人達の踊り。それに加わるロミオ。
そしてジュリエットの踊り。二人の雰囲気に気がつくティボルト。
マシューズの踊りは、全体通してちょっと重たく見えたけど(彼ならもっと踊れるはず!)
あまり調子がよくなかったのかな?演技面は良かったけど。
ホーベンの方が踊りにキレがありました。彼のマキューシオも見たいなあ。

誰もいない広間にいるジュリエット。ロミオがやってきて仮面を外しハンサムな顔を見せてPDD。
楽しく踊っているところにティボルトがやって来て、ロミオの正体がバレてしまい
モンタギュー家の息子と知って、ショックを受けるジュリエット。
宴が終わりゲストを見送った後

名場面バルコニーPDD、感動ものでした☆
カーテンが揺らめいて、ジュリエットがバルコニーへ出ていき
初恋の人の身分を知って、思いめぐらします。
そこへ不気味な音と共にロミオ登場。マント姿で颯爽と駆け込んで来るのがカッコいい~
お決まりのバルコニー越しに手を伸ばし合い、ジュリエットが階段をかけ降りてきます。
若さと疾走感あふれるホールバーグの踊り。まさに風を感じる。
悪友とふざけたりロザラインに憧れたり、ジュリエットと運命的な出会いから恋に落ちていく様子が
素直に伝わってきてロミオそのもの。
4年前見た時は今いち(私には)ピンとこなかったロミオ役が、ハマリ役になりました!

オシポヴァのジュリエットも初々しい少女で、物語からそのまま出てきたよう。
背骨があるのか?と思わせる背中の反り具合。ポーズの美しいこと!
マクミラン独特のアクロバティックなリフトの連続で、息つく暇もない振付だけど
2人の相性の良さが充分にわかって、オシポヴァも安心して身をあずけているよう。
初恋の幸福感がガンガン伝わってきて、観ている方も 永遠に時が止まれば と思ってしまうほど
エモーショナルだった2人。恋っていいなー 
この場面が幸せで生きる喜びに溢れるほど、3幕の死 とのコントラストが効果的に。
キス・シーンの後、ジュリエットはバルコニーに駆け上がり
再びバルコニー越しに手を伸ばし合って、拍手喝采で一幕終了。

二幕、市場
いつものように娼婦達とチャラける気分になれず、ジュリエットを思って陶酔するロミオ。
通り過ぎる結婚式を見て、自分の結婚を思い描きます。
マキューシオとマンドリン隊の楽しい踊りの後
ロミオに手紙を届けに来た乳母を、悪ガキ3人組がからかいます。
結婚を承諾したジュリエットからの手紙を読んで満面の笑顔になったロミオは
ロレンス神父のもとへ走り去ります。
ジュリエットと極秘結婚(早っ!)嬉しそうな二人♪
神父は、抗争を繰り返す両家がこれを機に和解するよう期待します。

場面は再び市場に戻り、いつものようにHarlotsと踊るベンヴォーリオとマキューシオ。
(ロミオは結婚中でいない)
気が荒いティボルトがマキューシオに喧嘩を売ってきたところで、ロミオ登場。
仲裁に入ろうとするも二人の決闘が真剣になり、マキューシオが刺されてしまいます。。。
マシューズは、ちょっとエレガント路線?
そういえば、マキューシオってエスカラス大公の親戚でしたっけ?
マジ切れしたロミオは剣を手に取り、ティボルトと激しい戦い。めちゃ迫力ありました。
ジュリエットと結婚したばかりなのに、ティボルトを殺してしまうロミオ。。。
キャピュレット夫人が愛人ティボルトにすがって嘆き悲しみ、二幕終了。

三幕、ジュリエットの寝室で迎える夜明け。寝ている姿も美しいホールバーグ(痛いファン)
ヴェローナから追放されるロミオと目を覚ましたジュリエットの切ないPDD
ジュリエットの行かないで!という心の叫びが痛いほど伝わってきます。
最後のキスをした後、窓から去っていくロミオ。一人とり残されて呆然とするジュリエット。
新婚の夫と引き裂かれて悲嘆にくれるも、ティボルトを亡くして悲しんでる と思い込む両親は
大公の親戚パリスとの結婚を命じます。
ロレンス神父の忠告通り、渋々結婚を承諾するふりをしておいて
勇気をふりしぼって神父からもらった仮死の薬を飲みほします。
友人、乳母、両親が、ベッドで息絶えたジュリエットを見て彼女の死を悲しみ
ジュリエットは、キャピュレット家の霊廟に安置されます。

昔見た時は、神父がロミオ宛に手紙を書くシーンがあったと思ったんだけど?
神父は仮死から甦ったジュリエットとロミオを一緒にさせる予定だったけど、ロミオには伝わらず
ジュリエットの死を知り、後追い自殺する決意で(毒薬持参)ヴェローナへ。
ジュリエットの死を悼むパリスは、修道僧にまぎれて入り込んだロミオに気がつき
ロミオを刺そうとしますが、反対にロミオがパリスを殺してしまいます。殺し方が熱い。

墓場のPDDでは、全身で嘆き叫ぶロミオ。
ジュリエットの死体(と思い込んでる)を抱き起こし、床を引きずり引っ張ってまた抱きしめる。
そして、自分も愛するジュリエットのもとへ と毒薬を飲みほして倒れます。
一瞬、間がありジュリエットの目覚めの音楽。
パリスが死んでるのを見て驚いて走る去ると、そこにも遺体が(ティボルト?)
怯えて台のほうに戻ると、愛するロミオが倒れてます。
死んでるロミオを見て絶望で嘆き悲しんだ後、覚悟を決めて短剣を手に取りグサリ!
ロミオを見つけて死を決意して刺すまでの展開が、ちょっと早かったかな?
寝台の上をつたってにじり寄り、ロミオに触れて息絶えて幕。
オシポヴァは最後ロミオに触ってたけど、個人的にはギリギリとどかないのが切なくて好き。
1幕バルコニー越しに手を伸ばし合うシーンが伏線になってると思うから。
2人倒れたままの状態で幕が開き、もう一度幕が開くと2人が一緒に佇んでいました。

Hallberg1

スワンレイクでは、チャイコフスキーの名曲が。。。だったオケだけど
この日はいつも音をはずす(失礼!)演奏者がいなかったのか?
プロコフィエフ難しいと思うんだけど、実は得意だったのか?(去年そうでもなかったけど)
満席だとオケの皆さんも気合が入ったのか、珍しくいつもより良い演奏に思えた。

若くて純粋な恋と悲劇を演じた2人、カーテンコールでは拍手喝采☆
Hallberg2
素晴らしいデビューとなったオシポヴァ、また来年もABTに来てぜひ2人で踊ってほしい!

ラブロフスキー版と比べて、改めてマクミラン版を観るとドラマ性があり
臨場感のある音楽と融合した振付で、回数を重ねて見るたびに心が揺さぶられます。
踊り手によって異なるアドリブや細かい演技の違いも楽しめる演目です。

☆NY Timesの記事はこちら

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術