'wichcraft@David Rubenstein Atrium

マンハッタンにいくつか店舗がある'wichcraftのサンドイッチ
wichcraft.jpg
David Rubenstein Atriumにて。

wichcraft
3-6時までコーヒー半額。

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マリインスキー「春の祭典」100周年記念公演中継

1913年5月29日パリのシャンゼリゼ劇場で
ニジンスキー振付ストラヴィンスキー作曲「春の祭典」が初演されて100周年。

マリインスキーがニジンスキー振付(ミリセント・ホドソン蘇演)版と
新作サシャ・ヴァルツ振付「春の祭典」を5/29に上演、ARTEのサイトで生中継。
指揮はもちろんゲルギエフ。

http://liveweb.arte.tv/fr/video/centenaire_du_Sacre_du_Printemps_Theatre_des_Champs_elysees_mariinsky_Nijinsky_sasha_waltz/

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Don Quixote

ABT3週目の演目は「ドン・キホーテ」、オシポワ&ワシリエフがお目当てです。
DonQ1
ストーリーは、こちら

Don Quixote: Roman Zhurbin
Sancho Panza: Julio Bragado-Young
Kitri: Natalia Osipova
Basilio, a poor barber: Ivan Vasiliev
Gamache, a rich nobleman: Alexei Agoudine
Lorenzo, Kitri's father: Roddy Doble
Mercedes, a street dancer: Simone Messmer
Espada, a famous matador: Alexandre Hammoudi
Flower Girls: Skylar Brandt & Luciana Paris
Gypsy Couple: Adrienne Schulte & Joseph Phillips
Queen of the Dryads: Misty Copeland
Amour: Sarah Lane


賛否両論はあるものの、めったにお目にかかれないサーカス?ドンキ。
ボリショイ時代からオシポワ&ワシリエフの18番で、日本を含めて世界中で踊っている二人。
体育系のノリで曲芸のようですが、一見の価値はあるかも?
ある意味凄いものを見させて戴きました。
ただ、何度も繰り返し見たいかどうかは微妙。。。
全幕見たら、おなかいっぱい状態でした。

オシポワの跳躍系のバネと回転力、男並みのスタミナ・体力は驚異的。
ドンキなので、顔芸も気にならないし(笑)
ワッショイ系で威勢がよいんだけど、個人的にはかわいいキトリの方が好み。
1幕バリエーションではバッタのように飛び跳ね、竜巻のような超高速回転。
どんなスピードにも対応できる身体能力のオシポワは
常に巻いて巻いて巻いて巻いて~ と緩むことがないので
あまり音楽性が感じられない踊り。もう少し休符や緩急があっても良いかも。

Symphony in Cで観た時は、スタイルが悪くなった?と思ったワシリエフ。
ちょっと体が重たくなったのか、以前の方が浮遊感のある跳躍で高さも勢いもあったような気が。
それでもじゅうぶん高いので、ヤンヤの喝采を浴びていましたが。
ベタ&ドヤなオッシーワッシー・オンステージで
2人だけがちょっと浮いてしまっていたような。。。

片手リフトは余裕で、片足まで上げても鉄板のバランス。
osipova&vasiliev
Photo by Mary Cargill 
espada
エスパーダ役アムーディ

昨年ソリストに昇格したアムーディは、エレガントなエスパーダ。
マントさばきは、もっと大きく見せてほしい。
メルセデスは、メスマーが色っぽく演じて良かった。
森の女王は、コープランド。あれ?
メルセデスと森の女王って一人二役になったと思うけど、また別の人が演じるようになったの?
コープランドは、もう怪我はよくなったのかな?
土曜ミスしたらしいイタリアンフェッテをこの日は無事成功。
キューピット役のレーンがかわいくて適役♪
フラワー・ガールのSkylar Brandtは、好印象。

オシポワは怪我が完治していないのか
端の席からだと、舞台袖にはけて行った時に足を引きずっていたのが見えたけど
それを感じさせない踊りで
二人して跳ぶわ回るわ と超絶技巧のスゴ技がてんこ盛り。
2幕居酒屋の飛び込みダイブも、ダイナミックで息がピッタリ。
勢いよくゴム毬のように弾けるオシポワを、公私共にパートナーのワシリエフが受け止める。

3幕PDDも、ガラ公演のような盛り上がり。
バジルとキトリと言うより、オシポワとワシリエフでした。
ドンキだから情緒的なものは期待してなかったけど、もう少しエレガントさがあれば。
正直アクロバティックすぎて、バレエ(芸術)を観たカンジはしなかったかな。
ただ、二人のエネルギーは存分に感じられた熱い舞台でした。
DonQ2

DonQ5

DonQ4

帰りの地下鉄で、ジプシーリードを踊ったフィリップスが隣の席に。
Joseph Phillips
Sleeping Beautyでオーロラ姫を踊っていたアナ・ソフィア・シェラーと一緒でした。

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United Enemies@Doris C. Freedman Plaza

Thomas SchütteさんのPublic Art(8/25まで)
UnitedEnemies.jpg

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ABA

ABAでブランチ
ABA2
MENEMEN というオムレツ、スクランブルエッグっぽかった。

ABA1
Turkish Teaと。

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A Month in the Country@MET Vol.2

マチネとは違う席から、ソワレを鑑賞。ABT初演のファーストキャストです。
Kent
Photo by Mary Cargill
Month in the Country2
椿姫オネーギンに続いて、化学作用を起こしていたケント&ボッレ 

Natalia Petrovna: Julie Kent
Beliaev: Roberto Bolle
Yslaev: Victor Barbee
Kolia: Daniil Simkin
Vera: Gemma Bond
Rakitin: Jared Matthews
Katia: Stella Abrera
Matvei: Sterling Baca


ツルゲーネフの原作はもっと登場人物が多くて、お話も複雑ですが
アシュトンは、ナタリアとベリャーエフの恋に焦点をおいて短くしています。
人妻の恋の話だけど、夫のイスラーエフは蚊帳の外で
なぜか夫の親友で同居人ラキーチンとの絡みの方が多い。
ラキーチンは、ポーリーヌ・ヴィアルドの崇拝者だったツルゲーネフ自身の投影らしい?

ケントは登場シーンからオーラがあり、上流階級マダムの気品と佇まい。
夫を愛しているものの、それだけでは満ち足りず
自分に思いを寄せるマシューズ演じるラキーチンをからかう様子。
イスラーエフは、私生活でもケントの夫のバービーさん。存在感があります。

童顔のシムキンは、見た目からコーリャ役がピッタリ。
ボール遊びの踊りは、振付を見た時シムキンに似合いそう と思った通りブラボー☆
伸びやかで、アクセントの付け方も良かった。

ベリャーエフ役ボッレは髭があまり似合ってなくて、チョイ悪風に見える?
端正な踊りで魅力的、女性登場人物全員が彼に恋してしまうのも納得。

オルガ役も良かったヴェーラ演じるボンドの演技、好きかも。
ロイヤル出身だけあって、多感な10代の少女を上手く演じて
一目惚れしたベリャーエフにまとわりついたり
不倫を目撃して、感情を爆発させる演技も良かったです。

ハイライトは、ナタリアとベリャーエフの甘美なPDD☆
ショパンの叙情的な音楽と合った振付が官能的。
サポートが上手いボッレ、流れるようなリフトが美しい。
相性ピッタリの二人は顔や手の角度、細部まで綺麗に見せていました。
ケントは女心の変化や葛藤を丁寧に演じて、重力を感じさせない踊り。
ヴェーラに取り繕う演技も、貴婦人らしい余裕が伺えました。
ラストシーンの手に取った花を最後に落とす余韻も良かったです。

短編小説を視覚化したような作品で、舞台セットも好み。
ABTではアシュトン振付作品は、「Sylvia」や「The Dream」がよく上演されるけど
この作品も再演してほしいなー
あと、「マルグリットとアルマン」も上演希望!
Month in the Country4
ロマンチックな小説を読んでいるようで、素晴らしい出来でした!
Kent&Bolle


Drink to Me Only With Thine Eyes

Drink to Me Only With Thine Eyes1
昨年秋公演でも上演された演目。マチネではジョセフ・ゴラックしか印象に残らなかったけど
ソワレのキャストは、良かったです。


Symphony in C

First Movement: Paloma Herrera, James Whiteside
Second Movement: Veronika Part, Cory Stearns
Third Movement: Xiomara Reyes, Ivan Vasiliev
Fourth Movement: Sarah Lane, Sascha Radetsky

Symphony in C3
こちらはマチネの方が良かった。コルネオが怪我で降板、マチネと連チャンでワシリエフが踊っていた。

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A Month in the Country@MET Vol.1

ABT2週目は、ミックスプログラム。
ツルゲーネフの戯曲「村のひと月」を基に、アシュトン振付「田園の出来事」を鑑賞。
昨年ガラで、タラマ・ロホとフェデリコ・ボネッリがPDDが良かったので
見てみたかった作品。
1976年ロイヤルオペラハウスで初演、ABT初演はこの日の前日。
19世紀ロシア貴族の別荘を舞台にした1幕バレエで、音楽はショパン。
Month in the Country1
Photo by Mary Cargill
Seo&Hallberg
裕福な人妻ナタリアと息子コーリャの家庭教師ベリャーエフのひと夏のほろ苦い恋。

Natalia Petrovna: Hee Seo
Beliaev: David Hallberg
Yslaev: Roman Zhurbin
Kolia: Arron Scott
Vera: Sarah Lane
Rakitin: Roddy Doble
Katia: Simone Messmer
Matvei: Sem Sjouke


幕が上がるとイスラーエフ家の居間。美しい舞台美術に観客が拍手☆
音楽は、ドン・ジョヴァンニの主題による変奏曲Op. 2
奥行きがあるセットで、上手ソファに座るナタリアにラキーチン(夫の親友で同居人)が本を読む。
上手奥で養女ヴェーラがピアノの練習(本物の演奏はオケピットでピアニストが弾く)
下手で新聞を読むイスラーエフ、下手奥で息子コーリャが勉強中。
メイドのカーチャがイスラーエフを呼びに来て出かける。

セオ演じるナタリアのソロ。エレガントな白い衣装でアシュトンの細かいステップを刻みます。
夫とは年が離れた若奥様 って雰囲気。
昨年プリンシパルになったばかりなので、先週観たポリーナやイリーナ
ディアナほどのオーラが、まだ感じらないかなぁ。
人妻役を演じるには、少々色気が足りないかも?
カーチャ役メスマーの方がマダムっぽい。

ナタリアに続いて、養女ヴェーラのソロ。これまた細かいステップでターンも多い。
レーンが見慣れない金髪のカツラで、最初誰だかわからなかった。
カーチャとイスラーエフが戻って、みんなを巻き込んで鍵束探し。
ナタリアが見つけて一件落着。イスラーエフは老け役専門のズルビンが好演。

Works & Process@the Guggenheimで踊っていたスコットが、コーリャのソロ。
熊哲がローゼンヌ受賞時に踊っていたボール遊びの踊り。
よく出来た見応えのある振付です。

カーテンが揺らめくと、コーリャの家庭教師ベリャーエフ役Davidが登場~
ハンサムなベリャーエフを見て、ハッとするナタリアとヴェーラ。
Davidはルノワールの絵画に出てくるような美しさ☆
髭メイクが、ちょっとプレイボーイ風に見える?
パジャマのような衣装がダサいけど、身分の違いを表わしたかったのでしょうか。

凧を持って走り回るコーリャは、ヴェーラと外へ。
ベリャーエフのエレガントなソロ。
ひそかにナタリアに思いを寄せるラキーチンは、面白くなさそうな顔で立ち去る。
ナタリヤとベリャーエフのPDDになり、倦怠感を感じていたナタリアは幸せなそうに踊る。
ヴェーラがやって来て、ヴェーラとベリャーエフのPDDに。
戻ってきたコーリャの見せ場のソロの後、ユニゾンの振付で4人楽しそうに踊る。

ベリャーエフが子供達と外に行き、一人残されたナタリアは自分の恋心に戸惑い
少女のようにベリャーエフを想う。
動揺するナタリアを、ラキーチンがなだめて踊る。
グレーミン公爵役に続く老け役ドーブルは、好印象。

様子がおかしいナタリアを見て、ラキーチンとの仲を誤解するイスラーエフ。
夫の顔を見て逃げ出すナタリア。イスラーエフにすべてを話せないラキーチン。
凧揚げで遊ぶコーリャが居間で元気に走り回って、再び外へ。
唯一ピュアなキャラで、かわいい。

誰もいない部屋に、恋にときめくヴェーラが駆け込んで来る。
やって来たベリャーエフの手を取り、ポーランド民謡による大幻想曲(Op. 13)でPDDに。
この振付いいですねー初恋ってカンジ
ひたむきに想いをぶつける純真なヴェーラに、優しく接するベリャーエフ。
惚れてしまうのも無理もない?
ヴェーラがベリャーエフに抱きついた時、ナタリアが現れる。
二人の様子を見たナタリアは、ベリャーエフを非難して
養母としてヴェーラを叱り、嫉妬から頬を叩いてしまい自分でもうろたえる。
泣きながら走り去るヴェーラとぶつかったラキーチンが
ナタリアを落ち着かせようと(ちょっとだけ踊って)外へ連れ出す。

誰もいなくなった居間にベリャーエフが戻ると、カーチャとマトヴェイが現れる。
マトヴェイにつれなくするカーチャ、ベリャーエフに摘みたての苺を勧めて二人で陽気に踊る。
みんなからモテモテのベリャーエフ。女性全員相手に踊るハードな役ですね。
ご機嫌なカーチャは、踊り終わるとベリャーエフの口に苺を入れて去って行く。

一人になったベリャーエフが思い悩んだように踊る。ベリャーエフ役、踊りっぱなし。
ナタリアのショールを抱きしめていると、彼女が現れ摘んできた花をベリャーエフの胸につける。
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ(Op. 22)で、しっとりとPDD
白い衣装とショパンが、ノイマイヤー「椿姫」2幕っぽいけど
こちらの方が先に振付けられたので、ノイマイヤーが影響を受けたのかな。
自分が抑えられないナタリア、でも踊りは優雅。

二人が抱き合っているのをヴェーラが見てしまう。ドラマです!
嫉妬で逆上したヴェーラは二人を引き離して、みんなを呼んで不倫を目撃した と言う。
が、その場を取り繕うナタリア。鈍感なイスラーエフは妻を信じることに。
泣きながら部屋を出て行くヴェーラ。

平穏だったイスラーエフ家が、ベリャーエフの登場で思わぬ事に。
ナタリアが摘んだ花がベリャーエフの胸に飾られているのを見たラキーチンは
「私はこの家を出ていくが、君もこの家を出るべきでは」とベリャーエフに言う。
ベリャーエフはラキーチンに同意して、支度をし(帽子も似合うDavid)出て行く。
驚いたコーリャが、ベリャーエフに取りすがるも、ナタリアに別れの挨拶もせず去って行く。
何が起こったのかわからないイスラーエフ。
(たぶんラキーチンが出ていくので妻が悲しんでいると誤解したまま?)

ベリャーエフが出て行く外を眺め、悲しむナタリアのソロ。
リボンを持って踊るところが、「リーズの結婚」を思い出させる。
カーテンが揺らめいてベリャーエフが戻って来た!椅子にもたれて泣くナタリアは気づかない。
ナタリアのリボンにそっとキスするベリャーエフ。切なさが伝わってきます。
もらった花を胸からはずして、彼女の足元に置いて立ち去ります。
最後に、さよなら を言いたかったのね。
気配を感じたナタリアは花を拾って、去って行ったベリャーエフに手を伸ばす。
を落としたナタリアが、一人居間に立ち尽くして幕。
セオの踊りは良かったけど、サラッとした演技で
倦怠した人妻の憂いや焦燥感が、もう少し感じられてもよかったかも。  
David1
モテ男ベリャーエフがハマリ役だったDavid
David4
ロシア文学物&ショパンが好きな私のツボにはまった作品。
David6


Symphony in C

First Movement: Stella Abrera, Eric Tamm
Second Movement: Polina Semionova, Marcelo Gomes
Third Movement: Natalia Osipova, Ivan Vasiliev
Fourth Movement: Simone Messmer, Jared Matthews


ビゼーの交響曲第1番にバランシンが振付けた抽象バレエ。
1947年パリオペラ座初演、ABT初演は2001年。
4つの楽章にそれぞれ男女プリンシパル、ソリスト2組、女性アンサンブルが踊る。
第4楽章からの盛り上がりがいいですね。これでもか と続くバランシンの容赦ない振付。
Symphony in C1
豪華キャストで盛り上がりました♪
Symphony in C2

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Bar Boulud

Bar Bouludでプレシアターディナー まずはワインで乾杯
Bar Boulud1
complimentary cheese puff breads

SOUPE A L’AIL NOUVEAU
Bar Boulud2
spring garlic-potato soup

PATE GRAND MÈRE
Bar Boulud3
fine country pate, chicken liver, pork and cognac

DUCK CONFIT
Bar Boulud4

STRAWBERRY CHOUX
Bar Boulud5

CHERRY JUBILÉE
Bar Boulud6


★オマケ★
David Hallberg1
偶然お隣のテーブルに、Davidが食事しにやって来た
David Hallberg2
写真撮影させてもらいました

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Onegin@MET Vol.3

オネーギン最終日、昨年見逃したヴィシニョーワ&ゴメス。月曜なのにかなり席が埋まってた。
Diana5
Photo by Gene Schiavone
Diana6

Eugene Onegin: Marcelo Gomes
Tatiana: Diana Vishneva
Olga: Isabella Boylston
Lensky: Jared Matthews
Prince Gremin: James Whiteside


同じ演目でも演技や役作りがそれぞれ異なるので、キャストが違うと全く違ったバレエになりますね。
振付やストーリーさえ違うように見えて、興味深い。ある意味面白かった。

1幕、タチアナが最初に登場した時に、垢抜けない田舎娘の雰囲気がほしいんだけど
(3幕との対比で)
ヴィシニョーワには、地味な文学少女の風情があまり感じられず。
シャイな演技も悪くはなかったけど、オーラがどうしても隠せなくて
オルガ役ボイルストンよりも目立って見えてしまう。

ゴメスは予想通り原作のイメージとは違う役作り。イヤな男キャラで来た!
演技は、最初から最後まで濃い。
カッコいい衣装だけど、Davidやコリー君と比べると見栄えは今ひとつ。
ゴメスが一番似合うのは、上半身裸かランニング&黒タイツだと思うので。(褒めてます)
遊びつくし世間に飽き飽きしたオネーギンの厭世的はよく出てました。

レンスキー役は、マシューズ。昨年よりもさらに良くなっていた!
明るく健康的なカップルで、ボイルストンはターンの手のつけ方が好みでないけど
伸びやかで自然体、キャラに合った溌剌とした踊り。

オネーギンに恋焦がれ寝つけないタチアナ。
乳母とのやりとりでは、コミカルな演技や笑いはナシ。
ヴィシニョーワを美しく見せるサポート力は世界一のゴメス。
鏡のPDDでは、汗だくでまさに黒子のよう。
ただこのシーンはタチアナの一方的な幻想なので、笑顔が見たい。
夢の中の憧れのオネーギン というカンジがあまりしなかったかな。
ヴィシニョーワも、初恋にしては色っぽい?
超難易度のリフトの連続でも、流れるようで一挙一動が美しく
疾走感とクランコのダイナミズムが感じられたのは素晴らしかったです。
が、PDDの後、鏡に映ったダンサーが無表情(怒)恋心いっぱいの表情を見せないと~
土曜の鏡の中のダンサーの表情が素晴らしかっただけに、比べてしまった。
あと鏡に戻るオネーギンの振りが、やたらオーバー(笑)

2幕、無残に恋心を打ち砕かれるタチアナ。
原作では「君を妹のように思っているが私は結婚に向かない男。」とやんわり拒絶するけど
バレエではドラマチックに見せるため、手紙を破く演出で
ゴメス演じるオネーギンは憎々しく、観ていて腹が立つほど意地悪。
手紙を取り出すところから、馬鹿にしたような笑いで
返される手紙を受け取らないタチアナを怒る表情も怖いし
追いうちをかけるようビリビリに手紙を破く。

オネーギンは、気まずさからレンスキーにヤツ当たりするんだけど
グレーミン公爵とタチアナが踊り始めたのを見て、モヤモヤした気分になり
タチアナの困った表情見たさもあって、オルガと踊りまくったのかなぁ。
妹とイチャつかれて、恐る恐る近づくタチアナ(風が舞うようなターン!)
机をバンって叩かれ拒否されてかわいそう。

再びオルガを横から奪うオネーギン、笑顔で楽しそうに踊る。
レンスキーが頭にくるのも無理はない。
恋人同士だった二人が、オネーギンの行為によって壊されていく悲劇。
純真なレンスキーの怒りが、決闘を申し込むほどに。
オネーギンのはたかれっぷりが、これまたオーバーでよろけて床に倒れるほど。
ちなみに、当時の身分ある男性の間で決闘は珍しいことではなかったよう。

マントを着て決闘に赴くオネーギン、自分のとった行為を悔いて銃を手にする。
決闘前レンスキーのソロ、マシューズの踊りが良かった。
オネーギンとの友情、オルガとの明るい未来、傷つけられたプライド、この世への未練など
いろんな感情が交差するような感情表現。
決闘でレンスキーが倒れて、オルガは号泣。
タチアナは嘆くよりも、責めるようにオネーギンを見つめる。

3幕、レンスキーを失った後どれだけ苦しんだのか と思うほどオネーギンの憔悴ぶり。
再会したタチアナが見違えるほど、美しく輝いていて
自分の人生も輝きが取り戻せるかも と思ったのかなー

タチアナには公爵夫人の風格が漂い、立場が逆転したかのような2人。
グルーミン公爵役は、昨年ボストンバレエから移籍してきたJames Whiteside
夫妻のパドドゥ、裕福そうだけどタチアナは幸せなんだろうか。

最終場、オネーギンからの手紙を持ってうろたえるタチアナ。
オネーギンは紗幕の向こう側で行ったり来たり、舞台を大きく使うゴメス。
タチアナに情けないほど激しく取りすがる。
思い出の中で自分を傷つけた男が、振り切っても迫ってくる。
ヴィシニョーワは、タチアナ と言うよりもアンナ・カレー二ナっぽく見えたけど
テクニック面では素晴らしかった二人。軽やかで美しく(綺麗すぎたかも)
背中のしなり、高速ターン、音楽とのシンクロ、難しそうなリフトを易々と決めて
見事なパートナーシップで完璧でした!
表現面は私好みではなかったけど(ジゼルは好み)
テクニック面ではダントツだった二人。来年の「マノン」も、かなり期待できそう
Diana2
ヴィシニョーワは、7月ボリショイの「オネーギン」でもゲスト出演するよう。
Diana3

Diana4

3公演鑑賞後、しばらく頭の中でオネーギンの演奏がとまらなかった。。。
サンフランシスコバレエのYuri Possokhov振付「フランチェスカ・ダ・リミニ」や
来年ノイマイヤーが振付けるハンブルク・バレエ「タチアナ」も見てみたい。

☆カーテンコールは、こちらこちら

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Onegin@MET Vol.2

マチネとは違う席から、ソワレを鑑賞。イリーナの引退公演です(涙)
マックスも娘ちゃんとParterreから観てました。
イリーナ&マックス夫妻のジゼルとスワンレイクが大好きでしたが
昨年ガラが、METで二人が踊る最後 となりました。。。
Onegin8

Eugene Onegin: Cory Stearns
Tatiana: Irina Dvorovenko
Olga: Gemma Bond
Lensky: Blaine Hoven
Prince Gremin: Vitali Krauchenka


主役二人は昨年も観たペアでしたが、コリー君が演技も踊りも上手くなっていた!
オネーギン・デビュー公演から回数を重ねて、さすがに4公演目だと随分こなれて好印象。
イリーナ最後なので、頑張って盛り上げてくれましたー
群舞も、マチネより良かったです。

1幕、セットやオネーギン以外の登場人物は明るい色合い。
オネーギンだけ黒の衣装で、独り浮いた存在。孤独さや心の鬱屈が感じられるコリー君の演技。
物静かな本の虫タチアナを演じるには、イリーナは美人過ぎるけど
パドプレが夢見る少女ってカンジ。踊りも柔らかい。
乳母とのかけあいもコミカルで、笑いを誘う演技。

レンスキー役は、昨年怪我で降板したホーベンがやっと見られた。
ジェンマ・ボンドは、ロイヤルバレエ時代にオルガ役を演じたことがあるよう。
愛し合っている若い恋人ってカンジで、タチアナ&オネーギンと対照的なのが見所です。

鏡のPDDは、若干テンポ遅めの演奏でしっとりと。
オネーギンと出会って少女から大人へ、戸惑いから喜びへと変化していく様が見事。
鏡の中のタチアナを演じていた女性ダンサーの笑顔も素晴らしく
PDDの後、初恋の高揚感が表現されていて良かった。

2幕 恋する乙女タチアナはオネーギンが自分の想いに応えてくれるものと信じている。
対するオネーギン、都会暮らしに飽きて田舎で気晴らしてると
年の離れたウブな少女から重い手紙を受け取り、イライラが隠せない様子。
断るしかなく、その方が彼女のためでもある。

手紙を破った後、モヤモヤした気分になったオネーギン。
田舎の舞踏会が楽しめず、こんなところに連れてきた親友レンスキーを逆恨み
彼の恋人オルガと踊りまくると
純粋なレンスキーが嫉妬心を燃え上がらせて、決闘することになってしまう。。。

決闘前「本当にやるのか?」と連続ピルエット、コリー君の激情の表現が良かった。
決闘後に、冷めた目でオネーギンを見ていたタチアナが印象深い。
一方のオネーギンは、レンスキーに決闘を突きつけらてから殺してしまうまで
苦悩と後悔で何でこんなことになってしまったのか という嘆き。

3幕、たった一人の友人を自らの手で殺してしまったオネーギンは放浪の旅に出た後
ロシアに戻り、サンクトペテルブルクでグレーミン公爵の舞踏会へ。
決闘の日に全てを失ってレンスキーの亡霊に苦しみ、重たい空気を漂わせて登場。
対するタチアナは、華やかなドレスに身を包んだ公爵夫人に。
地味な田舎娘から想像できないほど艶やかな貴婦人となり
オネーギンが衝撃を受けるのも納得の美しさ☆
優しそうなグレーミン公爵と踊るタチアナを追うように見つめるオネーギンが痛々しい。

グレーミン公爵役は、昨年と同じヴィタリー・クラウチェンカ。
堂々とした立ち振る舞いで良かった。
少女時代のタチアナの恋は思い出となり、何不自由ない生活を送ってそう。

が、オネーギンからの思いがけない手紙に動揺するタチアナ。
息を呑むようような手紙のPDDで、いつになくエモーショナルだった二人の踊り。
行きつ戻りつする心のひだを体全体で表現していたイリーナ。
激しくを求めて取りすがるオネーギン。
ラストは泣き叫ぶタチアナで、心に染みるパ・ド・ドゥでした。 

これで引退なんて信じられないパフォーマンスの後、惜しみない拍手と花束。
やりきった感があって、カーテンコールでも良い顔してました。
Irina Farewell4
終演後、仲間のダンサーたちが祝福。一昨年引退したカレーニョも来てた。
Irina Farewell5
笑顔で爽やかに舞台を去っていきました。。。
Irina Farewell6

On Your Toesも見に行けば良かったなぁ。。。

Irina Farewell3

Irina Farewell2
Photo By Kent G. Becker

☆カーテンコールの映像は、こちらこちら

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