Don Quixote(Bolshoi Ballet )
ボリショイバレエ、2つ目の演目はドン・キホーテです。1869年ボリショイ劇場で初演。

今回上演されたファジェーチェフ改訂版は、1999年初演。
Kitri (alias Dulcinea) :Ekaterina Krysanova
Basilio: Semyon Chudin
The Queen of the Dryads: Olga Smirnova
Espada: Vitaly Biktimirov
Street Dancer: Maria Vinogradova
プロローグ、騎士物語を読んだロパレーヴィチ演じるドン・キホーテは
ドルシネア姫を探しに、ローマン・シマチェフ演じるサンチョ・パンサを連れて
旅に出ることに。スワンレイクと同様、高速演奏のオケが飛ばしまくり。
暗転後、バルセロナの広場。まずキトリの友人役、若手パリエンコ(黄色)と
ベテランのレベツカヤ(オレンジ)が登場。二人とも好印象。
キトリ役クリサノワが元気よく登場して、扇子を持ってソロ。
バジル役チュージンがギター片手に登場して、キトリと踊る。
チュージンしょっぱなからノリノリ~踊りは上手いしリズム感もある♪
見る前はバジルのイメージ沸かなかったけど、意外にラテン男が似合ってた。
ガラで観た時はそれほど惹かれなかったけど、ファンになりそう~
勝手にわらしべ長者(ユニバーサル→チューリッヒ→ダンチェンコ→ボリショイ)
と呼んで、すみませんでした ってくらい良かったです。
この版のガマーシュはヅラをかぶってて、ハゲてるんですね。キトリの母もいるし。
男性コールドがタンバリンを叩いて踊り(演奏はやっ)
女性コールドが扇子を持って踊る。扇子使いも皆さんお上手。揃い具合も素晴らしい!
色男エスパーダ役の長身ビクテミロフ&トレアドール8人が、カッコよく踊る。

ムレータさばきも華麗 Photo by Stephanie Berger

エスパーダの恋人、町の踊り子はヴィノグラドーワでシャープな踊り。
ラントラートフと同期で、若手有望株?
トレアドールは帽子かぶってて見分けがつかず。ゴロヴィンとエフィーモフがいたような?
ドン・キホーテ&サンチョ・パンサが登場、さすがに馬やロバは連れて来てない。
サンチョ・パンサの胴上げシーンが楽しい♪
キトリの友人2人が明るく踊った後、バジル&キトリの踊り。
クリサノワはドヤ感たっぷりで男前なキトリ、ちとエレガントさは欠けますが
テクニックが強いので適役。キトリの友人&バジルの踊りでは、チュージンの回転軸細すぎ。
きゅるる~と音が聞こえてきそうで、決めのポーズもカッコいい。
クリサノワはヴァリエーションで滑ってしまってたけど(舞台がstickyなのか?)
回転では、音楽より速く回って盛り上げる。
キトリ友人二人の踊りの後、
見せ場の片手リフトでタンバリンを鳴らすクリサノワ。

この版ではキトリ友人役がけっこう踊る と思ったら、3幕では登場しないのね。
スワンではロシア姫役だったレベツカヤと
ポーランド姫役やワルツで活躍してたパリエンコが、生き生きと踊ってました。
2幕の展開は、居酒屋→ジプシーの野営地(バジル&キトリは登場せず)→夢の順。
駆け落ちしたバジルとキトリが、居酒屋で踊って飛び込みジャンプ。
じゃじゃ馬なキトリとエレガントなバジルってカンジ。
スペイン風な衣装で踊るSpanish Dance&ギターの女性二人。
衣装変えしたエスパーダのソロ、背中反りまくりの軟体メルセデス。
(1幕Street Dancerとメルセデスは別のダンサー)
狂言自殺では、事前にバジルがキトリに教えてた。結婚承諾後
コーダを踊ってる間に幕が下りて、間奏中舞台転換。
ドン・キホーテとサンチョ・パンサは、ジプシーの野営地へ。(キトリ着替え中)
タンバリンを持った群舞が、跳びはねる躍動感ある踊り。
ジプシーは、Anna Balukovaが情熱的に激しく踊る。

人形劇を見てたドン・キホーテは、ドルシネア姫が襲われた と勝手に妄想?
槍をかかげて突進、お約束の風車に激突して気絶。暗転して夢の場面に。
この版の夢のシーンは明るく煌びやかで、幕が上がると客席から拍手。
いつもは眠くなる場面なのに、とってもプティパで美しい☆
大きい白鳥と小さい白鳥みたいに、3人のドリアードは長身
4人のドリアードは小柄ダンサーで揃えてます。
水色のチュチュがドリアードの女王役スミルノワ、やっぱオーラ&女王の貫禄ある。

イタリアンフェッテでなくて、アラベスク・パンシェでした。
キューピッドはルンキナ妹(旦那さんはスクヴォルツォフ)やっとじっくり見られた。
華奢でクールな姉とは、見た目も踊りも違うタイプ。

クリサノワは、脚力強っ!グラン・ジュテも高い。意外にお姫様役もいけた。
夢から目が覚めたドン・キホーテは、公爵御一行と出会い
キトリとバジルの結婚式を公爵の館で挙げさせてもらうことに。
3幕、公爵の館。長身ゴロヴィンとスワンで王妃役だったカラショーワのボレロ。
エスパーダは、3幕では踊らないんですね。
ファンダンゴの後、クライマックスのGPDD
押しの強いクリサノワを優しくサポートするチュージン。
第1ヴァリエーションのティホミロワは、明るく溌剌とした踊り。やっぱ彼女の踊り好きだわ。
バジルのヴァリエーション、爪先まで綺麗なチュージン。やりすぎない感も良い。
キトリのヴァリエーションは私の好きな振付ではなかったが、ガンガン踊る。
第2ヴァリエーションのアリザデがミスしてしまったけど
コーダでクリサノワが超高速フェッテ。ボリショイでは32回転の後、演奏が止まるのがお約束?
華やかに盛り上がって、見応えがありました。

息がピッタリだった二人。


第2ヴァリエーションを踊ったアリザデとシマチェフ

左からゴロヴィン、ティホミロワ、カラショーワ、ロパレーヴィチ

立ち姿が美しいチュージン、勝気なキトリが合ってたクリサノワ

ソロキンさん指揮のスピーディーな演奏についていくのが凄い。キャラダンたちも演技が上手くて
脇役、群舞もレベルが高いのでワクワクさせられた舞台でした。

今回上演されたファジェーチェフ改訂版は、1999年初演。
Kitri (alias Dulcinea) :Ekaterina Krysanova
Basilio: Semyon Chudin
The Queen of the Dryads: Olga Smirnova
Espada: Vitaly Biktimirov
Street Dancer: Maria Vinogradova
プロローグ、騎士物語を読んだロパレーヴィチ演じるドン・キホーテは
ドルシネア姫を探しに、ローマン・シマチェフ演じるサンチョ・パンサを連れて
旅に出ることに。スワンレイクと同様、高速演奏のオケが飛ばしまくり。
暗転後、バルセロナの広場。まずキトリの友人役、若手パリエンコ(黄色)と
ベテランのレベツカヤ(オレンジ)が登場。二人とも好印象。
キトリ役クリサノワが元気よく登場して、扇子を持ってソロ。
バジル役チュージンがギター片手に登場して、キトリと踊る。
チュージンしょっぱなからノリノリ~踊りは上手いしリズム感もある♪
見る前はバジルのイメージ沸かなかったけど、意外にラテン男が似合ってた。
ガラで観た時はそれほど惹かれなかったけど、ファンになりそう~
勝手にわらしべ長者(ユニバーサル→チューリッヒ→ダンチェンコ→ボリショイ)
と呼んで、すみませんでした ってくらい良かったです。
この版のガマーシュはヅラをかぶってて、ハゲてるんですね。キトリの母もいるし。
男性コールドがタンバリンを叩いて踊り(演奏はやっ)
女性コールドが扇子を持って踊る。扇子使いも皆さんお上手。揃い具合も素晴らしい!
色男エスパーダ役の長身ビクテミロフ&トレアドール8人が、カッコよく踊る。

ムレータさばきも華麗 Photo by Stephanie Berger

エスパーダの恋人、町の踊り子はヴィノグラドーワでシャープな踊り。
ラントラートフと同期で、若手有望株?
トレアドールは帽子かぶってて見分けがつかず。ゴロヴィンとエフィーモフがいたような?
ドン・キホーテ&サンチョ・パンサが登場、さすがに馬やロバは連れて来てない。
サンチョ・パンサの胴上げシーンが楽しい♪
キトリの友人2人が明るく踊った後、バジル&キトリの踊り。
クリサノワはドヤ感たっぷりで男前なキトリ、ちとエレガントさは欠けますが
テクニックが強いので適役。キトリの友人&バジルの踊りでは、チュージンの回転軸細すぎ。
きゅるる~と音が聞こえてきそうで、決めのポーズもカッコいい。
クリサノワはヴァリエーションで滑ってしまってたけど(舞台がstickyなのか?)
回転では、音楽より速く回って盛り上げる。
キトリ友人二人の踊りの後、


この版ではキトリ友人役がけっこう踊る と思ったら、3幕では登場しないのね。
スワンではロシア姫役だったレベツカヤと
ポーランド姫役やワルツで活躍してたパリエンコが、生き生きと踊ってました。
2幕の展開は、居酒屋→ジプシーの野営地(バジル&キトリは登場せず)→夢の順。
駆け落ちしたバジルとキトリが、居酒屋で踊って飛び込みジャンプ。
じゃじゃ馬なキトリとエレガントなバジルってカンジ。
スペイン風な衣装で踊るSpanish Dance&ギターの女性二人。
衣装変えしたエスパーダのソロ、背中反りまくりの軟体メルセデス。
(1幕Street Dancerとメルセデスは別のダンサー)
狂言自殺では、事前にバジルがキトリに教えてた。結婚承諾後
コーダを踊ってる間に幕が下りて、間奏中舞台転換。
ドン・キホーテとサンチョ・パンサは、ジプシーの野営地へ。(キトリ着替え中)
タンバリンを持った群舞が、跳びはねる躍動感ある踊り。


人形劇を見てたドン・キホーテは、ドルシネア姫が襲われた と勝手に妄想?
槍をかかげて突進、お約束の風車に激突して気絶。暗転して夢の場面に。
この版の夢のシーンは明るく煌びやかで、幕が上がると客席から拍手。
いつもは眠くなる場面なのに、とってもプティパで美しい☆
大きい白鳥と小さい白鳥みたいに、3人のドリアードは長身
4人のドリアードは小柄ダンサーで揃えてます。
水色のチュチュがドリアードの女王役スミルノワ、やっぱオーラ&女王の貫禄ある。

イタリアンフェッテでなくて、アラベスク・パンシェでした。
キューピッドはルンキナ妹(旦那さんはスクヴォルツォフ)やっとじっくり見られた。
華奢でクールな姉とは、見た目も踊りも違うタイプ。

クリサノワは、脚力強っ!グラン・ジュテも高い。意外にお姫様役もいけた。
夢から目が覚めたドン・キホーテは、公爵御一行と出会い
キトリとバジルの結婚式を公爵の館で挙げさせてもらうことに。
3幕、公爵の館。長身ゴロヴィンとスワンで王妃役だったカラショーワのボレロ。
エスパーダは、3幕では踊らないんですね。
ファンダンゴの後、クライマックスのGPDD
押しの強いクリサノワを優しくサポートするチュージン。
第1ヴァリエーションのティホミロワは、明るく溌剌とした踊り。やっぱ彼女の踊り好きだわ。
バジルのヴァリエーション、爪先まで綺麗なチュージン。やりすぎない感も良い。
キトリのヴァリエーションは私の好きな振付ではなかったが、ガンガン踊る。
第2ヴァリエーションのアリザデがミスしてしまったけど
コーダでクリサノワが超高速フェッテ。ボリショイでは32回転の後、演奏が止まるのがお約束?
華やかに盛り上がって、見応えがありました。

息がピッタリだった二人。


第2ヴァリエーションを踊ったアリザデとシマチェフ

左からゴロヴィン、ティホミロワ、カラショーワ、ロパレーヴィチ

立ち姿が美しいチュージン、勝気なキトリが合ってたクリサノワ

ソロキンさん指揮のスピーディーな演奏についていくのが凄い。キャラダンたちも演技が上手くて
脇役、群舞もレベルが高いのでワクワクさせられた舞台でした。
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