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Balanchine Short Stories@David H. Koch Theater

NYCB冬シーズン初日、Balanchine Short Storiesを鑑賞しにDavid H. Koch Theaterへ。
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LA SONNAMBULA
Music: Vittorio Rieti (after theme of Vincenzo Bellini))

The Coquette: Sara Mearns
The Baron: Amar Ramasar
The Poet: Chase Finlay
The Sleepwalker: Sterling Hyltin
Pastorale: Sara Adams,Sarah Villwock,Spartak Hoxha,Ghaleb Kayali
Pas de Deux: Lauren King, Antonio Carmena
Harlequin: Daniel Ulbricht


約30分の一幕バレエ。
「夢遊病の女」だけど、オペラとはストーリーが違うよう。
1949年Ballet Russe de Monte Carloのために振付けられた作品。
NYCB初演は1960年、音楽はヴィトリオ・リエティ。
舞踏会で、男女9組のペアが華やかに踊る。
ディヴェルティスマンのパストラルやパ・ド・ドゥ
ウルブリクトお得意の道化の踊りなどがあります。
Chase君演じる詩人が、コケット役サラと親しげにしていたけど
男爵(愛人?)が、コケットを連れ去ってしまう。

一人残された詩人、光を見つけて近寄ると
長い髪で白い寝巻きのようなワンピースを着た
夢遊病の女が、燭台を持って登場。
眠りながら歩く様子を、無表情でパ・ド・ブレで表現するのが幽霊のよう?
夢遊病の女に惹かれた詩人は、彼女に触れようとするも
すり抜けていくパ・ド・ドゥが見せ場です。
やっと捕まえて詩人がキスすると、女は眠ったまま帰っていく。

その様子を見たコケットは、嫉妬から男爵に告げ口。
怒った男爵は、詩人をナイフで刺す。えっ
夢遊病の女は、男爵の妻だったのかな。
コケットと夢遊病の女に翻弄されて死んじゃう
詩人役Chase君、かわいそう~

夢遊病の女が燭台を持って現れる。
男性4人が詩人(死体)を持ち上げて運び、夢遊病の女に詩人を渡す。
再びビックリ女1人で男を持ち上げて去っていく。。。
蝋燭の明かりで、建物内を移動していく様子がわかる演出が◎
ほとんどの踊りがパ・ド・ブレだったスターリング・ヒルティンは
幻想的な雰囲気がピッタリ。
衣装も音楽も美しいので、また観たい演目。

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休憩挟んで
PRODIGAL SON

The Prodigal Son: Joaquin De Luz
The Siren: Maria Kowroski
Father: Ask la Cour
Servants to the Prodigal Son: Devin Alberda, Harrison Coll


「ルカによる福音書第15章」の放蕩息子の寓話を元に(兄のエピソードは省略)
プロコフィエフの音楽に振付けた作品。舞台美術はルオー。
1929年Ballet Russe de Monte Carloで初演。NYCB初演は1950年。
聖書では父が神、息子が罪人、兄は聖職者を表しているそうです。
バレエでは兄はいなくて、姉2人(重要な役ではない)

約35分の1幕バレエ。
3シーンに分かれていて、放蕩息子の家。
父に従わず、好き勝手に振る舞い
2人の従者を連れて家を出る放蕩息子。
テクニックがある男性がよく演じる役で
ホアキンは、ダイナミックな跳躍でハマリ役!
回転もキレキレでした。

家を出た放蕩息子は、奇妙な雰囲気の異国の禿げ男達と
美女に出会う。妖艶な色香に骨抜きにされて
気がつくと、身ぐるみ剥がされて無一文に・・・
放蕩息子を惑わすセイレーン役はコウロスキー。久しぶりに観られて嬉しい~
ド派手な動きはないけど、マント使いが難しそう。
絡みつくようなパドドゥは、独得なポーズでコンテっぽい振付。
1920年代の作品だけど、今観ても斬新。

最後のシーン、再び放蕩息子の家。
身も心もボロボロになった放蕩息子(って言うか世間知らず?)は
自分の罪を悔い、歩くこともできないくらいの変わりようで
やっと家までたどり着く。最初のシーンとの対比が、演技のポイントでしょうか。
姉2人と父親が出てきて、息子を優しく抱きかかえて許す父。
親の無償の愛、許すことがテーマ となっています。

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産休開けのコウロスキー、拍手を沢山もらってました。

休憩挟んで
FIREBIRD

Firebird: Teresa Reichlen
Prince Ivan: Justin Peck
Prince's Bride: Savannah Lowery


5年振りに観る火の鳥。約50分弱の1幕バレエ。
一番の見所は、シャガールの舞台美術でしょうか。シャガール好きにはお勧め!
魔王カスチュイの庭園に迷いこむイワン王子。
黄金のリンゴの木の実を食べに来た
幸運の象徴とされる火の鳥を、捕まえるイワン。
自分の羽根を差出して懇願する火の鳥を、逃がしてあげる。

カスチュイに囚われた13人の乙女たちが現れて、楽しそうに踊る。
イワン王子は、そのうちの1人の王女に惹かれて求愛。
が、魔王カスチェイたちが戻ってきて、王女たちは慌てて逃げ去る。
怪物達に捕らえらたイワンは、羽根を取り出すと火の鳥が舞い降りてきて
王子に剣を渡す。悪が滅びると
魔法が解けて、人々は元に戻り
イワン王子と王女は結ばれて、大団円。

王子役は、振付のお仕事で忙しそうなジャスティン・ペック。
それほど見せ場の踊りはないけど。
火の鳥役ライヒェルンは、鳥っぽい動きが上手くて
カスチュイ退治後のソロの踊りが神秘的
ストラヴィンスキーの煌びやかな音楽も良いですね

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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術