FC2ブログ

Giselle@MET Vol.2

マチネに続いてソワレ鑑賞。ロイヤルバレエのプリンシパルAlina Cojocaruがお目当てです。
17歳でキエフバレエのプリンシパル、1年後英国ロイヤルバレエに移籍し
わずか1年半足らずで、コールドからプリンパルに一気に駆け上がった世界のトップダンサー。

昨年見逃してしまったけど、今年もまたゲストアーティストで出演してくれて嬉しい。
コジョカルのABTゲスト出演は、2003年「ラ・バヤデール」、2010年「眠れる森の美女」に続いて
今年はガラ(ローズ・アダージョ)、ドンキ2公演、ジゼル、眠れる森の美女の5日間に出演。

相手役はイーサンの予定でしたが、9月からロイヤル・ニュージーランド・バレエの芸術監督就任が
昨年決まりUNCSA School of Danceの仕事に専念する と4月に発表されて
METシーズンを降板(涙)ホールバーグに変更に。
ホールバーグも好きだけど、イーサンのアルブレヒトが見たかった。。。
さらに、ミルタ役を踊る予定だったジリアンが怪我で降板。。。
まだ2週目なのに、怪我人続出のABTです。

Cojocaru7

Giselle: Alina Cojocaru
Albrecht: David Hallberg
Hilarion: Jared Matthews
Peasant Pas de Deux: Sarah Lane, Daniil Simlin
Myrta: Stella Abrera


一幕、コジョカルが登場すると、会場が大拍手~
ジゼルが十八番らしく、いろんな版で何度も演じてるそうですが
髪はアップにせず下ろしていて、髪飾りがかわいい。
ホールバーグとは身長差がかなりあって、見上げるカンジ(推定身長157cm?)
心臓が弱い儚さを垣間見せながら、純真可憐な村娘でジゼルそのもの!
踊ることが大好きで、恥らう仕草は恋する乙女満開で魅力的。
この初々しさがアルブレヒトを夢中にさせたんだろうなぁ と思わせる
お芝居が細かくて、ごく自然なカンジ。私が男なら惚れてる。

体重を感じさせない優美な足捌きで、もう半分ウィリーになりかけてるよう?
ホールバーグとユニゾンで踊るところも、2人のラインが美しい~
ヴァリエーションでは音楽と戯れてるようで、風が舞うようなピケターン。
正気と狂気が行き来した狂乱シーンは大袈裟に演じず、静かに息絶えて胸が痛みました。

お坊ちゃま貴族を演じるデヴィッド君、脚が長いせいかジュテの滞空時間の長いこと!
自分の身分が明らかになった時は、事の重大さに気づき本気で後悔しているようで
心の動揺をストレートに表現。
2年前のデビュー公演より進化して、コジョカルとの相性も悪くなさそう。

マシューズのヒラリオンは、あまり森番っぽくないけどマジメそう。
こういう人と結婚した方が大切にしてくれるよジゼル と言いたくなる。
ジゼル想いのいい人なのに、2幕で殺されてしまうのがお気の毒。

実は悪女キャラも好きなので、バチルド姫も上手く演じる人だと嬉しい。
Luciana Parisは、上流階級の尊大さがよくでていて
「まさかこの娘に手を出したんじゃないでしょうね?」って台詞が聴こえてきそうでした。

ペザントのPDDは、見たかったレーンシムキン!優雅な雰囲気で農民には見えない(笑)
アダージョでは笑顔がなかったシムキン、partneringでは苦労してたけど
ヴァリエーションは素晴らしく、このPDDはソロの踊りが2回あるのでトクした気分♪
ブルグミュラーの音楽にのって、軽やかに跳んで
ラストのピルエットも美しく回転して、観客からもホ~ッと溜息が聞こえたような。

2幕、ミルタ役はフィリピン系のエキゾチックな雰囲気のアブレラ。威厳があってよかったです。
3年前ジゼル役にデビューするはずが怪我で降板してしまったので、いつかジゼル役も見たい。
ドゥ・ウィリは、モイナがリチェット、ズルマがセオ
良かったけど、加治屋さんで見たかった。。。

ミルタにお墓から呼び出されてジゼル、アラベスクの回旋
コマのような超高速回転が驚異的!ファイイ・アッサンブレで右へ左へとairyに漂う。
本当に人間でなくなっちゃったのねー
はっと息を飲むジュテから高速シェネ。パワフルでありながらも、優雅。
さすがコマネチを目指してた元体操選手なだけあって、すごい身体能力です。

麗しいデヴィッド君が百合を抱えて登場~タイツの色が薄めなのでより美脚に見える☆
悔恨の情に打ちひしがれて、マントをなびかせる姿がカッコいい(痛いファン)
ゆったりと流れる音楽での再会シーンは、再び心が通い合う二人だけの時間。
そーっと伸ばした手が届きそうでいて、すーっと離れていってしまう
儚さや浮遊感が何とも言えない。

ヒラリオンがウィリに殺されちゃうシーン、踊りも演技も迫力ありました。
マシューズは先週見たドンキのエスパーダ役よりも、この役の方が好きかも。

見せ場のPDDは、圧巻でした!股関節柔らか!
デヴェロッペする時に脚を上げたり、足を下げながらアラベスクに移るのが速い~
背中のラインが美しく(背筋はすごいが)ポーズのキープもたっぷりめ。
複雑なステップも余裕をもってこなし
人間離れした精霊の雰囲気に、会場の空気が変わりました。

コジョカルと踊ると、ホールバーグのソロも素敵度がアップして
アントルシャ・シスを繰り返し跳び続ける足先が美しい~
美しすぎてバレリーナみたいだ。

永遠の別れ、ジゼルは一輪のデイジーを残して去って行き
その花を拾うアルブレヒト。。。

Cojocaru1

観客のハートを鷲づかみにした2人。超現実な世界を魅せてくれました☆

Cojocaru6
コジョカルのジゼルは見ておくように!と助言して下さったバレエ友に感謝~

☆NY Timesの記事写真
関連記事

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する