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Giselle@MET Vol.1

マックスが怪我で降板して、英国ロイヤルバレエのプリンシパル
Johan Kobborgが、土曜マチネに急遽代役で踊ることに。
ソワレを観る予定だったので、せっかくの機会だし当日ボックスオフィスに行ってみたら
お天気の良いMemorial Weekendでビーチに行く人が多かったのか?上の階だったけど
残席があリ、突然ダブルヘッダーすることになりました。

Kobborg4

コボーは、2006年Kings of Danceと2007年Fall for Dance Festival
NYCセンターでAfternoon of a Faunを踊って以来?
公私共にコジョカルのベスト・パートナーで
今回一緒にNYに来てたのは知ってたけど、まさかMETで踊ってくれるとは!
おまけに、金曜にプロポーズしたそう♪
どうせなら一緒に踊ってるところが見たかったけど、それだとABTにならないか。

Giselle: Irina Dvorovenko
Albrecht: Johan Kobborg
Hilarion: Isaac Stappas
Peasant Pas de Deux: Isabella Boylston, Mikhail Ilyin
Myrta: Michele Wiles


ジゼルのあらすじと見所は、こちら

一幕、コボー登場。デンマーク人のわりに、長身でないんですね。
あまり貴族っぽい雰囲気でないけど、いかにもプレイボーイってカンジ。
アルブレヒト、ソロル、ジークフリード王子、フランツ、ジェームズ とバレエの男キャラは
どうしようもないのばかりだけど(まともなのはデジレ王子くらい?)
中でも、アルブレヒトはやっぱり好きになれない と思わせてくれるような演技。
ヒラリオンとやりあう場面も迫力がありました。
そういえば、コボーは俳優一家で育って子役をしてたんでしたっけ?
バレエは踊りが上手いだけではダメで、演技力も必要なんですよね。

コボーは、バレエを始めたのは16歳と遅いけど
6年後にはデンマーク・ロイヤル・バレエのプリンシパルに。天才か?
1999年から、英国ロイヤル・バレエのプリンシパル。
そういえば、6月デンマーク・ロイヤル・バレエのNY公演がお隣の劇場であります。

ジゼルの家からイリーナ登場。あいかわらずお美しい☆
演技はかわいい路線だけど、村娘にしては美人すぎ?
代役発表があったのが2日前だったので、リハーサルする時間は充分あったんだろうか?
2人の間にあまりケミストリーは感じなかったけど
ヴァリエーションでは、音楽性のある踊りで軽やかでした。
狂乱のシーンの演技はイッチャッテル感があり、倒れ方まで美しい~

ヒラリオン役のスタッパスはいつも以上の熱演で、さらにキャラが濃くなったような。
ストーカーすぎて、ちょっとコワイ?悪役っぽいけど
そんなにイヤがらなくても ってくらいジゼルに好かれてなくてかわいそう。
膝下が長いから、スカートみたいな衣装も似合ってます。

バチルド姫は、Leann Underwood
狩りに向かうクールランド公爵一行の絢爛豪華な列が下りてくるのですが、この坂道が
身分の上の者が、下界におりて来たってカンジが出てる。
狩猟犬役で?本物のワンコ(ボルゾイ)が登場すると、いつも客席がざわめきます。

ペザントのPDDは、ボイルストンイリーイン
このペアで見たのは初めてだったけど、まずまず。
ボイルストンのヴァリエーションはキレがありました。

2幕、ヒラリオンが夜の森を訪れて、ジゼルのお墓に立てるクロスを作ってます。
アクションが大きいスタッパス。
ウィリーの大ボス、ミルタ役はワイルズ。ちょっと重たそう?ミルタだからコレでいいのか?
コーダの盛り上がりは良かったです。
ウィリーのプチボスは、メスマーZhong-Jing Fang
群舞は、ソワレよりも良かったかな。

ジゼルが、ミルタに呼び出されるシーン。
アラベスクのままア・テールで高速回転、宙を舞うファイイ・アッサンブレ。
どんな動きでも音楽と一体化して踊るところが好きです。

ウィリたちが去って、アルブレヒト登場
ジゼルの幻影が現れて、「死んでしまったジゼルがなぜ?」と
最初に疑問を持ったカンジがよかった。
まず「なぜ?」と、その後に後悔する気持ち と丁寧で自然な演技だったような。

踊りも演技も熱かったヒラリオン、ウィリたちに踊り死にさせられて
次の犠牲者、アルブレヒトをかばうジゼル。
ヴィオラが奏でるメロディーで始まるPDDは、息を飲むほどの美しさ。
透明感があり、白のバレエがピッタリなイリーナ。
毎回違うように演じてるんだろうけど、この日はいつもの冷んやり感よりも
暖かみのあるジゼルで、アルブレヒトへの愛を感じました。

無重力リフトが素晴らしいコボー。軽々としたサポートが見事でした。
踊り狂いを余儀なくされるアルブレヒトのコーダは、ブリゼではなく連続アントルシャ・シス。
さすがブルノンヴィル仕込みの脚さばき。
ついに倒れたアルブレヒトが死を迎えようとする直前、夜明けを告げる鐘の音。
安堵するジゼルは、それまでのウィリの浮遊感から一転して
重みを感じるリフトで、一瞬人間に戻ったかのよう。
永遠の別れは、アラベスクパンシャで余韻たっぷりに魅せて
消えていきました。。。

Kobborg1
イリーナのジゼルを観るのは3回目。いつ見ても、うっとりします。

Kobborg3
背は高くないけど、サポートが上手なコボー。シムキンもぜひ見習ってほしい!
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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