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Sleeping Beauty@MET

ABT最終週、「眠れる森の美女」を鑑賞しにMETへ。
Sleeping Beauty4
4年前マッケンジー版の新プロダクション初演を見て以来、ABTの眠りは避けてたのですが
コルネホが怪我で降板、ロイヤルバレエのコジョカルコボーがペアで踊ることに!
5月のジゼル公演で、どうせなら一緒に踊ってるところが見たかった
とつぶやいたことが現実になり、急遽チケットを購入。
二人一緒にMETで踊るのは、2004年リンカーンセンターフェスティバル以来?

Princess Aurora: Alina Cojocaru
Prince Desire: Johan Kobborg
The Lilac Fairy: Yuriko Kajiya
The Fairy Carabosse: Martine van Hamel
The Bluebird and Princess Florine: Sarah LaneDaniil Simkin

ペロー原作「眠れる森の美女」を基にした振付プティパ&音楽チャイコフスキーのグランドバレエ。
1890年マリンスキー劇場初演。ABT初演は1976年、現在のプロダクションは2007年初演。

プロローグ、宮殿でフロレスタン王&王妃の娘オーロラの洗礼式。
ヴィクター・バービーとスーザン・ジャフィが登場すると、客席から拍手。
招待客のチェックをする式典長カタラビュート。
オーロラ(まだ赤ちゃん)と王子は踊らないので、プロローグの見せ場は
招待された6人の妖精たちの踊りパドシスで、それぞれの特徴を踊りで表現。
リラの精は、加治屋さんが急遽代役。リチェットは怪我してたのかな?
優しさ溢れる、でも芯が強そうなリラの精でした。
フロリナ王女やオーロラを踊るのも見たいなー。

招待されずに怒った邪悪な妖精カラボスが、玉虫のような?手下を連れて花火と共に派手に登場。
悪役でも優雅なたたずまいのヴァン・ハメルさん。
前に見たゲルシー・カークランドは、もうキャスティングされてないのかな。
カラボスを招くことを忘れたカタラビュートは、髪を毟り取られる。
復讐として「オーロラ姫は16年後に針で指を刺して死んでしまう」とカラボスが予言。
皆が心配する中、リラの精が「長い眠りにつくだけで、王子が現れて姫を目覚めさせる」と
王たちに約束。王は宮殿に針を持ち込むことを禁じます。

1幕、オーロラ姫16歳の誕生Party。カラボスのせいで禿げてしまってるカタラビュート。
子供たちが針で遊んでいたのを、王に見つかる。
有名な花のワルツで華やかな祝宴の始まり、求婚者4人の王子登場。
前は、どこの国の王子かわかりやすいカラフルでド派手な衣装だったのに
地味(ふつう)な衣装になって、わかりにくくなっていた。

ラブリーなお城のセットは、お金がかかってそう?
オーロラ役のコジョカルが階段から下りてくると、観客は拍手☆
ソロの踊りの後、最大の見せ場ローズアダージョ
手を変える時すべてアン・オーに持っていき、余裕さえ感じた。
鳥肌がたつようなバランス技を披露して、割れんばかりの拍手が沸き起こりました!
これだけでも観に来た甲斐がありました~
バリエーションでの高速シェネも素晴らしく
演技面でも、まだ幼さを残した可憐なお姫様ってカンジ。
老婆に変装したカラボス登場、糸つむぎ棒を渡されたオーロラは
無邪気に針を受け取って遊んでいると、手に刺さってしまい倒れてしまいます。
高笑いして、煙と共に立ち去るカラボス。
リラの精が現れて、魔法をかけて全員が長い眠りにつきます。

インターミッションはさんで2幕、100年が経ちました。
デジレ王子が貴族たちと狩りをしに森に来ています。ルイ16世時代のような衣装?
背景には、オーロラ姫の母が泣き悲しんだ涙の川が流れています。
友人と楽しく遊んで目隠しをすると、お城の幻を見る王子。
(下手後方にオーロラ姫が眠るお城が小さく写し出されます)
王子が一人になり物思いにふけっていると、リラの精が現れてオーロラの幻影を見せます。
以前、Fairy Knightたちに王子が担がれて彷徨うシーンがあったと思うんだけど?
なくなってた。
儚く軽やなオーロラ姫の幻と戯れて踊るコボーは、高貴で凛々しい王子。
エレガントに踊って演技もお上手です。

王子とリラの精は、これまたド派手な船にのって川を進みお城へと向かいます。
骸骨の絵が登場した と思ったら、案の定カラボス&子分が現れて
王子は蜘蛛の巣に捕えられてしまいます。
ワイヤー吊りがなくなって、カラボスが宙を飛ばず
空中戦がなくなり、王子が蜘蛛の巣に絡まる場面もカラボスが死ぬ場面も地上で
普通に走り回って、あっさり剣で刺されて死ぬカラボス。
どうせなら、蜘蛛の巣もやめたらいいのに。。。。

ドタバタとセットが変わる音がして、王子がお城に到着。 
階段を駆け上がり、眠っていたオーロラ姫にキスをすると
100年の眠りから目を覚まし、お城の人々も目を覚まします。

演奏の間セットが変わって3幕、オーロラ姫とデジレ王子の結婚式。
「ラスベガスでのマッシュルームの集会」と酷評されてた衣装はそのままでした。
初演ではお后と王は眠りにつかず100年後の結婚式に参列してなかったのが
改訂されて、一緒に眠りにつき結婚式にも参列。

ペローの童話のキャラクターたちが結婚のお祝いに来て踊るんだけど
マッケンジー版では、長靴をはいた猫と白猫赤頭巾と狼やシンデレラの踊りがカット。
眠りは上演時間が長いのがお約束だし
せっかくディズニーっぽいんだから、省略しなくてもいいのにな。
ディヴェルティスマンに妖精の踊りが追加されてました。
青い鳥のPDD、前はフロリナ王女が鳥カゴから登場してたけどアレもやめたんですね。
青い鳥はシムキン!鳥なので跳ぶ振付が多く、腕の動きも羽みたい。
アントルシャ・シスの連続が見事で、お気に入りのコーダ始めの出の部分も軽やか。
レーンも丁寧な踊りでよかった!デベロッペしてバランスの場面で大拍手。
そういえば、前にオーロラ役も踊ってましたね。

結婚式のPDD、二人が登場しただけでまわりの空気が盛り上がります!
アダージョから圧巻でした☆華麗なるフィッシュダイブの3連続!
ポーズも長めでたっぷり、さすが息が合ってます。
音の捉え方も素晴らしく、バリエーションでは歌うようなステップで優美。
1幕では幼さを残した少女だったのが、すっかり大人なお姫様オーラを漂わせてました。
コボーも端正な踊りで、トゥールザンレールの連続を魅せてくれました。
コーダで盛り上がった後、フィナーレは全員でマズルカ。

フェアリーたちが、オーロラ姫と王子に長いベールをかけます。
記憶違いか?王冠が頭上に宙吊りになってたと思うんだけど、なくなってた。
リラの精が神々しく登場するも、空を飛ぶシーンはナシに。
まあ怪我したら危ないので、ワイヤー吊りはやめた方がいいですね。
主役二人に引っ張られてたのか?妖精たちや群舞の踊りも良く、まとまって見えた。
いろいろ改訂されてよくなってたような。
Sleeping Beauty1

Sleeping Beauty2
眠りは、ロイヤルバレエのお家芸 と呼ばれるだけあって完璧だった二人。

衣装はカラフルでディズニーっぽくもあり、セットはファンタジーな世界で煌びやか
個人的にはNYCB版の方が好きですが、チャイコフスキーの旋律が美しく
御伽話なので、楽しめる演目です。
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テーマ : ニューヨーク - ジャンル : 海外情報

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