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Bolshoi Ballet: Coppelia in HD

ABTでオシポワのスワニルダを見逃したので、ボリショイバレエのコッペリアを観にBAMへ。
BAM2

コッペリアの初演は1870年パリ・オペラ座、アルトゥール・サン=レオン振付。
ロシアでの初演は1894年ボリショイ劇場、マリウス・プティパ振付。

BAM1
5/29モスクワで上演されたCoppelia in HDをRose Cinemasで鑑賞。
Sergei Vikharevによるプティパ振付(チェケッティ演出)の復刻版で
セルゲイ・ヴィハレフは、「眠れる森の美女」や「フローラの目覚め」「ペトルーシュカ」など
古典バレエ初演の復元を手がける人らしい。
演奏は、イゴール・ドロノフ指揮によるボリショイ劇場管弦楽団。

Swanilda: Natalia Osipova
Frantz: Vyacheslav Lopatin
Coppelius: Gennadi Yanin
L’Aurore (Dawn): Yekaterina Krysanova
La Priere (Prayer): Anna Nikulina
Le Travail (Work): Anastasia Yatsenko
Folie (Folly): Anna Tikhomirova


見所は、こちら

上映時間になると、スワンレイクの時と同じ案内役の人が登場。
舞台袖では、オシポワが衣装にジャージ?を履いてウォームアップ。

一幕、スペインの小さな村、コッペリア(人形)が窓辺で読書中。
コッペリウス博士の後に、スワニルダ登場。
ボリショイ看板ダンサーの風格が出てきたオシポワ。
キャラに合った演技で、コッペリアに挨拶しても無視されてプンプン怒ったり
蝶を殺して帽子の飾りにしてしまったフランツにむくれる姿や
音がしない麦の穂にがっかりする姿が、かわいらしいけど
ちょっと勝気なカンジ?
衣装はカラフルで白雪姫みたい。スカートが大きいのが昔風なのかな。
オシポワと友人8人で麦の穂の踊りは、見応えあり。

スワンレイクでもテクニックが光ってたフランツ役のヴャチェスラフ・ロパーティンは
おバカなフランツの雰囲気が出てました。
男性ダンサーの見せ場が少ないのが残念。
一幕は麦の穂のバラードでサポート、二幕は演技だけで
見せ場が三幕PDDだけなのが、ちょっと物足りない。

コッペリア と言えば、東欧系の民族舞踊を取り入れた先駆けで
ポーランド舞踊マズルカは、ブーツをはいて踵を打ち鳴らすのが特徴。
ハンガリー舞踊チャルダッシュは、前半と後半でテンポが変わります。
動きがビシッと決まってるのは、さすが。

ボリショイ恒例?幕が終わるたびにカーテンコール。
インターミッション中、セット変換の様子や芸監のインタビューの後
二幕、コッペリウス博士の部屋。人形が多いので、踊りだすと賑やかです。
でもアップで映すと、人形役が微妙に動いてるのがわかるので
アップ映像が多い上映向きの演目ではないかも?

オシポワと友人が、コッペリウス博士の部屋に侵入。
おっかなびっくりの演技も楽しくて、博士に見つかって逃げる友人たち。
梯子で忍び込んだフランツも博士に捕まり、お酒で眠らされます。
魔術書片手に、フランツの魂を人形コッペリアに移そうとする博士。

変人コッぺリウス博士役のゲンナジー・ヤーニンも、いい味だしてました。
人形とは知らずにフランツがコッペリアを好きになったり
博士が人形に扮したスワニルダに気づかないのは
コッぺリウスがスワニルダを好きで、彼女そっくりな人形を作ったせいでしょうか。
オシポワの動きが上手でユーモラス。
スコットランド人形やスペイン人形に扮してのソロも、疲れ知らずで軽やか。
博士を困らせるワガママ振りやパペットの演技、テクニック と
オシポワの魅力炸裂の二幕でした☆

インターミッションでは、ボリショイ新劇場の紹介と再びセット変換。
舞台袖では振付家が群舞のダンサーたちに指示を出しながら、最終チェック。
その横でウォームアップする主役2人。

三幕、裸の人形を引き摺るコッペリウス博士がお気の毒。
時の踊りは24人のコール・ドが踊るのですが、6人ずつ衣装の色が異なり
ピンク(夜明け)、黄色(昼)、薄紫(黄昏)、黒(夜)と1日を4つの時間に分けた とのこと。

曙は、クリサノワの明るい踊り。
祈りは、ニクーリナのしっとりした踊り。
仕事の踊りは、4人のコール・ドを従えたヤーツェンコ。
お仕事 とは、麦の刈入れ なんですね。
ヴィハレフ版では、Folly(お祭り騒ぎ?)というソロがあり
スワンレイクで見て気に入ったアンナ・ティホミロワが踊って、やっぱり好みでした。
プティパってカンジの振付で、衣装は村のお祭りにしては華やかです。

結婚式グラン・パ・ド・ドゥの衣装も、ティアラをつけて貴族のような豪華さ。
オシポワは舞台狭しとパワフル&しなやかに踊って、跳躍の軽やかなこと。
コーダでは、お約束の?ロパーティンへのダイブも披露。

ロパーティンは、まだファースト・ソリストのようだけど
見せ場のヴァリエーションでは、難しい振付を若々しく踊って
観客を沸かせました。

昨年初演された新演出のようだけど、基がプティパ版なので
古いけど新しいってカンジ?初演当時の舞台の復元は、逆に新鮮に見えました。
衣装デザインが大作りっぽいけど、原色使いで鮮やか。
詩情溢れるレオ・ドリーブの音楽に合った振付が、ロシア的で
プティパ好きなので楽しめました♪
女性ダンサーの見せ場が多く、お目当てだったオシポワの踊りを堪能。

Rose Cinemasは高画質で、舞台を見てる雰囲気になる座席です。
(椅子の座り心地は、Big Cinemas Manhattanの方が良いですが)

来月は日本に帰省するので、パリオペのCaligulaが観られないのが残念~
7月もABTで燃え尽きた後で、Children of Paradiseを見なかったのが悔やまれます。。。

☆次回は、10月ボリショイのエスメラルダです。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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