FC2ブログ

Esmeralda(Bolshoi Ballet)

ボリショイバレエのエスメラルダ(10/9に上演されたアンコール)を鑑賞。
Esmeralda

ヴィクトル・ユゴーの小説「ノートルダム・ド・パリ」を基にしたバレエで
音楽チェーザレ・プーニ、振付ジュール・ペロー、1844年ロンドン王立劇場で初演。

Esmeraldal: Maria Alexandrova
Pierre Gringoire: Denis Savin
Phoebus de Chateaupers: Ruslan Skvortsov
Fleur de Lys: Yekaterina Krysanova
Claude Frollo: Alexei Loparevich
Quasimodo: Igor Tsvirko


15世紀パリが舞台、美しいジプシー娘エスメラルダと彼女を取り巻く男たちのお話。
プティパの振付を2009年ボリショイが上演したユーリ・ブルラーカによる復刻版
演奏は、パーヴェル・クリニチェフ指揮によるボリショイ劇場管弦楽団。

いつもの案内役ノビコワさんが画面に登場して、荒っぽい英語を話します。
舞台袖では、なぜか子ヤギがウロウロ。

1幕、ノートルダム寺院広場に迷い込んだ詩人グランゴワール。
浮浪者のリーダーに、この国の女性と結婚しないと絞首刑にする と言われて
困ってると、ジプシーの踊り子エスメラルダが結婚に承諾してくれる。

司祭フロロは、エスメラルダの美しさに目を奪われて
せむしの鐘つき男カジモドに、エスメラルダを誘拐するよう命じる。

誘拐されそうになったエスメラルダを、衛兵フェビュスが救って恋に落ちる二人。
フェビュスはスカーフ(婚約者からもらった)をエスメラルダにプレゼント。
エメラルダは、カジモドを釈放をしてあげてとフェビュスに頼む。

セット変換して、自室に戻ったエスメラルダはフェビュスのことを思い夢心地のところに
グランゴワールがやって来る。
べつに愛してるから結婚したのではなくて、かわいそうだったから助けてあげたのよ と
グランゴワールを部屋から追い出すエスメラルダ。
フロロが部屋に侵入してきて迫るも、フェビュスを愛している とエスメラルダは拒否。
エスメラルダのナイフを盗んだフロロは、復讐を企てる。

コッペリアっぽい雰囲気?と思ったら、ロマンチックバレエだったんですね。
しょっぱなから、多様な音楽と踊りで楽しませてくれます。
アレクサンドロワが、さっき映ってた子ヤギを連れて登場。
オデットよりも、こういう人間味のある役の方が似合ってます。タンバリンの踊りが良かった。
友人4人娘の振付も好き。グランゴワール役サーヴィンもキャラに合った演技。
フェビュス役のルスラン・スクウォルツォフも、いかにもプレイボーイってカンジ。
フロロ役はあまり悪人っぽくなかったですが。
初めて人の優しさに触れたカジモドも、エスメラルダを好きになるんですね。
みんなから思われてモテモテのエスメラルダ。

インターミッションはさんで、2幕
フェビュスとフルール・ド・リの婚約の宴@フルールの母エロイーザ邸。
フルールは、スカーフをしていないフェビュスを不審に思って問い詰めるも
指輪を渡してごまかすフェビュス。
豪華絢爛なセットと衣装で、華麗なるGPDDはSleeping Beautyっぽい雰囲気。
スクウォルツォフは、端正な踊りでエレガント。
フェビュスの友人役オフチャレンコとラントラートフも良かった。
フルール役エカテリーナ・クリサノワは、身分の高い尊大なカンジが
もう少しあってもいいと思うけど、かわいい。シェネやピケにキレがありました。
コーダのフェッテはトリプルも入って、拍手喝采。

祝いの踊りディアナとアクティオンのグラン・パ・ド・ドゥ
ロパーティンと多分スタシュケヴィッチ?
よくガラで踊られるPDDですね。
若々しく躍動感溢れる踊りで、盛り上がりました☆

余興に招かれたジプシー、エスメラルダとグランゴワール、エスメラルダの友人たちの踊り
フルールの手にキスするフェビュスを見てショックを受けるエスメラルダ
悲しみながらも踊りを披露します。
エスメラルダの首にかかったスカーフを見たフルールが、それはどうしたのか問いただして
フェビュスからもらったと答えると、フルールは指輪を投げ捨て母は怒り悲しみます。
エスメラルダたちがその場から去ると、フェビュスも彼女の後を追います。
おいおい!婚約者を置いてどこに行く?バレエの男性キャラって浮気男ばかり~

1幕では踊らなかったサーヴィンの見せ場もありました。
アレクサンドロワの悲しみの表現も良かったです。
GPDDが3つもあり、2幕が終わった時点で2時間20分。
インターミッションはさんで3幕、愛し合うエスメラルダとフェビュス。
二人を追いかけてきたフロロは嫉妬して、エスメラルダのナイフでフェビュスを刺して
エスメラルダを犯人に仕立てます。
カジモドは、捕らえられたエスメラルダを思って胸を痛めます。

セット変換して、大聖堂での道化祭。ディヴェルティスマンが多いなぁ。
カジモドが「道化祭の王」に選ばれて担ぎ上げられてると
フロロがやって来て、カジモドの冠を叩き落す。どこまでも嫌なヤツ。

死刑台に連れて行かれるエスメラルダ
グランゴワールと友人たちが、嘆き悲しんで別れを惜しむドラマなシーンです。
助けてほしければ自分の愛を受け入れるようフロロが要求するも
エスメラルダは断固拒否。ラバヤにも似たようなシーンがあったような?

そこへ死んだ と思ってたフェビュスが、正義の味方のように登場~
実は生きていて、エスメラルダと結ばれて
カジモドがフロロを塔から突き落として、ハッピーエンド。
クライマックスのPDDで幕。

他の版と違ってハッピーエンドで、上演時間が3時間20分(インターミッション2回含む)
1幕&3幕はマイムを多用したロマンチックバレエ
2幕はクラシックでプティパってカンジでした。

舞台美術の芸術性が高く、お金がかかってそうなセットと
衣装の細かいところまで見えたのが良かったけど
映画館の音響が今イチだったのが残念~

コールドからプリンシパルまでとにかく動きっぱなしで見応えあり。
主役陣は、テクニックを見せつけてくれて
アレクサンドロワは、最初から最後まで生き生きと踊りまくって
スクウォルツォフも難しいリフトを決めてサポート上手。
全幕で見たのは初めての演目だったけど、踊りが満載で楽しめました☆
機会があれば、アンハッピーエンド版も見てみたいです。

☆次回は、Sleeping Beautyです。
関連記事

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する