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Cinderella(Birmingham Royal Ballet)

バーミンガム・ロイヤル・バレエの「シンデレラ」を、鑑賞。
デイヴィッド・ビントレー新国立劇場バレエの芸術監督でもある)の振付で
昨年クリスマスシーズンに上演されたものを上映。
ビントレーは、昔アシュトン版の異母姉役を演じたことがあるそう。
(アシュトン版では、異母姉妹は男性が演じます)

これまでバレエを見た4つの映画館の中では、激安だった($11)けど
キャスト表をくれなかったので、わかったダンサーの名前だけ。

Cinderella: Elisha Willis
The Prince: Iain Mackay
Skinny: Gaylene Cummerfield
Dumpy: Carol-Anne Millar
Stepmother: Marion Tait
The Fairy Godmother: Victoria Marr


ビントレー版ではプロローグがあり、シンデレラの母の葬儀。
母のお墓に佇む悲しそうなシンデレラ(8歳くらい?)と父。

1幕は、それから10年後。シンデレラの家の台所。
父は亡くなったのか登場せず、裸足のシンデレラと意地悪な異母姉妹
継母が舞踏会の招待状を持ってきます。

シンデレラは、ABTでクデルカ版しか見たことがないのですが
クデルカ版の継母は、アル中なのかお酒ばかり飲んでいて
踊る場面はなく、舞踏会にも行かないけど
ビントレー版の継母役マリオン・テイトは、キャラが濃い演技で存在感あり!

Stepsistersは、痩せと&太っちょのコンビ。
太っちょ役は肉襦袢の上に衣装を着てたけど、踊りにくそう。
ゲイリーン・カマフィールドとキャロル・アン・ミラーは演技が上手く、笑わせてくれました。

シンデレラ役のエリーシャ・ウィリスは幸薄そうで、けなげなカンジが出てた。
1幕裸足で踊るのは、クデルカ版と同じ。
(クデルカ版は3幕片足だけ裸足で、もう片方はキラキラの付いたポワントですが)

ビントレー版の特徴は、母の形見であるガラスの靴をシンデレラが大切に持っていること。
突然、暖炉の前に裸足の老女が現れるも、暖かい食物と
形見である靴をあげるシンデレラ。彼女の優しい性格を表しています。
老女は、実はシンデレラの母の霊 という設定。

ドレスの仕立て屋が来て、ヴァイオリニストが舞台上で音楽を奏で
ダンス教師が異母姉妹に、踊りのレッスンをします。
Ballet master役の男性ダンサーが、なにげに上手かった。

台所でほうきをパートナーに見立てて、一人寂しく踊るシンデレラ。
暖炉の墨で、ほうきに顔を描くのがかわいい。

突然台所が星空に変わり、母の霊が靴の御礼に現れて
四季の精が、シンデレラをお姫様にしていきます。
英国バレエお約束の着ぐるみ、物語でも馬になったネズミや従者になったトカゲ
なぜかカエル(原作に出てきたっけ?)も登場。
春の踊りの平田桃子さん(コレーラバレエに移籍したよう)が、キレがあって目立ってる と思ったら
シンデレラ役も踊ったそう。

コールドの星の精に見送られて、舞踏会へ。馬車は動かないけど、豪華です☆
星の精は、衣装も頭にも☆が沢山でキラキラ。
暗い台所から、輝く世界へ場面転換が効果的でした。

2幕、舞踏会。宮殿と衣装は、ダークな色調でゴシック風。
場違いな雰囲気?の継姉たちを連れた継母が登場。
なぜか姉妹に迫られて困ってた宮廷仕切り役?の演技が上手く面白かった。

王子は2幕からの登場なので影は薄いけど
登場シーンが華々しい。
イアン・マッケイは、長身でノーブル。
王子の従者4人の踊りが揃っていて、好印象。
シンデレラを探しに各国を旅するシーンがないので、2幕に従者4人の見せ場あり。

シンデレラが登場して(1幕で馬車に乗った時の衣装とは違うけど)
舞踏会に来られて、心から喜んでるカンジ。
オレンジを持った踊りの後、PDDは二人だけの世界でラブラブな様子。
コーダのワルツが、お気に入り。
魔法がとける12時が近づいてきて、時を奏でるコールドたちの振付が良い。
なんせクデルカ版は、カボチャ頭のダンサー12人が飛び跳ねてたので。。。
全体的に簡素なセットですが、この時計のセットは素晴らしい。
実物を生の舞台で見てみたい。

幕開き、靴を履こうとトライする女性たちから王子が追いかけられるシーンの後
3幕、再びシンデレラの家。
シンデレラが落としていったガラスの靴を持って、王子一行がやって来ます。
2人の継姉だけでなく、なぜか継母まで無理やり靴を履こうとします。
王子が諦めて帰ろうとした時、シンデレラの顔を見て自分が探していた女性だとわかります。
シンデレラがもう片方を靴を出してきて、両足を履いてみせて
めでたしめでたし♪

家族も王子のお付きの人たちもいなくなり、星降る夜空に場面が変わり
母の精と再会、コールドの踊りと
シンデレラと王子のPDD
ラストは、客席に背を向けた二人が舞台後方に歩いていくところで幕。

演奏は、コーエン・ケッセルス指揮によるRoyal Ballet Sinfonia
印象深いプロコフィエフの音楽に合った振付で、リフトのラインが美しかった。
John Macfarlanceの美術セットもファンタジー、大人も楽しめる
ホリデーシーズンにぴったりな演目で、心暖まりました。

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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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