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Le Corsaire (Bolshoi)

ボリショイ・バレエの「海賊」(3/11に上演されたアンコール上映)を鑑賞。指揮は、クリニチェフさん。

ギリシャ娘メドーラと海賊の首領コンラッドの恋物語 と言うかドタバタ劇で
パシャに売られた恋人メドーラを、コンラッドが連れ去るも
仲間ビルバントの策略で、メドーラはパシャの宮殿に送られてしまい
コンラッドは再びメドゥーラを救いに行き、パシャの妻の座を狙うギュリナーラの助けにより
無事メドーラを救出。仲間と一緒に逃げ出すも、嵐に遭い海賊船が難破。 
メドーラとコンラッドだけ生き残ってハッピーエンド(なのか?)というストーリー。

Le Corsaire

2007年に初演されたラトマンスキー版(ブルラーカ復刻版)で
1863年年プティパ振付版を復活させて、ラトマンスキーが新たに振付を加えた
インターミッション入れて3時間40分の長丁場。
次のバレエの開演時間が迫っていたので、最後の10分が見られず(涙)
ちなみに、この版にはアリがいません。アリ役はプティパ後に創られたよう。
この版の特徴は、女性ダンサーが踊りまくること。男性ダンサーは影が薄いです。

Medora: Svetlana Lunkina
Conrad: Ruslan Skvortsov
Birbanto: Andrei Merkuriev
Gulnara: Nina Kaptsova
Lanquedem: Gennadi Yanin
Pacha: Alexei Loparevich
Pas d'esclave: Anastasia StashkevitchVyacheslav Lopatin
Odalisques: Olga Kishnyova, Anna Nikulina, Anna Tikhomirova


プロローグはなくて1幕、活気ある奴隷市場でトルコっぽい?
コンラッドの手下が2組に分かれて登場し、ビルバントとコンラッドも順に登場。
メドーラはランケデムお気に入りの奴隷で、2階バルコニーからコンラッドに花束を投げます。
花束の意味は、求愛?メドーラが下りてきて、コンラッドと踊ります。
細くて儚げに見えるルンキナは、ザハロワやアレクサンドロワほど華やかさはないものの
高貴な雰囲気が漂うクールビューティ。奴隷だけど姫キャラっぽい?
スクヴォルツォフはエレガントなので、海賊の首領 ってカンジじゃないかも。
衣装とロン毛のカツラが、ちょっと微妙。。。ツィスカリーゼだと似合いそうだけど。
この版のランケデムは、踊らない役なんですねー

パシャがやってきて、メドーラに一目惚れ。
メドーラが惜しいランケデムは、別の奴隷2人にパ・ド・ドゥを踊らせます。
体育会系?なスタシュケヴィッチと躍動感あるロパーティン。

パシャはこの2人では満足せず、メドーラを要求。財宝に目が眩むランケデム。
パシャの元に行きたくないメドーラは、コンラッドにすがり
コンラッドは手下が止めるのも聞かず、メドーラと奴隷達をさらってしまいます。
海賊副首領?ビルバント役は、メルクーリエフ。
悪人には見えない綺麗な容姿で、彼も貴族役の方が似合ってそうだけど
演技力あり!手下を従えてアントロポーワと踊る海賊ダンスも音楽性があって好印象。

場面変わって、洞窟。ランケデムから奪ってきた財宝を隠れ家に運び、海賊たちの踊り。
メドーラとイチャつくコンラッドは、周りが見えてないよう。頼りなさそうなボスだ。
宴会になり、メドーラは衣装を途中で替えて
さらに海賊風?な衣装に着替えラッパを持ちながら楽しげに踊ります。
最後にロシア語でセリフがあったけど、何と言ったのか意味不明。
またすぐに着替えてPDD と「ファラオの娘」を思い出させる衣装替えの多さ!

ラトマンスキー版にはアリが登場しないので、有名なパ・ド・トロワは
メドーラとコンラッドのパ・ド・ドゥです。上半身裸の男が踊らないのと
スクヴォルツォフの見せ場がココしかないのが、ちょっとさみしい。
メドーラにお願いされて、奴隷達を解放してしまうボス。

ボスにイライラするビルバントはコンラッドを裏切る。
メドーラが連れ去られ、眠り薬から覚めて呆然とするコンラッド。
コンラッドを殺しそこねて、とっさに忠実な部下のふりをするビルバント。
メドーラを救い出しに行くところで、約1時間15分の1幕終了。

インターミッションは、ブラルーカへのインタビュー。
2幕、パシャの宮殿。華やぎの園は、パシャの見る夢 ではなくて
メドーラを救いに巡礼者に変装して宮殿に来たコンラッドたちをもてなす踊り。
オダリスクのパ・ド・トロワはキシニョーワ、ニクーリナ、ティホミロワ。
皆さん素敵でしたが、やっぱりティホミロワが好み。
パシャの寵姫ズルマと張り合うギュリナーラ役は、カプツォーワ
この版のギュリナーラは、パシャの妻になりたいんですね。
贅沢できるのがいいのか、他の女性たちも楽しそうなハーレムの世界です。

花壇のような?セットも出てくる花園は、この作品のハイライト☆
花篭や花環を持った女性ダンサーや子供たちも、舞台狭しと現れて
衣装も素敵で、豪華絢爛なプティパってカンジ。
エレガントなルンキナは2幕3幕と踊りまくり、メドーラは大変な役だ~

メドーラを救おうとするコンラッド一味。
ビルバントの裏切り行為をメドーラが暴露し、ドタバタが始まる中
ビルバントは逃げ出し、間抜けな?コンラッドはパシャに捕らえられて
2幕終了。ここで2時間半経過。

インターミッションでは、コスチュームデザイナーが話してた。
3幕、パシャの屋敷。港の近くで、船が係留されてます。
コンラッドを解放して~ とパシャに懇願するメドーラに
自分と結婚してくれるなら と答えるパシャ。
結婚の誓いは私が代わってするから とメドーラを説得するギュリナーラは
賢くて優しいキャラ?

結婚式が始まり、またみんなが踊りを披露。パシャは踊らない役なので
代わりの男性?オフチャレンコとルンキナが踊り
カプツォーワも踊って、とにかくラトマンスキー版は踊りが多い!
パシャを騙して、メドーラはコンラッドと逃げてしまい
悔しがるパシャとギュリナーラは妻になって満足? で3幕終了。

エピローグ。コンラッドとメドーラが乗った海賊船が海上を進んでます。
時間がなかったので、ここまでしか見てないけど
この後、嵐で海賊たちは海に投げ出されて、船が真っ二つ折れて
岩山にたどり着いたコンラッドとメドーラが抱き合って、幕 だそう。

女にうつつを抜かすコンラッド、海賊なのに船を沈めてどーする。
バレエの男性キャラにありがちなダメ男?ビルバントが逆らいたくなるのも仕方ない。
メドーラ、ついて行かない方がいいのに。

ストーリー展開に重要なキャラのランケデム役ヤーニンや
パシャ役ロパレヴィッチは、個性豊かな演技で良い味出していた。
疲れ知らずで軽やかだったルンキナ、この日トータル何回ターンしたんだろ。
明るく表情豊かなカプツォーワも好印象。

ストーリーや踊りが見慣れたABT版とは違ってたので
ビックリするところもあったけど、面白かったー
全幕通して踊りの洪水で衣装変えも多く、メドーラ役は7着くらい?

音楽があまり好きでないのと、ハチャメチャなストーリーだけど
華やかなセットとお花、衣装の数々で
メドーラ役が好きなダンサーだと楽しめます。

☆NY Timesの記事は、こちら
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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