The Bright Stream (Bolshoi)

4/29に上演されたボリショイバレエ「明るい小川」のアンコール上映を鑑賞。
前回の「海賊」同様、ロシアのIPアドレスを持っていればYou Tubeで生中継が見られたよう。

こそっと写真撮ってる人がいたので、私も真似してみた。
Ballet in Cinema1
こんなカンジで劇場が映されます。

Zina, a local amusements’ organizer: Svetlana Lunkina
Pyotr, an agricultural student: Mikhail Lobukhin
Ballerina: Maria Alexandrova
Ballet Dancer: Ruslan Skvortsov
Accordionist: Denis Savin
Old Dacha Dweller: Alexei Loparevich
Anxious-to-be-younger-than-she-is Dacha Dweller: Anastasia Vinokur


ラトマンスキー振付、昨年ABTで初演されたのを見たけど
旧ソ連が舞台なので、ロシアのカンパニーが演じる方がしっくりくるカンジ。
ロマンティックな豪華絢爛なバレエとは違って、抱腹ドタバタ劇で笑えます。
よその美女にちょっかいを出そうとする夫を、妻がその美女に変装してとっちめて
夫は妻に許しを請い仲直りをする シュトラウスの「こうもり」のようなストーリー。

1幕、ソ連時代のコーカサス地方にあるコルホーズ(集団農場)
収穫祭の時期に、モスクワから芸術慰問団が到着。

がに股歩きのガヴリールィチ、高地の住人リーダー、クバンの作業員、トラクター運転手
女学生ガーリャや搾乳婦が待ってると、機関車がやって来ます。

バレリーナ役のアレクサンドロワはオーラがあって華やか
ジーナ役のルンキナは若妻風、2人はバレエ学校時代の同級生で
再会を喜んで踊ります。しょっぱなからキレキレだった2人。

ジーナの夫、農業技師ピョートル役のロブーヒン、衣装と髪型がいけてなくて役柄にピッタリ?
同じ役を去年ワシリエフで見てしまったので、踊りは比べてしまうとちょっと重たいかな。

ソ連の農村が舞台なので、ロシアの民族舞踊もあって見応えあり。
群舞は、迫力満点でパワフル。

社会主義国らしく最優秀労働者の表彰があり、品質管理官ガヴリールィチは蓄音機を貰い
搾乳婦は、赤地に白い水玉模様のドレスをプレゼントされます。
キャラクターダンスが多くて、ガヴリールィチのコサックと農夫達の踊り
初老の別荘住民夫婦のシャコンヌ、ジーナ&女性たちが日々の作業を表現した踊りや
トラクター運転手と着替えた搾乳婦が作業員二人を牛にみたてて搾乳してみせる
農場万歳な踊りがてんこ盛りで、お祭りっぽくて楽しい。

皆の求めに応じて、バレリーナとバレエダンサーが踊ります。
スクヴォルツォフがアイスダンスのローテーションリフトのように
アレクサンドロワを回し続けたのがすごかった。
クバンの作業員と高地の住人たちの勇ましい踊りが、バシバシ跳んでさすがボリショイ!
アレクサンドロワが勇ましく駆け込んできて、豪快な連続ジュテがカッコいい。

アコーディオン奏者は、女学生ガーリャと踊って口説き
都会から来た華やかなバレリーナに夢中になるピョートルに、ジーナは悲しみます。
バレリーナは、その気はない とジーナの誤解を解いてピョートルをとっちめることに。
バレリーナとバレエダンサーに言い寄る別荘夫婦もぎゃふんと言わせるため
友人たちと計略を練ります。

2幕、夜の逢引?アコーディオン奏者のデニス・サーヴィンは、ナンパ男がはまっていて
踊りも軽やか。

バレリーナを待つ自転車で現れる別荘主人は、なぜか長銃持参。
シルフィードに扮したスクヴォルツォフは、かなり長身だけどポワントは特注?
でかくて胸毛濃い(笑)いつも貴族や王子役でエレガントなのでギャップが笑える。
軽やかなポワントワークで、コメディ振りも素晴らしかった。

犬の着ぐるみ(トラクター運転手)が、自転車をこいで通り過ぎる姿が
吉本新喜劇っぽい?
イケメンのバレエダンサーと踊ろうと?赤いドレスの老婦人。
男装したアレクサンドロワが、一幕バレエダンサーのソロと同じ振付で踊るんだけど
スクヴォルツォフよりもキレがあったかも。コミカルな演技も◎

バレリーナと逢引しにやって来たピョートルは、変装したピョートルの妻ジーナを
憧れのバレリーナだと思い込んで口説きます。しっとりしたPDDが美しく
踊り手が違うと、こんなに印象が変わるのねー

別荘住人の夫に決闘を申し込むドタバタ劇で、ガヴリールィチが金タライを叩いたり
シルフィード姿のスクヴォルツォフの倒れる様も笑える。

収穫祭では、巨大農作物が運ばれて
ジーナとバレリーナが同じ衣装・仮面をつけて踊ります。まだまだ元気いっぱいの2人。
わけがわからないピョートルは、真相を知って仲直りして大団円。
ラストは、みんなが舞台の真ん中に集まり、観客に向かって手を振って、幕。

Pavel Sorokinさん指揮のボリショイ管弦楽団の演奏の方もノリノリで
明るて陽気なショスタコーヴィチの音楽が素晴らしい~
やっぱりロシア音楽は、ロシアのオーケストラが演奏するにかぎる?

音楽に合ったラトマンスキーの振付
踊りは凄いし、登場人物がそれぞれ個性的で
ドタバタ劇のマイムが、細かいところまで楽しくて
コルホーズの住民たちが、一連のドタバタを物陰から覗いている という設定も面白い。

ABTとは衣装が微妙に違って、セットはボリショイの方が華やかです。
Ballet in Cinema2

☆NY Timesの記事は、こちら
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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