Giselle@MET Vol.2

マチネに続いてソワレ鑑賞。昨年評判の良かったヴィシニョーワ&ゴメスです。

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Giselle: Diana Vishneva
Albrecht: Marcelo Gomes
Hilarion: Gennadi Saveliev
Peasant Pas de Deux: Sarah Lane, Daniil Simlin
Myrta: Polina Semionova


一幕、ジゼルを演じるには、色っぽすぎるかな?と思ってたけど
ヴィシニョーワは白を基調にした衣装で、可憐な恋する乙女。
指先の動き、顔の角度、視線など細部の表現が絶妙です。
出だしから、心臓が悪くて病弱そうな雰囲気たっぷりでした。
ゴメスは胸毛濃い(笑)従者ウィルフリートにえらそうなアルブレヒト。
ちょっとプレイボーイっぽい?

お花を受け取ってくれてなくてガックリするヒラリオン役サヴェリエフは、いい人そう。
バチルド姫は、 Kristi Boone
狩猟犬役のワンコ(ボルゾイ)が1頭退場時、素直でなかった(笑)

ペザントのPDDは、レーン&シムキン!
シムキンのHPでは20日(日)に踊る となってたけど、日曜は公演がないので
土曜か月曜どっちかの間違いだろ と思ってたけど、この日に踊ってくれて嬉しい。
昨年も観たけど、ソロの踊りはエレガント(ペザントに見えない?)
火曜は苦戦してたらしいpartnering、ピルエット回しが止まりそうになる以外は
まずまずでした。

ゆったりめLaMARCHEさん指揮で、ジゼルのバリエーションは柔らかく軽やかで
音楽性のある踊り。

正体をばらされて開き直るアルブレヒト。
バチルドの手の甲にキスをするアルブレヒトを見て、全てを悟り
もらった首飾りを引きちぎって、ショックのあまり倒れこむジゼル。
(倒れた時ベルタがジゼルの髪をほどいて乱れ髪に)
狂乱の演技は涙を誘いました。ジゼルが息絶えてしまう場面では、焦りと激しい後悔の念が伝わり
取りすがるゴメス、はらいのける母ベルタ とドラマチックな演技。

インターミッションの後
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二幕、ミルタ役は贅沢にもセミオノワ。女王の風格で、男たちを殺しちまう雰囲気たっぷり?
2月Facebookで今年ベルリン国立バレエを去ることを発表して驚かせました。
(5/25に、ABTのプリンシパルになる と発表)
この日がミルタ役デビュー。ABTでレパートリーをいっぱい増やしてほしいな。

ウィリーのプチボス、ドゥ・ウィリは、Melanie HamrickとZhong-Jing Fang
評判の良い加治屋さんで見たかった~
マチネと同じくソワレのコールドも美しかったです。

ミルタに呼び出されてジゼルがウィリになる場面、ちょっとゴーストっぽい?
ウィリたちが去り、ジゼルを死に追いやって後悔するアルブレヒトと二人で踊る場面でも
体重を感じさせず、この世のものではなくなりspookyで冷んやりしたカンジ。

マチネのヒラリオン役が、普通に舞台袖にはけていったので
スタッパスのヒラリオンが恋しいなぁ と思っていたら
でんぐり返りを見せてくれたサヴェリエフ、踊りもキレがあって良かったです。

神秘的なPDDでも冷やっとしたカンジが常にあって、それがウィリらしさになっていた。
テクニックがすごいだけでなく、アルブレヒトを思うジゼルの心が伝わってくるよう。
儚げで、ためのある動きが美しい~ポーズを決めるたびにオーラが出てました。

ゴメスの無重力リフトも素晴らしく、フワフワ感がたまりません。リフトの下ろし方も優しい。
寄りかかりの決めポーズでは、さりげなくヴィシニョーワの左足に手を添えるゴメス。
ジゼルとも、心を交わしているように見えました。

ミルタに無理矢理踊らされるアルブレヒトのヴァリエーション。苦しげな演技も熱く
コーダはホールバーグと同じで、ブリゼでなくてアントルシャ・シス
とどめに豪快なカブリオール とジゼルのおかげで命を失わずにすみ
朝の訪れを知らせる鐘が。

永遠の別れの前に、アルブレヒトの腕の中で抱かれるジゼル。
腕を下ろして目を閉じていたのが印象的。アルブレヒトに一輪の花を残して
ラストはアラベスクパンシャで消えていきます。
朝日が差し始める中、感慨にふけながら前を向いて歩いていくアルブレヒト。

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カーテンコールの映像
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Facebookにも書いてあるけど、二人のパートナーシップが堪能できた舞台でした。
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芸術的だったヴィシニョーワのジゼル、心に残りました。
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☆NY Timesの記事は、こちら
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