La Bayadere

ABT2週目の演目はラ・バヤデール、コジョカル&ワシリエフがお目当てです。
La Bayadere5
↑ブロンズアイドルの写真は、 アロン・スコット

☆あらすじと見所は、こちら

Nikiya: Alina Cojocaru
Solor: Ivan Vasiliev
Gamzatti: Misty Copeland
Tha Radjah Dugumanta: Alexandre Hammoudi
The High Brahin: Roddy Doble
Magdaveya, head fakir: Arron Scott
The Bronze Idol: Joseph Phillips


一幕、古代インドの寺院。ラジャに仕える戦士たちが、虎狩りから戻る。
ワシリエフのソロルは髭つきでイカつい?ターバンヘッドは似合ってます。

僧侶や大僧正が登場、行者や巫女たちと拝火の儀式。
舞姫ニキヤを演じるコジョカルが、白いヴェールをかぶって登場。
昨年観たジゼルやオーロラのようなかわいいキャラとは違って、神聖な巫女ってカンジ。
清楚だけど、内に秘めた強さがうかがえます。
大僧正はニキヤに求愛するも、振られる。

ソロルのパシリ、マグダヴェーヤは アロン・スコット。衣装はアレですが、バネのある跳躍。
ソロルからの伝言をニキヤに伝えて、逢引(死語?)の手はず。
聖なる火の前で愛を誓うソロルとニキヤ。逢いたかった~という気持ちが伝わってくるような
愛に溢れるしっとりしたPDD。ラブラブであればあるほど、この後の悲劇が悲しい。。。

ラジャの宮殿、娘のガムザッティと結婚するようラジャに命じられて当惑するソロル。
ガムザッティに惹かれて と言うよりも、権力には逆らえず
心ならずも結婚を承諾した ってカンジの演技だったワシリエフ。
ジャンペの踊りの時に、ソロルとガムザッティがチェスするシーンでも
あまり楽しくなさそう?

ソロルが他の女への愛を神に誓った とラジャに密告する大僧正。
じゃあその女を殺してしまえ と言われて、ソロルを殺してほしかったのに
自分がチクッたせいでニキヤが殺されることになるとは、ショック。
大僧正と父の話を盗み聞きしたガムザッティが、ニキヤを呼びつけて別れを迫る
女同士の対決シーン、コープランド演じるガムザッティにもう少し迫力がほしいところ。
ニキヤは承諾せず、ガムザッティはニキヤを殺すことを決意。
権力者って、すぐ殺したがるのね。やだやだ。

華やかな踊りが満載の婚約宴。
パ・ダクシオンの踊りを間に挟んで、ガムザッティとソロルのPDD。
ガムザッティ役デビューだったコープランド、サポーターが大勢来てたようで
拍手を沢山をもらってました。
ただワシリエフとユニゾンの振付のところは、ワシリエフの跳躍が高すぎ&回転が早すぎて
調和性がなかった。二人の気持ちが一つでない という解釈には合っていましたが。

この日一番の見せ場だったソロルのバリエーション
何回見ても驚きがあるワシリエフの豪快なジャンプ。筋肉パンパンの太もも。
体を大きく使った力強い踊りで、舞台狭しと跳んで回って
決めポーズでは背中を思いっ切り反らせて、観客を沸かせました。

踊りを強要されるニキヤ。身体をしならせて、悲しげに舞うコジョカル。
苦悩の表情で、心の揺れを見せるワシリエフのソロル。
侍女にソロルからの花籠 と告げられて、喜びの表現に切り替えるニキヤ
ガムザッティの侍女が仕込んだ毒蛇に咬まれて、倒れます。
ラジャとガムザッティに催促されて退場するソロル、後ろ髪引かれる思いでニキヤの方に振り向き
彼女が解毒剤を受け取ったことを確認してから立ち去ります。
ダンサーによっては、振り向かずにさっさと立ち去るソロルもいるので
薄情でないワシリエフの演技は、気に入りました。

事態を予期していた大僧正が、ニキヤに解毒剤を差し出すも
ソロルが行ってしまうのを見たニキヤは、潔く死を選びます(涙)

二幕、後悔に苛まれてアヘンに溺れるソロル。ニキヤの幻が現れて、幾重にも重なって見えます。
バレエ映画「The Turning Point愛と喝采の日々」の冒頭シーンだった影の王国が幻想的。
白い衣装で24人のダンサーが、坂を降りながらアラベスク・パンシェを繰り返す振付が
夢幻性を醸し出していて、観客をトリップさせるよう?
ジゼルに続いて美しかったコールド、拍手がなかなか鳴りやまなかった。
Three shadesのレーン、アブレラ、Melanie Hamrickも良かったです。

ソロルは夢の中でニキヤと再会、切ないPDD
先週ジゼルでは調子が悪かった?という噂だったコジョカル。
その後ロンドンでシルフィードを踊って、再びNYに戻っての舞台。
絶好調ではなかったかもしれないけど、静かで神秘的な佇まいが印象的。

Three shades、ヴェールのPDDとバリエーション、コーダ と2幕の音楽好きだわ~
ワシリエフ、素晴らしかった~彼のソロの踊りって、ほとんど地上にいなくて宙を舞ってる印象。
コジョカルも舞台上手奥から下手前までディアゴナルに超高速シェネで駆け抜けていきました。

影の王国から戻って、夢から覚めて寝台に横たわるソロル。
つらい現実が待っています。。。

三幕、結婚式の前に全身金粉を塗ったブロンズ・アイドルの踊り。
短いながらも個性的なキャラクター・ダンスで、技の見せ場。軽やかだったフィリップス。

キャンドルダンスの後、ガムザッティ、ソロル、ラジャが踊るけど
ニキヤの幻に取り憑かれたソロル。ワシリエフは踊りだけでなく、演技も◎
花籠が出てきた時のガムザッティの反応を見て、ニキヤを殺したのはガムザッティだ
と確証を得たソロル。ニキヤに愛を誓ったことを思い出し、後悔と悲しみで
ガックリ跪きます。神の怒りか?寺院が崩壊して、全員息絶えます。

スモークが焚かれて、白いベールを持ったニキヤとソロルの魂は一緒に
天国への階段を昇って行きます。

La Bayadere1
ストーリーはドロドロした愛憎ドラマだけど、踊りの見せ場が沢山あって衣装も豪華。
エキゾティシズムとクラシックバレエが溶け合った演目です。

La Bayadere4
カーテンコールの映像

☆NY Timesの記事は、こちら
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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