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The Sleeping Beauty (Royal Ballet)

パリオペラ座バレエを観に行く前に、ロイヤルバレエ「眠れる森の美女」を映画館で鑑賞。
昨年12/15に上演されたアンコール上映。と言うか、そもそも生中継がなかった。。。
Sleeping Beauty
なぜか今頃になって上映。今年1月突然ロイヤルバレエを退団した
セルゲイ・ポルーニンの貴重な映像なので観に行ったら
これまでで一番の混み具合で、皆さん私と同じでまさかのポルーニン目当て?
19歳でプリンシパルに登りつめ21歳の彼に何が起こったのか?と世間を騒がせたけど
今はゼレンスキー率いるモスクワ音楽劇場バレエ(ダンチェンコ)に移籍。
来年2月ロイヤルバレエの 「マルグリットとアルマン」 に出演するってホント?

Princess Aurora:Lauren Cuthbertson
Prince Florimund:Sergei Polunin
Lilac Fairy:Claire Calvert
Princess Florine and the Bluebird: Yuhui Choe, Alexander Campbell


ロイヤルバレエの18番 であるSleeping Beauty
2006年モニカ・メイスン&クリストファー・ニュートン復刻版で、ストーリーはこちら

プロローグ 洗礼式。
今回の公演で衣装が新しくなったよう。繊細で微妙な色使いがエレガント。
カタビュラットのアラステア・マリオットとフロレスタン王のギャリー・エイヴィスが
オスカルのような?カツラ。王様が若いけど、オーロラ姫が生まれるくらいの年だから
このくらいが普通なのかな。
お妃のジェネシア・ロサートと仲良さそうに顔を見合わせたり話したりして
キャラクター役ダンサーたちの演技が細かい。

妖精たちの名前が、普通のと違うんですね。振付は、あまりいじってないのかな。
中でも目を惹いたのは、Fairy of the crystal fountainの崔由姫さん。
美しい踊りで、繊細なアームスと脚捌きが見事です。 
Fairy of the Woodland Gladeが、金子扶生さん
リラの精のお付きの騎士が、平野亮一さん と日本人ダンサーが活躍。
妖精たちにカヴァリエールと小姓がついていて、小姓たちがそれぞれ妖精の贈り物を持参。

リラの精は、クレア・カルヴァート。印象的な踊りをする人で、タイプかも。
ソリストに昇格したばかりのようですが(この時まだFirst Artist?)
難しい振付を軽々こなして全く危なげなく、品格がありました。

ロイヤル版カラボスは女性でクリスティン・ マクナリー。アンソニー・ダウエル振付のよう。
手下のねずみたちは英国バレエお約束の着ぐるみで、かわいかった。

1幕、オーロラ姫16歳の誕生日。編み物針のくだりの後に、ワルツ。
男女8人ずつで始まり、あとから女性4人が加わる。
ちょっと現代風? と思ったら、クリストファー・ウイールドン振付なんですね。
イギリス、フランス、インド、ロシアの王子は、それぞれのお国っぽい衣装で登場。
インドの王子役のEric Underwoodは、10月NYでSarah Lambと踊るみたいですね。

16歳になったオーロラ姫、ローレン・カスバートソンが登場。ピンクの袖付き衣装がかわいい。
コジョカルのような可憐さや、ロホのような技術はないかもしれないけれど
優雅な雰囲気で育ちのよさを感じます。ローズアダージョは、アチチュードのバランスが
あまり得意でなさそう?不安定なんだけど、思わず支えてあげたい と思わせるカンジが
オーロラ姫の初々しさを表しているように見えないでもない。
ヴァリエーションは、音楽に合った踊りで良かったです。

カラボスが正体を現すと、王子たちが剣を抜いて追いかけるんですね。
噴煙と共にカラボスが奈落に消えていく演出で、面白い。

インターミッション中、衣装や美術セットがBeautiful!と周りで話してるのが聴こえた。
ローレン・カスバートソンやセルゲイ・ポルーニンのインタビュー映像あり。
フィッシュダイブの練習風景もあって、やっぱりあの技は大変なのね。

2幕 100年の時が流れ、フロリムント王子の登場。名前がデジレ王子でないんですね。
狩りに来ても、心が晴れない様子の王子。あまり王子っぽくないポルーニン。
何か思い悩んでる様子で、伯爵夫人に目隠しをして遊びましょう~
と誘われても、気が進まない。

一人になった王子が、メランコリックなソロを踊り。この踊りは初めて見たかも。
アシュトン振付だそう。
リラの精が登場、それまで憂鬱そうだったのにオーロラの幻影を見せられて高揚する王子。
衣装替えしたオーロラ姫の幻影の踊り、神秘的でした。

リラの精と王子はゴンドラに乗って、オーロラのいるお城へ。このゴンドラが立派で
ちゃんと曲がれるのだろうか と思ってしまった。森の中を進んで(セットが素敵)
カラボスの手下がちょろちょろ出てくるけどリラの精が追い払って、あっさりお城に到着。
カラボスは先回りして待ち伏せしてるのに、王子とは闘わず。
隠れて様子を伺っていたカラボスが、オーロラの寝台の上の鏡に映って見えて 
王子がオーロラにキスして呪いを解くと、鏡が割れてカラボスが苦しんで消える という演出。
凄みがありそうなのに、弱いカラボスでした。
王や王妃、みんなも100年の眠りから覚めます。

ABT版ボリショイ版と違って、ロイヤル版2幕の王子は見せ場が少ないんですね。
ある角度から見たらメイクしたポルーニンは、ホールバーグにちょっとだけ似てるよね と
お隣の方と意見が一致。(ホールバーグをガラ悪くさせたカンジ)

休憩なしで3幕 結婚式。招待客は銀髪のヅラ。
ロイヤル版は、宝石の踊りの曲がアシュトン振付「フロレスタンと姉妹たち」のパドトロワだけど
王の姉弟なんでしょうか?小林ひかるさんが踊ってました。
長靴を履いた猫と白い猫、マスクをしているので表情以外で表現。
猫っぽい仕草で ラストは白猫が長靴猫に抱え上げられて舞台袖へ。
個人的には、ジュテで袖にハケる方が好きだけど。
「赤ずきんと狼」、狼のかぶりものをした平野亮一さん。ユーモアと演劇性があって楽しい。
シンデレラ&王子の踊りはナシ。
フロリナ王女と青い鳥、崔由姫さんは踊りなれてる様子。
アクセントが効いていて愛らしく、丁寧な踊りで目線の使い方もよい。
青い鳥は、バーミンガムロイヤルバレエから移籍したアレクサンダー・キャンベル。 
サポートが巧い。コーダの細かな足技も二人揃ってました。

そしてPDD、アダージョは見ごたえたっぷり。もちろんフィッシュ・ダイブ3連続つき。
ポルーニンは21歳とは思えない貫禄だけど、あまりドヤ顔でなくて大人しめの演技?
トゥール・ザン・レールの着地が床に吸い付きそうで、さすがもと体操選手。
マネージュもダイナミックに周回。カスバートソンは、大人っぽくなったオーロラで
コーダも盛り上がって、華やかな「眠り」の世界を楽しめました♪

奇を衒うことなくオーソドックスで、会話が聞こえてきそうなマイムが多いのが
ロイヤルならでは。Boris Gruzin指揮の演奏も◎
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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