Swan Lake (Royal Ballet)

先週のことですが、昨年10/23に上演されたロイヤルバレエ「白鳥の湖」のアンコール上映。
Swan Lake2

Odette: Zenaida Yanowsky
Prince Siegfried: Nehemiah Kish
Rothbart: Gary Avis


プティパ・イワノフ振付を基にしたアンソニー・ダウエル版。ストーリーは、こちら

1幕、宮殿の外。大きな門が御伽話風。王子がコート&軍服風タイツを着て登場。
ベンノはヴァレリー・ヒストリフでマント風コート&軍服で、家庭教師はコート&スーツ。
お城の庭で、ジークフリート王子成人のお祝い。王子は上手の椅子に座る。
見せ場のパドトロワはチェ・ユフィ、ヘレン・クロフォードとアレクサンダー・キャンベル。
モノトーンのシックな衣装が素敵。ユフィは王子が見とれるほど可憐でエレガント。
アレクサンダー・キャンベルは、跳躍力があって伸びやかな踊り。
クロフォードは豪快で、あまりタイプでないかも。。。

アレイステア・マリオット演じる家庭教師がぶつかって杯を落とす小芝居の後
威厳がある王妃役エリザベス・マクゴリアンが、華やかに登場~
門の後方にガラスの白鳥が見えるのが気になる。母親が結婚を促すけど気が乗らない王子。
デンマークロイヤルバレエから移籍したネヘミア・キッシュは、正統派王子で優しげ。

原譜と違って、ここでやっとワルツ。男女5組が椅子を使って踊って
王子の友人カップル4組。さらに人数が増えて、途中王子のソロもあり。
飾り棒から垂らされたリボンを持った踊りで盛り上がる。ここの振付はABT版より好きかも。
と思ったら、デヴィッド・ビントレー振付らしい。

酔っ払った王子の家庭教師が、少女二人と踊るんですね。
乾杯の踊りが終わると、コールドがはけていなくなる。
平野亮一さんの酔っ払いの演技も面白い。目がすわってる。
眠りこんだ家庭教師を置き去りにして、ベンノや友人と白鳥狩に出かける王子。

2幕、ベンノ&友人3人が湖畔へ。王子一人遅れて登場。ダークでゴシック調なセット。
オデット役ゼナイダ・ヤノウスキー(サイモン・キーンリーサイドの奥さん)が登場。でかい!
ポワントで立つとキッシュよりも高くなり、かなりガタイもよくトロカデロ?
ニューハーフっぽく(失礼!)視覚的に儚げな白鳥に見えず。
王子がオデットに愛を誓うマイムはナシ(ABT版では誓おうとする王子をオデットが止める)

主役二人よりインパクトがあったのが、ロットバルト役ギャリー・エイヴィス!
梟 と言うよりも半分くじゃく?な衣装で、凄味&オーラがすごい。
登場シーンは短いのに存在感ハンパなかった。

コールドはロマンティック・チュチュで、オーストラリアバレエのを豪華にしたようなの。
やっぱクラシックチュチュのがいいなー。コールドの振付はあまり好きではないかも。
コールドと一緒にいると、サイズが大きいヤノウスキー。女王っぽくは見えますが。
グランアダージョはしっとり、二人の結びつきを感じたパートナーリング。
ヤノウスキーの白鳥は好みでないけどポーズやリフトが美しい。サポートが上手いキッシュ。
子役8人のスワンの輪に、オデットが入ったりする。

4羽の小さい白鳥の踊り、大きな白鳥の踊りは小林ひかるさんとイツァール・メンディツァバル
オデットのソロとコーダの後、朝が近づきロッドバルトが白鳥たちを連れ去る。
一人残された王子が佇み、オデットを呪いから救うことを決意してるのよう。

インターミッション挟んで、3幕。王子の花嫁選びの舞踏会で妖しい仮面舞踏会?
華やかなセットで正面に大きな鏡があり、左右の階段から招待客が降りてくる。
6人のお妃候補の踊り。王子は誰も選ぼうとしない。
ファンファーレが鳴り、ロットバルトがオディールと登場 と思ったら
ロットバルトがモヒカンになってる!パンクの国イギリスだから?
オディールよりも目立ってて、お付きの髑髏をかぶった小人2人が悪魔の手先ってカンジ。

ロットバルトが仕切ってディベルティスマンの始まり、男女2組スペインの踊りがカッコよく
ヌレエフっぽいドンキってカンジ。チャルダッシュはリード1組&6組、特筆すべきはナポリの踊りで
アシュトンの振付でタンバリンを持って踊るラウラ・モレーラ&リカルド・セルヴェラ。
民族舞踊なのにポアントで、速いテンポで細かいステップ。途中タンバリンを投げて
手をつないだままで振り向いてキス と生き生きと踊ってブラボー☆
男女4組のマズルカの後、オディールと王子のPDD。ここでもロットバルトが絡む。
途中、オデットが鏡に映る演出がいいですね。王子は気づかない。
長い手足を生かしたダイナミックなオディール。ゼナイダは黒鳥の方が合っていた。
グランフェッテはちょっと不安定で32回転回りきれず。。。
キッシュはリフトと演技は上手いけど、ゼナイダを支えまくったせいかお疲れ気味?

人が良さそうな王子はロットバルトの計略にはまり、オディールへの愛を誓ってしまうと
後ろを振り向かされ鏡に映るオデットを見て、騙されたことに気づき絶望する。
高笑いのオディールがスモークと共に消えて、王子は走り去り王妃はショックで倒れる。

4幕、再び湖畔。オデットの帰りを待つ白鳥たち。ロイヤルでは黒鳥が混じってます。
聴きなれない曲 と思ったらピアノのための18の小品op.72-11「火花のワルツ」だった。
ワルツの後、絶望したオデットが戻ってくる。嵐が起こり、王子が駆け込んできて
跪き、許しを請う。ここの音楽はop72-15「少しショパン風に」
原譜以外の曲があるせいか、ロイヤルの4幕は少し長く感じる。
コールドがはけて、ロッドバルトと対決する王子。
エイヴィスの怪演が素晴らしく、陰の主役 と言っていいでしょう。
「くるみ割り人形」でもそうでしたが、舞台をコントロールしていました。

ようやくゼナイダの巨大白鳥に目が慣れてきたと思ったら(遅すぎ?)
死を決意したオデットは湖へ身投げ。後を追う王子。
残された白鳥達に囲まれて苦しむロットバルトは破滅し
天国で結ばれたオデットと王子が乗ったボート?が湖に現れて、幕。

豪華絢爛な舞台美術で、ロイヤルらしい演劇的な「白鳥の湖」
Swan Lake5
カーテンコールでロットバルト役にブーイングするのはお約束。
Swan Lake4

ロイヤルバレエ日本公演は、7/5-14です。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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