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Sleeping Beauty@David H. Koch Theater

New York City Ballet冬シーズン、「眠れる森の美女」を鑑賞。
Sleeping Beauty1
1991年NYCB初演マーティンス版。
6年前に観た時、舞台美術が美しくて好印象だったのでまた見たくなって。
ちなみに当時のキャストは、アシュレイ・ボーダー&ベンジャミン・ミルピエ。
この後ナタリー・ポートマンと結婚して、次期パリオペ芸監になるとは思わなかったけど。。。

Princess Aurora: Ana Sophia Scheller
Prince Desire: Gonzalo Garcia
The Lilac Fairy: Savannah Lowery
The Fairy Carabosse: Maria Kowroski
Princess Florine: Brittany Pollack
The Bluebird: Troy Schumacher

マーティンス版は全2幕で、1幕は洗礼式~16歳の誕生日~幻影まで
2幕が目覚め~結婚式 とトータル2時間半くらい。
1幕が少し長いかな と思ったけど、その分通常よりも休憩回数が1回少ない。
有名どころのプティパ振付は残していて、脇役のバリエーションや群舞は高速ステップ。
マーティンスの出身であるブルノンヴィルの影響なのか、複雑な足捌き。
ヌレエフっぽいと言うか、NYCBだからバランシンっぽい と言うべきか。
演奏が早かったせいか、あまり古典っぽくないカンジ。

序曲が始まると、舞台上の大きなスクリーンに門からお城へと続く小道が映写される。
木々のトンネルを抜けてだんだんお城に近づき、御伽の世界へ。
オーロラ姫の洗礼式、招待客の衣装は少しオリエンタル調?
リラの精のサヴァンナ・ ロウェリーは、ソリストだけど貫禄たっぷり。
でかいので、カラボスよりも全然強そうに見えた。
妖精たちにカヴァリエールと小姓がついていて、子役の小姓たちがかわいかった。

カラボス役コウロスキーはエレガントで、黒い衣装も素敵。
蜘蛛の巣の馬車で現れて、4人の手下がゴキブリか玉虫にしか見えないけど
あれは蜘蛛なんでしょうかね。
お決まりのカタビュラットが髪をむしられるシーンでは、笑いをとってました。

間奏中、スクリーンにお城が映された後
オーロラ16歳の誕生日。ガーランド・ダンスはバランシン振付のよう。
華やかで、群舞に加わったSchool of American Balletの生徒たちも
可愛らしく堂々とした踊り。オーケストラ席2列目からだと混み合って見えたけど
上階から見た方が、フォーメーションが楽しめそう。

オーロラ姫は昨年プリンシパルに昇進した アナ・ソフィア・シェラー
パロマ・エレーラやマリアネラ・ヌニェスと同じバレエ学校でアルゼンチン出身。
20日にオーロラ役デビューしたばかりだそうで、初々しい。脚力は強そうだけど
Clotilde Otrantoさんの指揮は、テンポが速いので
プロムナードではドキドキしてしまった。

老婆に化けたカラボスから渡された花束に隠されてた糸巻きに指を刺して倒れるオーロラ。
高笑いするカラボス。噴水からリラの精が現れて、魔法をかけて
オーロラ姫が目覚めるまで、お城の人達みんなも長い眠りにつきます。
木々がザーッと伸びてきて、包まれていくセットが◎

間奏中、100年の眠りの間ヤブに包まれたお城周辺がスクリーンに映し出されます。
時が過ぎて、森へ狩りに来たデジレ王子御一行が登場。
貴族たちの衣装が素敵なのに、出番が少ないのが残念~
お決まりの目隠しの後、ブルーな王子はみんなを追いやって一人になる。
理想の愛を求める王子の前に、リラの精が現れてオーロラ姫の幻影を見せる。

デジレ王子は、スペイン人ゴンザロ・ガルシアでラテンペア。
王子様キャラではないけれどノーブル。しっとり踊るアナ・ソフィア・シェラーと
PDDの後に、やっと王子の見せ場ソロがあり
背景が森から湖に変わって、リラの精が王子を船に乗せてお城へと導きます。
霧(ドライアイス)の中、舞台を通るシーンが幻想的。

インターミッションはさんで二幕、豪華な船で森をぬける途中に
カラボスの手下が登場。お城に到着して
舞台中央のベッドで眠るオーロラに王子がキスすると、花火&煙と共にカラボスが消え
オーロラと同時に城中が100年の眠りから覚めます。
カバーが取られていき、人々が目覚めていきます。

結婚式。招待客はロングのドレス。
マーティンス版は、ディベルティスマンが多くて賑やか。
ぺローの童話のキャラクター達が登場。
長靴をはいた猫の衣装が豹みたいで、白猫のチュチュと尻尾がかわいい。
宝石の踊りはパドカトルで、ゴールド(男性)とダイヤモンド、ルビー、エメラルド。
狼と赤頭巾ちゃんの踊り(動く木が登場)では、ダイナミックな踊りの狼に追われて
膝をガクガク震わせるお芝居がかわいい子役の赤頭巾ちゃん。
マーティンス版にはピエロの踊りがあり、男性ダンサー3人の見せ場。
お気に入りのダニエル・ ウルブリクトがセンターで、高く跳びはねて大開脚。
青い鳥とフロリナ王女のPDDも丁寧な踊り。
ハードそうだけど、鳥っぽい振付がお気に入り。
リラの精のソロの踊りがあり、クライマックスで幸せな二人のPDD。
アダージョは圧巻☆
フィッシュダイブのポーズ長めで、バランス技もたっぷり魅せてくれました。
よくこの早い演奏に合わせてバリエーションを踊るなぁ と思ってしまった。
コーダで盛り上がった後、フィナーレは全員でマズルカ。
子役の赤頭巾ちゃんも、小さい体ながら頑張ってみんなと同じ振りについていってました。
姫と王子はベールをかけられて、アポテオーズで幕。
Sleeping Beauty3

舞台セットと衣装が豪華で、センスの良さを感じる。
高速演奏に合わせて、駆け足調に細かいステップを踊りこなすダンサーたち。
筋肉質になるのも、無理はない?
ごっそりソリスト昇格発表後だったせいか、皆さん安定した踊りで
違うキャストでも見ればよかったーと思ったほど。

Sleeping Beauty2
ロシア系グランバレエとは一味違ったNYCBらしい舞台。
舞台裏の写真は、こちらこちら

☆10月に4年ぶりの日本公演があるよう。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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