Onegin@MET Vol.2

マチネとは違う席から、ソワレを鑑賞。イリーナの引退公演です(涙)
マックスも娘ちゃんとParterreから観てました。
イリーナ&マックス夫妻のジゼルとスワンレイクが大好きでしたが
昨年ガラが、METで二人が踊る最後 となりました。。。
Onegin8

Eugene Onegin: Cory Stearns
Tatiana: Irina Dvorovenko
Olga: Gemma Bond
Lensky: Blaine Hoven
Prince Gremin: Vitali Krauchenka


主役二人は昨年も観たペアでしたが、コリー君が演技も踊りも上手くなっていた!
オネーギン・デビュー公演から回数を重ねて、さすがに4公演目だと随分こなれて好印象。
イリーナ最後なので、頑張って盛り上げてくれましたー
群舞も、マチネより良かったです。

1幕、セットやオネーギン以外の登場人物は明るい色合い。
オネーギンだけ黒の衣装で、独り浮いた存在。孤独さや心の鬱屈が感じられるコリー君の演技。
物静かな本の虫タチアナを演じるには、イリーナは美人過ぎるけど
パドプレが夢見る少女ってカンジ。踊りも柔らかい。
乳母とのかけあいもコミカルで、笑いを誘う演技。

レンスキー役は、昨年怪我で降板したホーベンがやっと見られた。
ジェンマ・ボンドは、ロイヤルバレエ時代にオルガ役を演じたことがあるよう。
愛し合っている若い恋人ってカンジで、タチアナ&オネーギンと対照的なのが見所です。

鏡のPDDは、若干テンポ遅めの演奏でしっとりと。
オネーギンと出会って少女から大人へ、戸惑いから喜びへと変化していく様が見事。
鏡の中のタチアナを演じていた女性ダンサーの笑顔も素晴らしく
PDDの後、初恋の高揚感が表現されていて良かった。

2幕 恋する乙女タチアナはオネーギンが自分の想いに応えてくれるものと信じている。
対するオネーギン、都会暮らしに飽きて田舎で気晴らしてると
年の離れたウブな少女から重い手紙を受け取り、イライラが隠せない様子。
断るしかなく、その方が彼女のためでもある。

手紙を破った後、モヤモヤした気分になったオネーギン。
田舎の舞踏会が楽しめず、こんなところに連れてきた親友レンスキーを逆恨み
彼の恋人オルガと踊りまくると
純粋なレンスキーが嫉妬心を燃え上がらせて、決闘することになってしまう。。。

決闘前「本当にやるのか?」と連続ピルエット、コリー君の激情の表現が良かった。
決闘後に、冷めた目でオネーギンを見ていたタチアナが印象深い。
一方のオネーギンは、レンスキーに決闘を突きつけらてから殺してしまうまで
苦悩と後悔で何でこんなことになってしまったのか という嘆き。

3幕、たった一人の友人を自らの手で殺してしまったオネーギンは放浪の旅に出た後
ロシアに戻り、サンクトペテルブルクでグレーミン公爵の舞踏会へ。
決闘の日に全てを失ってレンスキーの亡霊に苦しみ、重たい空気を漂わせて登場。
対するタチアナは、華やかなドレスに身を包んだ公爵夫人に。
地味な田舎娘から想像できないほど艶やかな貴婦人となり
オネーギンが衝撃を受けるのも納得の美しさ☆
優しそうなグレーミン公爵と踊るタチアナを追うように見つめるオネーギンが痛々しい。

グレーミン公爵役は、昨年と同じヴィタリー・クラウチェンカ。
堂々とした立ち振る舞いで良かった。
少女時代のタチアナの恋は思い出となり、何不自由ない生活を送ってそう。

が、オネーギンからの思いがけない手紙に動揺するタチアナ。
息を呑むようような手紙のPDDで、いつになくエモーショナルだった二人の踊り。
行きつ戻りつする心のひだを体全体で表現していたイリーナ。
激しくを求めて取りすがるオネーギン。
ラストは泣き叫ぶタチアナで、心に染みるパ・ド・ドゥでした。 

これで引退なんて信じられないパフォーマンスの後、惜しみない拍手と花束。
やりきった感があって、カーテンコールでも良い顔してました。
Irina Farewell4
終演後、仲間のダンサーたちが祝福。一昨年引退したカレーニョも来てた。
Irina Farewell5
笑顔で爽やかに舞台を去っていきました。。。
Irina Farewell6

On Your Toesも見に行けば良かったなぁ。。。

Irina Farewell3

Irina Farewell2
Photo By Kent G. Becker

☆カーテンコールの映像は、こちらこちら
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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