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A Month in the Country@MET Vol.2

マチネとは違う席から、ソワレを鑑賞。ABT初演のファーストキャストです。
Kent
Photo by Mary Cargill
Month in the Country2
椿姫オネーギンに続いて、化学作用を起こしていたケント&ボッレ 

Natalia Petrovna: Julie Kent
Beliaev: Roberto Bolle
Yslaev: Victor Barbee
Kolia: Daniil Simkin
Vera: Gemma Bond
Rakitin: Jared Matthews
Katia: Stella Abrera
Matvei: Sterling Baca


ツルゲーネフの原作はもっと登場人物が多くて、お話も複雑ですが
アシュトンは、ナタリアとベリャーエフの恋に焦点をおいて短くしています。
人妻の恋の話だけど、夫のイスラーエフは蚊帳の外で
なぜか夫の親友で同居人ラキーチンとの絡みの方が多い。
ラキーチンは、ポーリーヌ・ヴィアルドの崇拝者だったツルゲーネフ自身の投影らしい?

ケントは登場シーンからオーラがあり、上流階級マダムの気品と佇まい。
夫を愛しているものの、それだけでは満ち足りず
自分に思いを寄せるマシューズ演じるラキーチンをからかう様子。
イスラーエフは、私生活でもケントの夫のバービーさん。存在感があります。

童顔のシムキンは、見た目からコーリャ役がピッタリ。
ボール遊びの踊りは、振付を見た時シムキンに似合いそう と思った通りブラボー☆
伸びやかで、アクセントの付け方も良かった。

ベリャーエフ役ボッレは髭があまり似合ってなくて、チョイ悪風に見える?
端正な踊りで魅力的、女性登場人物全員が彼に恋してしまうのも納得。

オルガ役も良かったヴェーラ演じるボンドの演技、好きかも。
ロイヤル出身だけあって、多感な10代の少女を上手く演じて
一目惚れしたベリャーエフにまとわりついたり
不倫を目撃して、感情を爆発させる演技も良かったです。

ハイライトは、ナタリアとベリャーエフの甘美なPDD☆
ショパンの叙情的な音楽と合った振付が官能的。
サポートが上手いボッレ、流れるようなリフトが美しい。
相性ピッタリの二人は顔や手の角度、細部まで綺麗に見せていました。
ケントは女心の変化や葛藤を丁寧に演じて、重力を感じさせない踊り。
ヴェーラに取り繕う演技も、貴婦人らしい余裕が伺えました。
ラストシーンの手に取った花を最後に落とす余韻も良かったです。

短編小説を視覚化したような作品で、舞台セットも好み。
ABTではアシュトン振付作品は、「Sylvia」や「The Dream」がよく上演されるけど
この作品も再演してほしいなー
あと、「マルグリットとアルマン」も上演希望!
Month in the Country4
ロマンチックな小説を読んでいるようで、素晴らしい出来でした!
Kent&Bolle


Drink to Me Only With Thine Eyes

Drink to Me Only With Thine Eyes1
昨年秋公演でも上演された演目。マチネではジョセフ・ゴラックしか印象に残らなかったけど
ソワレのキャストは、良かったです。


Symphony in C

First Movement: Paloma Herrera, James Whiteside
Second Movement: Veronika Part, Cory Stearns
Third Movement: Xiomara Reyes, Ivan Vasiliev
Fourth Movement: Sarah Lane, Sascha Radetsky

Symphony in C3
こちらはマチネの方が良かった。コルネオが怪我で降板、マチネと連チャンでワシリエフが踊っていた。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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