Romeo and Juliet (Bolshoi Ballet)

5/12に上演されたボリショイバレエの「ロミオとジュリエット」の映画館上映。
R&J1

Juliet: Anna Nikulina
Romeo: Alexander Volchkov
Tybalt: Mikhail Lobukhin
Mercutio: Andrei Bolotin
Count Paris: Vladislav Lantratov


マイムが少なくて、踊りまくるユーリー・グリゴローヴィッチ振付版。
セットが簡素なので、場面切り替えがスムーズで舞台展開が早い!
グリゴローヴィッチ版ではロザラインが出てこなくて、ロミオの友人ベンヴォーリオもいない。
端折った感があるけど、2人の恋人に焦点を当てた全2幕。

1幕、いきなり喧嘩シーンで激しい振付。
踊りながらの剣捌きは、マクミラン版よりも舞踏的。
赤マントのティボルト役ロブーヒンは勇ましい踊りで、悪役を演じる。
モンタギュー家とキャピュレット家の対立を止めて、無理やり和解させるエスカラス大公。

ロミオ役ヴォルチコフは、優しげな雰囲気。あまり若々しくないけど。
マーキューシオ役ボロティンは、陽気で明るく踊り
二人はキャピュレット家の舞踏会に潜り込む。

場面変わって、ジュリエットの部屋。元気いっぱい踊るニクリナ。
この版では、ぬいぐるみ遊びはナシ。真っ赤なドレスを渡されて舞踏会シーンに。
R&J2

パリス役ラントラートフも登場して、ジュリエットと踊る。ロミオよりもかっこいいんだけど。
ロブーヒンは、ドヤ感たっぷり。舞踏会 と言うよりも、スパルタクス?
ロミオはマスク越しにジュリエットと見つめ合って、恋に落ちる。
マキューシオのコミカルなソロは開脚ポーズで座ったり側転したりで、楽しい見せ場。
ボロティンのひょうきんな踊りは、暗くなりがちな物語にホッと一息つかせるものでした。

二人っきりになったロミオとジュリエットが踊ってキスしていると
ティボルトが邪魔に入る。ロブーヒンの眼光鋭い演技。
再び舞踏会シーンになり、パリスのソロ。エレガントなラントラートフ。
Partyがお開きになった後、バルコニーのPDD
R&J3
ロミオが踊り出すと、バルコニーが現れてジュリエットが佇む。
下りてきたジュリエットとロミオは、キスしながらラブラブに踊る。
ジュリエットを抱きながら背中を反らしたり
肩の上にのせてローテーションリフトしたり、頭上にリフトして回ったり
ユニゾンの振付でジャンプしたりターンしたり
あっと言う間でした。

2幕、ベローナのカーニバル。
タンバリンを鳴らして踊る群舞。マーキューシオも爪先でタンバリンを叩いて軽快に踊る。

場面変わって、教会で極秘結婚するロミオとジュリエット。
踊りも少しあり。

再びカーニバルに戻って、血の気が多そうなティボルトがカッコよく踊り友人5人も渋い。
マーキューシオたちとやり合ってるのを止めに入るロミオ。
ティボルトはロミオを突き飛ばし、卑怯にも後ろからマーキューシオを刺します。
マーキューシオの死を嘆いたロミオは、復讐するべく両家の争いに。
強そうなティボルトは、ロミオに殺されるようには見えないんだけど
亡くなってしまい、嘆き悲しむキャピュレット夫人。
マーキューシオとティボルトの死体が運ばれていき
さらに激しくなる両家の対立。

場面変わって、ジュリエットの寝室で別れを惜しむ二人のPDD
逆さリフトや胸にのせるリフト、ジュリエットを肩にのせて走るロミオ。
抱き合ってキスをした後、切ない別れ。。。
一人残されたジュリエットに、両親はパリスとの結婚を命じます。

この版では悩む間もなく、すぐ走リ出すジュリエット。(薬を飲むのも剣で刺すのも早い)
街から追放されたロミオが、ジュリエットを想って踊り
一途な気持ちが伝わってきます。
入れ替わりに、教会に向かうジュリエットのソロ。
リフトする神父に相談して、仮死状態になる薬をもらいます。
薬も躊躇なくすぐに飲むジュリエット。夢の中で?ロミオが現れて二人で踊るシーンが神秘的。

場面変わって、キャピュレット家を訪れたパリスが派手に踊る。
この版のパリスは、けっこう踊ります。ラストはロミオに殺されません。
ジュリエットの死を知ったキャピュレット家は、悲しみます。

暗くなって、キャピュレット家のお墓。ヴォルチコフが迫真の演技で、のたうち回り嘆くロミオ。
ジュリエットの亡骸にキスして、あっさり毒薬を飲む。
直後にジュリエットが目覚めて少しだけ会える二人、最後のPDD
目の前でロミオが亡くなるのを見る方が、残酷かな。。。
ロミオが持っていた剣を都合よく見つけて、自害。
最後にジュリエットが、ロミオの手に触れようとするけど届かない。
ロミオの体の上で反転して、息絶えて幕。両家和解シーンはナシ。

可憐なニクーリナと突っ走るボルチ、スピード感ある演出で
もう少し余韻に浸りたいかも。
ロブーヒンが迫力あって、登場シーンから釘付けにさせられた。
粗暴で傲慢なティボルトのキャラが表現されて踊りもキレがありました。

マリインスキーバレエの「ロミオとジュリエット」と比べるのも面白いです。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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