LAC (Les Ballets De Monte Carlo)

モンテカルロバレエLAC」を鑑賞しに、City Centerへ。
LAC3
LAC(Le Lac des cygnes)はフランス語で、The Lake of Swan
古典バレエの名作「白鳥の湖」を新解釈でジャン・クリストフ・マイヨー振付。

King - Alvaro Prieto
The Queen - Mimoza Koike
Her Majesty The Night – Maude Sabourin
Prince – Stephan Bourgond
White Swan – Anja Behrend
Black Swan – April Ball
Confident Prince - Jeroen Verbruggen
Archangels of Darkness - Asier Edeso、 Bruno Roque


プロローグは、無声モノクロ映像がスクリーンに映し出される演出。
幼い王子が幼い少女(オデット)と遊んでいるところに
悪魔ロットバルト(女性)がやって来て、自分の娘(オディール)と遊ぶよう王子に強要。
が、オデットと遊ぶ王子に怒った夜の女王が、オデットを連れ去る。
悲しい思い出を胸に成長した王子 から1幕が始まります。

1幕、宮殿
LAC3
モダンでカラフルな衣装、セットはミニマム。

古典では母子家庭で国王は登場せず、王妃はマイムだけで踊りませんが
マイヨー版では王がいて、王妃も王も踊ります。
スキンヘッドのアルバロ・プリエト演じる王は、権威的。
女好きなのか?宮廷の侍女にちょっかいを出したり
夜の女王の誘惑に翻弄される。

王妃役、小池ミモザさんは176センチの長身
Mimoza
クールに見えるけど、王子を溺愛して
王子の花嫁候補や息子を誘惑するオディールが気に入らない。

王子役ステファン・ボルゴンは、1幕では何も考えてなさそうな軽いキャラ?
ジェローン・ヴェルブルジャン演じる王子の腹心と楽しんでる。

王子の花嫁候補の役名が、無関心を装った女、強欲な女とかで面白いけど
女性の側面を表わしているのでしょうか?

この版の主役は、白鳥でも黒鳥でもなく
Maude Sabourin演じるHer Majesty the Night夜の女王(ロットバルト)で
1幕開始25分位で登場。オーラと眼力がすごくて、誰も逆らえない存在感。
我が物顔で宮殿に出入りして、王室を乗っ取ろうとする?
闇の大天使2人の手下にサポートされて、妖しく踊り
娘オディールを使って、王子を誘惑。
オディール役エープリル・バールは若々しく、夜の女王との対比になっています。

プロローグからの流れで、夜の女王は王の愛人
私生児オディールは王の娘 と言うのがわかります。
王子は花嫁候補たちが気に入らず、オディールによろめきながらも
ラストには、子供の頃の初恋オデットを思い出します。

原曲と違って、1幕は曲順がバラバラでかなり省略されています。
踊りはとってもモダンで、キャラクター描写が面白い。

インターミッションはさんで2幕、オデット登場。
LAC1
古典ではオデットと共に白鳥の姿に変えられた侍女たちがコールド(群舞)ですが
マイヨー版では、夜の女王に支配されて獰猛。衣装も白でなくて、灰色。
羽のような手袋をしています。マシュー・ボーンの白鳥のように攻撃的でハードな振付、
LAC4
威嚇したり、夜の女王やオディールたちとオデットを苛める。オデットかわいそう。。。

白鳥役アニヤ・ベーレントは、清楚でピュア。夜の女王によって、白鳥の姿に変えられて
夜だけ人間に戻れるのか、PDDの時は羽の手袋がなくなり王子とラブラブに踊る。
子供の頃を思い出した王子は、オデットに愛を誓う。
が、邪悪な夜の女王(コワい!)に再び白鳥にされてしまうオデット。

3幕、仮面舞踏会。王&王妃以外は白い衣装・仮面。
LAC2
女性の仮面は鳥っぽくて、頭には羽根。

愛を誓った女性がいる と王子両親に報告しているところへ
招かれざる客、夜の女王がオデットに化けたオディールを連れて登場。
夜の女王が連れてきてるので、観客にはオディール だとわかるので
どうやって白い衣装から変わるのか、そればかり気になってしまった。。。
(下に黒い衣装を着てるのか、いつ早変わりするのかと)
スペインの踊りで盛り上がっている途中、コールドの中で衣装の一部を黒くしたよう。

オデットだと思い込んだ王子、勝ち誇る夜の女王と娘のオディール。
白鳥の羽に、黒い羽が混じっていき驚く王子
本物のオデットが現れて、騙されたことに気づいて
カオスに。。。

オデットを追う王子(一人で来れないのか仲間付き)
怒りのあまりくオディールを殺す王妃(ビックリ!)
そうくるかぁ という展開。
娘の死を嘆き悲しむ夜の女王は、もちろん復讐
ボロボロになったオデットと嘆く王子が、夜の闇へと消えていきます。。。
ラストの黒いベールの演出も見事。
LAC4
ダンサーたちのパワフルな踊りに圧倒されました。
LAC5

個人的には「ロミオとジュリエット」の方が好みですが、斬新なマイヨーの世界を楽しめました。
シンデレラ」も見てみたいな。

☆NY Timesのレビューは、こちら

日本では来年上演予定のよう。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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