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Manon@MET Vol.2

マチネに続いて、ソワレも鑑賞。タイトルロールのポリーナ↓
Polina

Manon: Polina Semionova
Des Grieux: Cory Stearns
Lescaut: James Whiteside
Lescaut's Mistress: Veronika Part
Monsieur G.M.: Victor Barbee


マノンは、群舞も含めて演技力が必要とされる演目。
振付は、官能的でありながらアクロバティック。
マスネの様々な楽曲を寄せ集めて編曲した音楽も、甘美で哀愁漂う。

1幕、叙情的な序奏The Last Sleep of the Virginで幕開け。
レスコー役ホワイトサイドがマントを広げて舞台中央に座っている。何かが始まる予感。
愛人が他の男と踊ると、レスコーがビンタ。
娼婦たちが連れられていく光景は、後のマノンの運命を暗示?

ホワイトサイドは冒頭ソロの踊りは良くて、小悪党ってカンジ?
物乞いの踊り、女二人の踊り、そしてデ・グリューの登場~
Cory君は、世間知らずで育ちの良いお坊ちゃま神学生の雰囲気があって
原作のイメージにピッタリ。

マノン役ポリーナは意外にはまっていて、タチアナよりも似合っていた。
スタイルも良くて仕草も美しく、登場から舞台を支配して
予想以上に熱演。

レスコーの愛人役パールトの踊り、美人なので
妖艶な情婦の雰囲気。

Cory君は、怪我明けMET初日だったせいか
出だしのソロは、ちと硬かったけど
出会いのPDDでは、複雑なリフトやサポートをこなしました。
Elegieの切ないメロディが二人を包み込むよう。

寝室のPDDは、「ロミオとジュリエット」バルコニーPDDを発展させたようなカンジ。
喜びに満ちた音楽Open your blue eyesにのせて
背中をしならせ、マクミラン特有の様々なポーズを決めるポリーナ。

ムッシュG.Mとレスコーとのパドトロワは、3人の思惑が絡みあうような振付。
マノンの必須要素である美脚が映える。
デ・グリューのことは愛しているけど、欲に目が眩んでムッシュGMの愛人に。
でも部屋を去る時には、心苦しさを表していました。

デ・グリューが戻ると、レスコーが飛び出してきてジュテ・アントルラセやシェネ
お金を投げつけて、デ・グリューを締め上げます。
デ・グリューかわいそう。。。

2幕、淫靡なマダムの娼館での宴。
女達が顔見せの踊り、少年のような衣装が可愛いらしい。
紳士と娼婦が、カップルになっていく。

酔ったレスコーとデ・グリュー登場。
ホワイトサイドの酔っぱらいダンスは、今ひとつ。
酔ったように見せながら、振付けをこなすのは難しそうですが。
愛人とのPDDは、パールトが大きすぎるせいか?
ユーモラスな雰囲気が少し足りなかったかも。

女二人のいさかいの踊りの後、煌びやかなドレスでマノン登場~
1幕とは別人のようで、演じ分けも見所の一つ。
誘うような目がオディールのよう?

レスコーの愛人が陽気に踊った後
ジェントルマン3人の浮かれた踊りがお気に入り♪
エリック・タム、ブレイン・ホーヴェン、ジョセフ・ゴラック とイケ面で尚良し。

妖艶なマノンのソロの後
オペラ「ナバーラの娘」のNocturneにのせて
男たちに次から次へと渡されていく踊りは、まるでマノンの人生そのもの。

マノンに振り向いてもらえないデ・グリュー苦悩の踊り。
ムッシュGMからお金を巻きあげよう とデ・グリューにイカサマ賭博をそそのかし
結局いかさま(Cory君は袖口に仕込んでた)がバレて、追われる身に。

部屋に戻ったデ・グリューは、逃走準備の荷造り。
でも、マノンはドレスをあててみたりと深刻さがない。
贅沢を捨てて自分だけを愛してほしいデ・グリューは
マノンの腕からブレスレットを取って突き倒すも
抱き起こして、熱い抱擁を交わす。

突然、手錠をかけられたレスコーを連れたムッシュGMが警官と登場。
撃たれる前に血糊が見えちゃってたホワイトサイド。
マノンは、流刑地ルイジアナへ送られます。

3幕、ニューオリンズ。港で男女たちが集う。
髪を短く切られた女達の哀れな踊り。
デ・グリューの肩に抱かれたマノンが、船を下りてくる。
看守に目をつけられたマノンは、兵士たちに連れて行かれ
慌ててマノンの後を追うデ・グリュー。

衰弱したマノンは、鬼畜看守の欲望の捌け口に。かなり過激な振付。
看守を刺し殺した時のソロの踊りは、迫力があったCory君。
3幕は、際立って良くなった。

沼地に逃げ込んで倒れる二人。その背後に過去の幻影が通り過ぎる。
The ecstasy of the Virginで、沼地のPDD
ポリーナが身体能力を発揮。雄弁に語る生脚も美しい~
最後まで力を振り絞ってマノンを支え続けるデ・グリュー。
Cory君のパートナリングも良かったです。
Manon2
ドラマティックなストーリー、重力や惰力に身を委ねる動きが多用された振付が独特
Manon3
マスネの美しい旋律も踊りを際立たせていました。編曲したレイトン・ルーカスさんにも拍手!
Manon4
何度でも観たくなる演目です。
Manon1
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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