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Swan Lake(Bolshoi Ballet) Vol.1

今年のLincoln Center Festivalはボリショイバレエ☆
NY公演は9年振り!待つこと長かった~
Bolshoi
前回は「ファラオの娘」しか観なかったので、今回は3演目セット買い。
チケット購入時キャスト未発表だったけど、予想通り初日はザハロワ&David

Odette-Odile: Svetlana Zakharova
Prince Siegfried:David Hallberg
The Evil Genius:Vladislav Lantratov


映画館上映で観た時、舞台が暗い と思ったので2列目で鑑賞。
グリゴローヴィチ振付はマイムを使わず、踊りが多いのが特徴でサクサク進む。
この版はオデットと王子の悲愛物語ではなく、王子の物語 です。

プロローグはなくて、幕が上がると宮殿。いきなり王子が跳びながら登場してソロ。
舞台に出てきた瞬間、キラキラ☆オーラが眩しいDavid
グリゴローヴィチ版では王子はスタスタ歩いたりせず、最初から最後まで踊りまくる。
道化も登場してワルツ。舞台が狭いので、コールドが混み合って踊りにくそう。
センターで踊る4組は、若手有望株で男性4人は
ロドキン、エフレーモフ、ベリャコフ、フロムイシンで長身イケ面。
開演前インタビュー中のロドキンを見て、顔デカイと聞いてたけどそうでもないじゃん
と思ったが、舞台では周りが小顔だらけでやっぱり大きく見えた。

王子の成人を祝って、王家の紋章入り剣と首飾りが贈られる。
bow gun(女性を射止める比喩)をもらって花嫁探しをする王子と違って
この版では王権を象徴する剣と首飾り、これがストーリーの伏線になっている。
ベンノがいないので、パドトロワは王子が踊る。
Davidは首飾りをはずす時に髪にひっかかって、早くも乱れてしまい
手で直してたけど、ヴァリエーションで髪ハネまくり(苦笑)
初日なので緊張してるかと思ったけど、伸び伸び踊っていてホッ
友人役は、ヴィノグラドーワ↓とクレトワ。
Swan Lake3
Photo by Stephanie Berger
Swan Lake2
道化の見せ場の後、乾杯の踊り。男性ダンサーの振付がカッコいい。

一人になった王子が、王家の紋章のような紗幕前でソロ。
王位と責務の重さに不安を感じているのか暗い表情。照明も暗くなり
ロットバルト登場。映画館上映でずーっと気になるダンサーだったラントラートフ
1988年生まれ昨年プリンシパルに昇格。メイクがすごいけど、実はイケメン。
踊りもかっこいい~苦悩する王子の背後から操るようなユニゾンの動きで
ダイナミックな跳躍が迫力あり!
Swan Lake8

白鳥&黒鳥の紗幕に変わり、ロットバルトの指し示す奥に白鳥たちの幻影が見えて
紗幕が取り払われると、オデットが現れる。
この版では、ロットバルトが王子とオデットを引き合わせるのが面白い。
オデットがいなくなると、王子の心に入り込んでくるロットバルト。
Swan Lake12
グリゴローヴィチ版はロットバルトの役割が重要なので
オデット/オディールの存在が薄くなりそうだけど、ザハロワなので問題なし。
姫オーラの輝きでハマリ役、子供を産んだとは思えない細さ!
儚さを感じるアダージョで、容姿も踊りも演奏も美しい~
やっぱり舞台が狭いのか、コールドで滑って転倒した人がいた。
小さな白鳥にルンキナ妹が踊ってるはずだがわからず。姉と似てないのかな。
大きな白鳥の振付は、けっこう好き。王子が愛を誓って1幕終了。
Swan Lake6
本場ロシアと同じく、幕ごとにカーテンコールがありました。

休憩挟んで2幕、舞踏会では道化が盛り上げる。ロパーティンで見たかった と思ってたが
↓ツヴィルコも良かった!キレキレでした。
Swan Lake5

まず各国の踊り。この版では、王子は民族ダンスを見ない。
チャルダッシュ、ルースカヤ、スペイン、ナポリ、マズルカで
省かれることが多いルースカヤがあるのが、ロシアバレエってカンジ。
お姫様はポワントで華やかに踊り、それぞれの衣装も白と銀で素敵。
スペイン姫はお気に入りのティホミロワ。お付きの男性陣もカッコいい振付。
クリュチコフがいたのはわかった(金髪なので目立つ)
踊りにくい舞台なのか?ナポリのお付き女性ダンサーも、滑ってしまってた。

王子が登場して、お姫様たちとワルツを踊った後
照明が暗くなり(夢想の世界に?)ロットバルトとオディールが現れて踊る。
白鳥&黒鳥の紗幕に変わり、お付きの黒鳥たちも登場。皆がいなくなり
王子、ロットバルト、オディールだけになる。
ロットバルトが、王子の心をオディールに向けさせるよう操り
葛藤する王子。ロットバルトのソロも、圧倒的な悪のオーラ。
王子様タイプだと思ってたけど、悪役も似合うラントラートフ。

照明が明るくなって(現実に戻ったのか?)、みんなも舞台に戻って
GPDDに。オディールの魅力に幻惑される王子。
Swan Lake10
王子ヴァリエーションは、チャイパドの曲。
オディールのヴァリエーションは、ブルメイステル版と同じパドシスの第5ヴァリで
妖しい雰囲気。コーダのフェッテは、すべてシングル。
Swan Lake9
ザハロワはあまり悪女っぽくないけど、思っていたより黒鳥も良かった。
観客を惹きつける吸引力はさすが。
王子がオディールに愛を誓うと、舞台が暗くなり紗幕奥のオデットを見せるロットバルト。
苦悩する王子の周りを跳び回って高笑う。
Swan Lake1
暗転して、ロッドバルトと入れ替わりに白鳥たち。紗幕も白鳥&黒鳥に入れ替わる。
悲しむ白鳥たち、オデット嘆きのソロ、手下の黒鳥と登場するロットバルト
Swan Lake11
懺悔し赦しを請う王子、二人を引き離すロットバルト とスピーディに進む。
障壁となった黒鳥のフォーメーションが面白い。たたみかけるような高速演奏で
オケも凄いけど、踊りこなすダンサーも凄い。
ロッドバルトが紗幕の向こうにオデット連れ去り、息絶えるオデットを見て嘆く王子。
暗転し、一人残された王子は膝をつく。
これまでのことは王子の精神世界での出来事だったのか と思わせる 幕切れで
夢オチっぽい?

私は観たことあるので結末を知ってたけど、えぇ~?って雰囲気の観客。。。
ハッピーエンドが好きなアメリカ人に、バッドエンドは不評だったよう?
ロシアバレエには、悲劇が合ってると思うんだけどね。
Swan Lake1
Davidのtwitterより Photo by Katerina Novikova

Curtain Call2
照明暗すぎて、美しい二人がよく見えない。。。カーテンコールは明るくしてほしかった。
Curtain Call4
細やかな表現を見せたDavid、2年振りに見られたザハロワ、優雅な舞いでした。
Swan Lake13
カーテンコールは、こちら
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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