Swan Lake(Bolshoi Ballet) Vol.2

コールドのフォーメーションが上から見たくて、追加で購入したスワンレイク

Odette-Odile: Anna Nikulina
Prince Siegfried: Artem Ovcharenko
The Evil Genius: Denis Rodkin


映画館上映で見て以来気になっていたオフチャレンコを見てみたかったので。
Ovcharenko3
1986年ウクライナ生まれ。バレエを始めたのは11歳と遅く、17歳でボリショイ学校に編入。
2007年ボリショイ入団、2013年プリンシパルに昇格。

☆グリゴローヴィチ版のストーリーは、こちら

幕が上がると式典長とラッパ隊がいて、コールドが登場。
幕開き早々、ディアゴナルにジュテで登場する王子がカッコいい~
原曲をカット&編集してるので、いきなりワルツが始まる。
この日の道化は、9年前にも観たベテランのメドヴェージェフ。拍手をいっぱいもらってました。
ワルツのイケ面4人は、エフィーモフ、クリュチコフ
あとの二人は初日と同じエフレーモフとフロムイシン。
女性4人は初日と同じパリエンコ、 シロワ、トゥラザシヴィリ、イブライモワでした。
パドトロワは初日と同じヴィノグラドーワ(左)とクレトワ(右)、ヴィノグラドーワの方が好み。
Ovcharenko4
音を細かく刻んだ振付で、見応えがあるパドトロワ。

オフチャレンコはラインが美しくてエレガント。ノーブルな佇まいで端正な踊り。
サル顔(横顔が?)と聞いてたけど、かわいいじゃん♪着地の足元が美しく
ドヤドヤしくないのも好印象。
ジャンプ高っ!   Photo by Stephanie Berger
Ovcharenko2
王子成人のお祝いは、王権が移譲されることを意味します。
家庭教師役は、アラーシュの旦那さんロパレーヴィチ。道化の見せ場の後、乾杯の踊り。
ここでも道化がはじけて踊りまくる。
この版では、2つの紗幕が目隠しや場面転換に使われます。
王家の紋章のような紗幕になると、王子のモノローグ。暗い雰囲気が漂い
王子の夢想の世界になり、背後からロットバルト役、ロドキンが登場。
Ovcharenko5
ずっしりした存在感で素顔はイケ面ですが、このメイクだと友人が言ってたとおり
デーモン閣下?衣装もショッカーみたい。。。
2009年ボリショイ入団、昨年ファーストソリストになったばかり。
ソチ五輪閉会式で黄金の奴隷を踊ってたし、プッシュされてるよう?
Ovcharenko6
王子の影のようにつきまとうロットバルト、豪快なジャンプで見せ場も多い。
ロドキンはグジュリの民族舞踊学校出身らしいので、キャラが濃い役が合ってるかも。
Nikulina1
ロットバルトに仕組まれたようにオデットと出会う王子。
オデット役は、リーディングソリストのニクリナ。好みのタイプではないけど
手足が長くて、薄幸そうな雰囲気がオデットに合ってる。
Nikulina3
夢幻世界の存在として王子の心を惹きつける。

2幕、幕開けは道化。舞踏会でも大活躍。ラッパ隊は青い衣装に。
ディベルティスマンの各国の姫&お付きは、それぞれの民族色を出した衣装と踊り。
真ん中で踊る姫役のダンサーたちは、皆さん上手いです。
華やかなハンガリー姫役長身グレベンシコーワ↓ロドキンとは別れたのか?違う娘といた。
Grebenshchikova
スペインの振付がお気に入り♪オシポワも踊ってた役で、テクニックのあるダンサーが踊るよう。
この日はアリザデで、初日スペイン姫だったティホミロワ(オフチャレンコの彼女)はナポリでした。

オディールが手下の黒鳥と登場(王子の心象風景?)パドシス第2ヴァリの曲で踊る。
この版は、オディール役も踊りが多いのでハード!
オディールと踊りだした王子がディアゴナルにリフト。その背後をロットバルトがつきまとう。
パドシス第4ヴァリの曲で、ロットバルトのソロ。ロドキンは回転はあまり得意でないのかな?
ラントラートフの方がキレや凄みがあったけど、おどろおどろしい雰囲気のロドキンも良かった。
2幕は一転して、力強かったニクリナ。身体能力高そう。
フェッテはダブルも入れて盛り上げる。32回転後で演奏が途切れない方がいいのに。
王子がオディールに結婚を申し込むと、オデットの悲しむ姿が浮かびあがり
オディールも宮廷も全てが消えてしまう。

終幕の振付は、けっこう好きかも。白鳥達も美しく
コールドのフォーメーションを見るため、First Ringにしたのに
お目当ての王子&ロットバルトに、つい目がいってしまう。
最後までロットバルトと王子が踊りまくる盛り上がりがいいですね~
オデット&王子のシェネの応酬に割って入るロットバルト。オデットはロットバルトにリフトされ息絶えて
ラストは1幕第2場情景の音楽に。すべて王子の心の中で起きた出来事だったのか?
Curtain Call1
映画館上映で観た時はピンとこなかったけど、生で見るとグリゴローヴィチ版の良さがわかる。
踊りはクラシックだけど、解釈は現代的。ロットバルトの役柄が斬新で演出もよく出来てるし
王子の心理ドラマを深読みするのも面白い。
Curtain Call2
この日プリンパルはオフチャレンコだけでしたが、層の厚いボリショイはソリストたちのレベルも高い。
Curtain Call3
憂いが感じられたオフチャレンコは日本公演に出演しないので、貴重な機会でした☆
Curtain Call4
☆NY Timesのレビューは、こちら
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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