Alice’s Adventures in Wonderland

カナダ国立バレエの「不思議の国のアリス」を鑑賞。
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Alice’s Adventures in Wonderland
ルイス・キャロル原作「不思議の国のアリス」を基に、ウィールドンが振付。
音楽は、ジョビー・タルボット。

Alice: Jillian Vanstone
Jack/The Knave of Hearts: Guillaume Côté
Lewis Carroll/The White Rabbit: Piotr Stanczyk
Mother/The Queen of Hearts: Xiao Nan Yu
Father/The King of Hearts:: Rex Harrington
Magician/The Mad Hatter: Robert Stephen
Rajah/The Caterpillar: Patrick Lavoie
The Duchess: James Leja


Stuttgart Balletから移籍したエヴァン・マッキーが見たくてチケット買ったのに
怪我で降板(涙)
代役はMcGee Maddox だったのに、当日劇場に行ったら
ギョームに変更されていて、アリス役もElena Lobsanovaからジリアン・ヴァンストーンで
ファーストキャストで観られました。

2011年2月ロイヤルバレエ初演、6月カナダ国立バレエ初演。共同制作です。
ストーリーは、こちら
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アリスお茶会用ドレスが飾られていた。

1幕、リデル家の邸宅前でお茶会の準備。背景画が綺麗。
このシーンで出てくる登場人物は、不思議の国でも姿を変えて出てきます。
原作者ルイス・キャロルを登場させて、白ウサギになるのも面白い演出。
キャロルのバッグが見当たらないなぁ と思ったら
テーブルの上にケーキがあって、そこから不思議の国へ。
スクリーンが下りてくるのが、ちと早かったような?
落下していく様子は映像で表現。その間、みなさん衣装替え中。

アリスの前にドアが現れて、ハーとの女王に追われるジャックや白ウサギが現れて
再びドアの外へ。動く小さいドアが出てきて、向こう側(客席)を覗くと綺麗なお庭が見える。
頭に花飾りをつけたダンサーたちが、客席に現れて踊り(すぐ終わっちゃうけど)
紙吹雪も舞う。

上からボトルが下りてきて、飲むとアリスが小さくなる。(巨大なドアの映像)
舞台袖からカップケーキが出てきて食べると、今度は大きくなる。
Drink meやEat meは、スクリーン上にも文字が出てくる。遠い席だと見えないもんね。
遠近法で描かれた箱の中に入ったアリスは、大量の涙を流し
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ルイスさんから貰った扇子をパタパタさせて(ここで使うのねー)小さくなったよう?
涙の池(影絵)に飛び込むとインコやワシ、ネズミなど動物たちが泳いでる。
亀もいたけど、ウミガメモドキのエピソードがなかったのでその代わり?
巨大ストップウォッチが現れてコーカスレース。スローモーションが面白い。

レースが終わると、懐中時計を持った白ウサギ現れてアリスと一緒に踊る。
紙の舟(背景は映像)に乗って、クロスステッチでできた公爵夫人の家へ。
原作ではイモムシのエピソードが先だけど、チェシャ猫を登場させるため順番を逆に?

蛙と魚の召使の踊りは、けっこう好き。
原作と同じく、公爵夫人の家の中は不思議な世界でバレエになってもカオス。。。
白ウサギが出てきて、「遅刻すると女王にクビ切られる」のくだり。
ジャックと再会したアリスは、つかの間の幸せなPDD。
白ウサギが跳びはねてると、ハートの女王の隊列が登場。
公爵夫人はクロケーへ。
白ウサギとジャックがアリスに目隠しをして、ぐるぐる回って一幕終了。
初演は全2幕だったらしく、全3幕に改訂した時ここで切ったので
(たぶんアリス役が体力的に大変で、休憩が必要)
2幕の始まりも、アリスがぐるぐる回るところから。1幕はいろんな仕掛けを楽しむカンジ。
いろんなキャラクターと絡んで踊りながら演技するアリス役ジリアンは
ハードなので踊りは雑なところもあったけど、コミカルな演技は良かった。

2幕、暗闇にチェシャ猫が出てきた後、め茶く茶会
マッドハッターは、もう少しmadな雰囲気がほしかったかな。
カナダ国立バレエでは、眠りネズミは女性ダンサーなんですね?
ここの振付好き。アポロのような?ポーズあり。

チェシャ猫が現れては消え、アリスのソロ。懐かしくなったのか姉妹が登場して一緒に踊る。
Where are you? Who are you?  と煙で書かれた文字が映像に浮かびあがった
と思ったら、マッシュルームの上で青イモムシが吸う水パイプからだった。
原作と同じで、よく出来てた演出。マッシュルームから下りてきた青イモムシの踊り。
水パイプなので、アラブ系の音楽と衣装。アリスは、青イモムシからもらった
マッシュルームのかけら(マシュマロ)を食べると、ついにフラワーガーデンへ。

1幕客席で踊ってた花飾りをつけたダンサーで、リード4組と8組の華やかなフラワーワルツ。
1拍ずつずらす動きがウィールドンっぽい。複雑なフォーメーションをこなしてました。
迷い込んできたジャックとアリスのパドドゥ。ふわふわ感が夢の中にいるよう。
ハートの女王に追われるジャック。白ウサギがアリスを保護。
刃にINTERVALと書かれた斧が現れて、2幕終了。
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休憩中、文字がACT IIIに変わっていた。
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ハートの女王の衣装、かわいいけど赤タイツが強烈なのよね~

3幕、ハートの女王の庭。薔薇を塗る庭師の踊り。この振付も好き。
薔薇を赤く塗っても、白に戻ってしまう仕組みはどうなってるのかな。
アリスも一緒に踊ったり塗ったり、白ウサギも現れて
動く木が学芸会っぽい?
トランプたち引き連れてハートの女王が登場すると、バラは全部白くなってしまう。
怒った女王は死刑を言い渡した後、ローズ・アダージョのパロディ
タルトのアダージョ?女王役のXiao Nan Yuさん、良いキャラでした。
オーロラ姫に気に入られたい花婿候補とは間逆で、女王のお相手をしたくないトランプたち。
イギリスらしいウィットで、爆笑の渦に。

そしてクロケー大会。原作と同じくトランプたちがアーチになって、バットはフラミンゴ
クロケーボールはハリネズミ、でんぐり返りする子役がかわいい♪
いつの間にか死刑執行人と料理人が仲良くする。
ジャックはハーとの女王に捕まってしまう。再びチェシャ猫が現れて消えた後
スクリーンが下りてきて、トランプの踊り。トランプが裏返ったり増えたりする映像前で
とってもウィールドンな振付。音楽とも合ってる。トランプが積み上げられた法廷シーンへ。

白ウサギがタイプライターを持って登場。黄色いハンカチ(後ろにポイッ)とお尻で王座を拭く。
いつもせわしなく急いでる白ウサギのソロ。
陪審員やトランプ、女王とキングが登場。なぜか女王がカルメンを踊って拍手喝采に。
被告人ジャックが連れて来られて上手奥へ。ジャックを心配そうに見るアリス。
陪審員たちがそれぞれのテーマ曲でソロ、最後はみんなでハチャメチャに踊る。
あいつだ!となったところで、ジャックのソロ。
複雑な振付を踊りこなして観客を沸かせたギョーム。流石でした。
次の証人アリスが踊り出して、ジャックとパドドゥに。見せ場のクライマックス。
ハートの女王から、ジャックとアリスを隠そうとみんなが舞台上で行ったり来たりの大騒動。
ジャックは舞台袖へはけていき、アリスがマッドハッターを押すとドミノ倒しに。
セットのトランプも崩れて(よく出来てる!)、トランプが舞い上がる映像
(アリスとジャック、白ウサギは着替え中)
落とし穴を上がって葉っぱや花が落ちてきて、空が見えるとエピローグ。

1幕冒頭シーンと同じ場所だけど、1862年から現代へ。
青イモムシのテーマ曲が、ジャックのプレイヤーから流れている。
居眠りしたアリスが、本と同じ夢を見ていた というオチ。
一幕で踊ったパドドゥを再び踊る二人。
白ウサギがカメラを持った観光客に早替わり。スマフォで二人の写真を撮ってもらう。
写真を確認した時、時計の音の演奏になり「どこかで会った?」とアリス。
ようやくキスしたラブラブカップルは退場。本を置き忘れた二人に声をかけようとするも
行ってしまった。タイトルを見て、おっ!と懐かしそうに読み始める。
白ウサギの仕草をして客席の笑いを誘って、幕。
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踊りはロイヤルのダンサーと比べると、全体的に物足りない感じ。
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シンデレラを見ても思ったけど、ウィールドン作品は舞台美術にかなり助けられてる気がする。
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原作のエピソードを描写するだけなのでやや単調だけど、よくバレエにしたなぁと感心。
奇抜な衣装、面白いアイデア満載でショーとしては楽しめました。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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