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American Ballet Theatre Fall Repertory Vol.1

ABTの秋公演@New York City Centerに行ってきました。

City Center1

New York City Centerは、回教風の外観をしたユニークな建物。
1923年Ancient Order of the Nobles of the Mystic Shrineの集会場として建設。
その後、取り壊しを免れてマンハッタン初のPerforming Arts Centerに。

City Center2

秋のABTは全幕物ではなくて、小作品のレパートリーで魅せてくれます。
モダンな演目が多く、一度にいろんなダンサーが観られるのが嬉しい。
が、今年はマックス・イリーナ夫妻が出なくて(ベルリン国立バレエにゲスト出演)
イーサン・スティーフェルが出ないのが寂しかったです。。。

Baker's Dozen
Choreography: Twyla Tharp
Music: Willie "The Lion" Smith
Pianist: Barbara Bilach

Kristi Boone、Misty Copeland、Yuriko Kajiya、Simone Messmer
Luciana Paris、Devon Teuscher、Tobin Eason、Thomas Forster
Jeffery Golladay、Luis Ribagorda、Craig Salstein、Isaac Stappas

昨年ABT初演で観た作品だけど、その時と同じダンサーは4人だけで、8人は違うダンサー。
私の好きなIn the Upper Roomと同じトワイラ・サープ振付なので楽しめました。
Jazzyなピアノ演奏にのせて、12人で踊る構成が個性的。
目立っていたのは、サルスティン。


Citizen
Choreography: Lauri Stallings
Music: Max Richter "November"and "On the Nature of Daylight"

Isabella Boylston、Nicola Curry、David Hallberg、Paloma Herrera、Blaine Hoven

期待してなかったローリ・スターリングス振付ワールド・プレミア作品が、この日一番の収穫に!
David王子が出演すると数日前に知った時、楽しみにしてたのですが
マネキンかサイボーグのようなキャラがぴったり。
思わず乗り出してしまい(2階席最前列だったので)、落ちそうに。。。
やっぱり秋公演は、シャープなコンテンポラリーがカッコいい☆
ヘレーラも、こういうモダンな演目の方が断然良く見えます。
ちょっとedgyな雰囲気で、好みが分かれる演目かもしれませんが
この日の観客の反応は良かったです。

写真NY Timesのreview

Pillar of Fire(火の柱)
Choreography: Antony Tudor
Music: Arnold Schoenberg "Verklarte Nacht"
Elder Sister: Veronika Part
Hagar: Julie Kent
Youngest Sister: Sarah Lane
The Friend: Gennadi Saveliev
The Young Man from the House Opposite: Jose Manuel Carreño

今年は、振付家の故Antony Tudor生誕100年記念 ということで
せっかくなので、アントニー・チューダー作品を観ることに。
1942年ABT初演。
昨年観たThe Leaves Are Fadingとは違って、閉塞的な心理ドラマ。
シェーンベルク「浄夜」にのせて、暗い雰囲気のまま終わるのかと思ったら
最後に静かな救いのある物語でした。
いかがわしい噂の家の向かいに住む三人姉妹
超内気で陰鬱な主人公ヘイガーは、演技力たっぷりのケント。
優柔不断なジメジメ女を見事に表現!
道徳的に厳格で信心深く、身持ちの固いヘイガーの姉は、パルトには美しすぎ?
オールド・ミスには見えない。。。
天真爛漫で男性にも積極的なヘイガーの妹、レーンは無邪気でかわいらしいカンジ。
誘惑する男カレーニョとヘイガーを救う寛大な友人サヴァリエフは、ピッタリはまってました。
ハデなジャンプや回転がない分、表情や仕草で心象風景がじんわり響いてくる作品。


Theme and Variations
Choreography: George Balanchine
Music: Peter Ilyich Tchaikovsky
"Theme and Variations"from suite No.3 for Orchestra

Michele Wiles、Cory Stearns

Kristi Boone、Renata Pavam、Maria Riccetto、Melissa Thomas
Grant DeLong、 Carlos Lopez、 Daniel Mantei、 Jared Matthews他

シンフォニック・バレエの創始者バランシンの代表作。
1947年ABT初演。古典らしさを織り交ぜた豪華な演目。
チャイコフスキー「管弦楽組曲第3番ト長調Op.55」最終楽章にのせて
華やかな踊りが曲調の変化に合わせて展開。
物語がなく、踊りを見せつける作品で
舞台を引っ張っていたのは、強靭な脚力でバランスを披露していたワイルズ。
コールドから抜擢されたコリー君は初々しく、丁寧に踊っていたけど
長身ワイルズをリフトするのが大変そうでした。
最後の盛り上がりが派手で、バランシン・バレエの中では好きな演目。

☆来春のMETシーズン5/18-7/11のスケジュールが発表されました。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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