Taming of the Shrew (Bolshoi Ballet)

1/24ボリショイバレエで上演された「じゃじゃ馬ならし」の映画館上映。
Taming of the Shrew5

Katharina: Ekaterina Krysanova
Petruchio: Vladislav Lantratov
Bianca: Olga Smirnova
Lucentio: Semyon Chudin
Hortensio: Igor Tsvirko
Gremio: Vyacheslav Lopatin
The Widow: Yulia Grebenshchikova
Baptista: Artemy Belyakov
The Housekeeper : Anna Tikhomirova
Grumio: Georgy Gusev


Taming of the Shrew7
シェークスピアの原作を基に、マイヨー振付2014年初演。
(バレエのストーリーは、端折られていますが)
ショスタコービッチの音楽を使用してアレンジ。

幕の前を、家政婦役(原作にはない)には見えない素敵衣装でティホミロワが歩く。
ハイヒールを脱ぎポワントを履いていると、指揮者が登場。
Taming of the Shrew44
ティホミロワが拍手すると音楽がスタート、ソロを踊り出しドタバタ劇が始まる。

舞台セットはシンプルで、真ん中に階段(移動する)がある。
召使いの男性5人が三角形の椅子を運んで、召使いの女性5人も登場。
パドヴァの裕福な商人バプティスタ役ベリャーコフが登場。ずいぶん老け役だ。
演技だけかと思ったら、少し踊りもあります。
Taming of the Shrew3
バプティスタには2人娘がいて、美人で大人しい妹ビアンカは街の男性達に人気。

原作では老人のグレミオ役ロパーティン、威勢がいいホルテンシオ役ツヴィルコ
ピサから来たビアンカと相思相愛のルーセンシオ役チュージン
3人ともコミカルに演じて、良い味だしてました。
じゃじゃ馬の姉カタリーナが片付かないと、ビアンカを嫁にはやらない
と父バプティスタは言って、求婚者達を遠ざけようとする。

ビアンカ役は、今月プリンシパルに昇格したスミルノワ。生脚が綺麗~
意外にこういう役もいけるかも。姉妹の対比が面白く描かれていて
ビスチェになったじゃじゃ馬カタリーナ役クリサノワは、暴れまくる。
ブイブイ系なので適役で、身体能力を生かした振付。
カタリーナが結婚してくれないと困るビアンカ狙いの求婚者たちが困っていたところ
セットの階段を動かすと柱が出てきて、よそ者ペトルーキオ役ラントラートフが登場。
カタリーナに興味を持つ。
Taming of the Shrew1

じゃじゃ馬をならして大金をせしめようとするペトルーキオがワイルドに踊る。カッコいい♪
気の強いカタリーナと激しいPdd、掛け合いが楽しくアクロバティックで見応えあり。
ペトルーキオのペースで、じゃじゃ馬カタリーナも歯が立たない?
キスされた時、カタリーナ以外はフリーズ。いつもと違って女性らしくなる。
頼もしいペトルーキオの気の変わらぬうちに と父親は結婚を承諾。

姉の結婚が決まったので、今度は妹の争奪戦。
ビアンカと3人の求婚者、家政婦と未亡人役グレベンシコーワも登場。
ルーセンシオを好きなビアンカとラブラブなPdd
チュージン、やっぱり上手いなぁ。

ぺトルーキオの従者役グゼフは、ユーモラスに演じる。
嫁入りするカタリーナを迎えに来たペトルーキオは、キザに薔薇をくわえて登場。
テンポが早くなって踊りまくり、それぞれ見せ場で盛り上げる。
カタリーナは、ペトルーキオ平手打ち!
でも殴り返さないペトルーキオが怖くなった?
父との別れが辛そうだったカタリーナ、ペトルーキオと一緒に去る。

2幕、 森の中。ペトルーキオがカタリーナの手を引っ張って歩いて
PDDに。逆さリフト凄っ!
じゃじゃ馬娘だったのに、心細そうなカタリーナ。
ペトルーキオがいなくなり、1人になると黒装束たちに襲われる。
(ペトルーキオの企み)
戻ってきてシャツを着せてカタリーナを助けるペトルーキオ。

ペトルーキオの家に到着。上半身裸のウラド、セクシー。
火にあたるふりは、人生は演じてこそ楽しい とカタリーナに教えたかったのかな。
お茶を飲むふりをするマイムが面白い。
弦楽四重奏8番第8番ハ短調 作品110で、独創的なPdd
Taming of the Shrew2
このバレエ、16歳以下はNGでしたっけ?
色っぽいシーンでも、クリサノワだとあまりいやらしく見えないけど。
2人がベッドに入ると、従者がシーツをかけます。
原作やクランコ版は、フェミニズム以前の作品なので
カタリーナを食べさせない、寝させない とDVのように調教するけど
マイヨー版では、ペトルーキオの企みはあるものの
いつの間にか結ばれる という描写になっていて、愛と性の物語?
翌朝従者が踊りながら、2人にビアンカとルーセンシオの結婚式の招待状を渡す。

セットを動かして場面転換。バプティスタ家で、ビアンカとルーセンシオの結婚式。
色っぽい家政婦、バプティスタ、召使い6組男女 と続々に登場して華やかに踊る。
階段からグレミオとホルテンシオも降りてきて、ユニゾンの踊り。
家政婦と未亡人も加わり、男女ペアの踊りに。

The Gadfly Suiteでしっとり、ビアンカとルーセンシオのPDD
Taming of the Shrew6
アイスダンスのようなローテンションリフトもあり、オルガが美しい☆

階段からペトルーキオとカタリーナが登場。女らしくなって、幸せそうなPDD
じゃじゃ馬カタリーナがいつまた爆発するか とみんなは思っていたけど
貞淑な妻を楽しげに演じるカタリーナ。
逆に、おしとやかだったビアンカが強くなっていた と言うオチ。
ラストはTahiti Trot(Tea for Two)で、それぞれのカップルがお茶を入れるマイムが面白い。
ビアンカとルーセンシオのカップルは、ルーセンシオの方が尻にひかれてそう。

それぞれのキャラがはっきりしていてわかりやすくて、物語展開がスピーディ。
美形でスタイルの良いボリショイのダンサー達が踊ると、モダンな激しい振付も映えますね。
衣装もセンスあるし。ユーモアもあり楽しい作品。
ロンドン公演で観られる人たちが羨ましい~
マイヨー振付はロミオとジュリエットLAC と観たけど
このTaming of the Shrewが一番好きかな。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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