二月花形歌舞伎@松竹座

去年に続いて、今年も大阪松竹座へ。
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Kabuki4

Kabuki5

二月花形歌舞伎、午後の部を鑑賞。

祇園祭礼信仰記
金閣寺


雪姫 / 梅枝
此下東吉後に真柴久吉 / 歌昇
慶寿院尼 / 新悟
十河軍平実は佐藤正清 / 種之助
松永鬼藤太 / 右近
狩野之介直信 / 壱太郎
松永大膳 / 又五郎

【あらすじ】
謀反を企む松永大膳(又五郎)は、足利義輝将軍を殺害し
金閣寺の2階に、足利将軍の母、慶寿院尼を幽閉しています。
絵師雪舟の孫、雪姫(梅枝)に思いをよせる大膳は
金閣の天井に龍の絵を描くか、自分になびくか と雪姫に迫る。
夫の狩野之助直信を殺すことをちらつかされた雪姫は
大膳に従う覚悟をする。
そこへ敵方から降参してきた此下東吉が現れて、大膳の家臣になりたいと申し出ます。
(実は慶寿院救出のため、小田春永が派遣した真柴久吉)
大膳は東吉の智恵を試そうと、井戸に碁笥を投げ込み
手をぬらさずに碁笥を取り出せ と難題を吹きかける。
東吉は金閣の樋をはずして、滝の水を流し込み
せり上がってきた碁笥に扇を差し入れてすくい上げ
碁盤の裏に乗せ、これを小田春永の首にたとえる。
感心した大膳は、東吉を召し抱える。

雪姫に墨絵の龍を描くための手本を求められた大膳が
刀を抜いて滝に映すと、滝の中に龍が現れる。
その刀は、雪姫の父が殺された時に奪われた狩野家の宝剣
倶梨伽羅丸だった。
雪姫は大膳こそ親の仇 と知り、斬りかかるも
逆に捕えられて、桜の木に縛りつけられてしまう。
夫の直信は、処刑を命じられて花道へと引かれていきます。
悲嘆にくれる雪姫は、祖父雪舟の故事を思い出して
爪先で桜の花びらを集めて、鼠を描く。
すると、本物の鼠が現れて縄を食いちぎる。
逃げようとする雪姫を、鬼藤太が捕らえようとすると
武者姿になって正体を現した東吉が救います。
東吉は大膳から家宝の倶梨伽羅丸を奪い返して、雪姫に与え
雪姫は夫のもとへ急ぎ、花道へ。
東吉は桜の幹伝いに金閣寺を登って、慶寿院を救出し任務を果たす。
十河も、実は春永の家来、佐藤正清と知れる。
最後は、立廻りと詰め寄り
大膳と戦場での戦いを約束して、幕となる。

いろいろ詰め込んだお話で
セットの金閣寺が、セリを使って昇降する舞台も見所。
小田春永のモデルは織田信長、此下東吉のモデルは豊臣秀吉
当時の武士の間では、囲碁が盛んだったとか。
東吉役、歌昇さんは二枚目でオーラあり。
雪姫は三姫と呼ばれる
(あとの2つは「本朝廿四孝」の八重垣姫、「鎌倉三代記」の時姫)
女形の中でも大役の一つで
桜の木に縛られながらのお芝居は難しそう
桜吹雪の演出が美しい。

Kabuki1

連獅子

狂言師右近後に親獅子の精 / 松也
狂言師左近後に子獅子の精 / 右近

【あらすじ】
清涼山の麓にある石橋で、狂言師の右近と左近が手獅子を携えて
石橋の言われや、親獅子が子獅子を千尋の谷に突き落とし
自力で這い上がってきた子だけを育てる という故事を踊る。
子を谷に落とすものの、心配がぬぐえない親獅子
休みながらも谷底から這いあがってくる子獅子。
再会できた二人は花道へ。着替えの間
ユーモラスな間狂言が入ります。
二人の僧がやってきて、お互いの宗派の違いから口論して
張り合うさまがおかしい。
山風が吹き、驚いて二人が退散すると
勇ましい親子の獅子の精が登場。
豪快に舞い、「獅子の座」に上がっておさまります。

親子共演でぜひ見たい演目ですね。
パワー溢れる迫力の毛振り、子獅子役の右近さんカッコいい~
最後のぐるんぐるん、圧巻でした。
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テーマ : 伝統芸能 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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