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Anna Karenina (Eifman Ballet)

一年振りにEifman Ballet of St. Petersburgを鑑賞。
いつもはCity Centerですが、初めてDavid H. Koch Theaterでの上演。
初日だったので満席でした☆
David H. Koch Theater

トルストイの小説「アンナ・カレーニナ」を基にしたバレエ。
Anna Karenina9

エイフマン振付版は、リョーヴィンやキティは登場せず。
アンナ、夫カレーニン、ヴロンスキー将校の3人に焦点をあてた全2幕。
アンナの破滅的な性格や心理状態を掘り下げた情念のドラマとなっています。
音楽は、チャイコフスキーの様々な楽曲の寄せ合わせ。

Anna: Maria Abashova
Vronsky:Oleg Gabyshev
Karenin: Oleg Markov


幕開きは、弦楽セレナーデ ハ長調 op.48第1楽章
1幕、暗い舞台のピンスポットの下
汽車のおもちゃで遊ぶセリョージャ(アンナの息子)
この汽車は、ラストの伏線となっています。
夫カレーニンと現れた黒いドレスを着たアンナは、息子を抱きしめる。
息子(ABT/JKO Schoolの生徒だそう)は愛しているが
政府高官カレーニンとは、うわべだけの生活。

シャンデリアが降りてきて、舞踏会に。
背景には、いつもの鉄骨を組んだようなセット。
Eifman10
男女の群舞。
ヴォロンスキーとキティ(白いドレス)が踊る。
キティは、アンナの兄嫁ドリイの妹で
将校ヴォロンスキー伯爵と付き合ってる。
しかしアンナと出会い、電撃的に恋に落ちるヴォロンスキー。
オレグ・ガヴィシェフ演じるヴロンスキーのソロ。
キティが現れて短いPdd、振られるちゃうキティ。。。

場面変って、カレーニン家。
音楽が組曲第1番 二短調 op.43 序曲とフーガになり
アンナ役マリア・アバショワ
カレーニン役オレグ・マルコフのPdd
戻って来た時は黒ドレスだったのに
カレーニンのソロの間に
寝室で、アンナは白い寝着に衣装替え?早っ
18禁シーンの後、アンナのソロ。
夫への愛はない。

暗転になり、ヴロンスキーが出馬するレース場。
Eifman6
交響的バラード ヴォエヴォーダ op.78で、激しく踊る男性群舞がかっこいい~
ヴロンスキーのソロも、スピードがあってエネルギッシュ!
落馬したヴロンスキーが心配で、アンナ(再び衣装替え)は思わず飛び出す。
そこへヴロンスキーが出てきて
組曲第1番 二短調 op.43 間奏曲でPdd

Eifman7
美しい旋律だけど、高難度リフトの連続。
葛藤しながらも、激しく求められるアンナ。

そこへカレーニンが登場し、アンナを厳しく咎める。
自分の名誉が傷つかないよう体面を保ってもらいたいカレーニン。
抵抗するアンナと夫のPdd
Eifman3

貴族社会を表わしてるような黒い衣装の群舞が現れる。
なつかしい土地の思い出 op.42 スケルツォで、激しく踊る。
このコールドは、アンナの心象風景なのかな。

途中、再び衣装替えしたアンナが電子音で短いソロ。
Eifman2
精神が緊迫してきた?
カレーニンが現れて、再び黒い群舞が踊り出す。
アンナが走り去り
カレーニンが群舞とキレキレに踊る。
この版のカレーニン役は踊りが多く、演技もねちっこい。

暗転になり、交響曲第6番ロ短調「悲愴」 op.74 第1楽章
上手のベッドにアンナ、下手にヴロンスキー
会えなくて煩悶している二人が、シンクロした振付。
Eifman19

ついにヴロンスキーに会いに行ってしまうアンナ。
またドレス着替えた?
いきなりアイスダンスのローテ-ションリフトからエビ反りリフト!
Eifman8
体が壊れそうな動きで、狂おしく愛し合う二人のPdd

暗転になり、イライラしながらアンナの帰りを待つカレーニンのソロ。
音楽は、交響曲「マンフレッド」op.58
アンナが戻ると、当然夫に激しくなじられPdd
瞬きする暇がない程、ガンガン踊る~
Eifman4

片手リフト!凄っ
Eifman11
ハードな動きや難ポジションでも
体のラインは常に美しくキープするのが凄い。
カレーニンに息子を連れ去られてしまうアンナ。

帽子をかぶった群舞(ラストの汽車)が現れて
フランチェスカ・ダ・リミニに。
アンナの不安が表現されたような踊り。

夫が現れて、弦楽六重奏曲「フィレンツェの想い出」二短調 op.70第2楽章に。
アンナは息子に会いたい一心で、夫に許しを請うPdd
Eifman12
ベッドでバランスを取ったり、逆さリフトされたり(怖っ)

Eifman9
背面?リフト と、次から次へと繰り出される
見た事がない凄い動き(リハ中に怪我しそう)
脅威の身体能力!

息子に抱きつくアンナの愛情がじんわりと伝わる。
親子3人で佇むが、アンナだけおもちゃの汽車の方に行き
線路の輪の中に入って、雪に降られる印象的な終わり。
Eifman5

2幕、士官クラブ。このバレエで唯一ユーモラスなシーン。
交響曲第2番ハ短調 op.17 第4楽章
酔っぱらい将校達が、椅子を用いたユニークな振付。
でも踊りは激しい。
Eifman13

アンナを失って荒れてるヴロンスキーのソロの後
黒い貴族たちの群舞。

暗転で、カレーニン家に場面が変わる。
幻想序曲ハムレットop.67aだっけ?
赤いドレスのアンナとカレーニンの激しいPdd
Eifman12
修復不可能な二人に
ヴロンスキーが加わり、三角関係のパドトロワ。
カレーニンからアンナを奪い、二人はイタリアへ旅立つ。

場面は、ヴェネチアのカーニバルに。
Eifman14
音楽は、組曲第3番 ト長調 op.55主題と変奏曲。
衣装も妖しげで華やか。
その中に、アンナとヴロンスキーも交じっていた。

2人きりになり、ヴロンスキーはアンナの絵を描く。
珍しくパンツスタイルのアンナ。
組曲第3番 ト長調 op.55 エレジーでPdd
アンナが笑顔の踊りって、1幕悲愴とココしかないのよね。。。
幸せな時は、瞬く間に過ぎ去り
息子を思い出し、良心の呵責に苦しむアンナ。

再びペテルブルグに戻り、「悲愴」第3楽章
貴族たちの群舞。衣装替えした二人は舞踏会に出かけるが
社交界から疎外され蔑まれる。
なつかしい土地の思い出 op.42 瞑想曲 二短調になり
Eifman

居場所がなくなった孤独な二人のPdd
Eifman20
二人の仲は壊れていき
1人になったアンナは、阿片に手を出す。

椅子の下で動きながら衣装を脱ぎ、全身肌色のレオタードに。
Eifman18
電子音になり、幻想の世界へ。
軟体動物のようなモダンな振付。
裸(に見える)の男女が現れるシーンも強烈!
Eifman16
アンナの狂気を表現してるよう。
幻想曲テンペストop.18になり
群舞に担ぎあげられ、下ろされたり
床上デススパイラルのように、振り回らせるアンナ。(足擦りむいてそう)

薬に溺れるアンナを抱きしめるヴロンスキー。
最後のPddは幻想序曲「ロミオとジュリエット」で、泣ける選曲。
Eifman15
切ない曲だけど、これまた凄い振付!
ヴロンスキーの胸の上に立ってたし。
正気と狂気の狭間にいるアンナを、ヴロンスキーは救うことができない。。。

アンナの不安を表す帽子をかぶった群舞が現れて、汽車となる。
セットや映像などを使わず、踊りで汽車を表現するアイデアが斬新☆
アンナが、最初の黒のドレスで現れる。(衣装着るの早っ!)
Eifman17
圧巻だったラストシーン。
汽車の走音と群舞の動きが激しくなっていき迫力たっぷり!
アンナの狂気がピークに達した瞬間
舞台奥の高くなっている所から、飛び込み轢死。
(5、6人のダンサーが受けとめてた)
雪が降る中、担架に静かに運ばれていく幕切れ。

Eifman

Eifman21
終演後は、もちろんスタンディングオベーション。
いつものように、エイフマン氏も登場。

容赦ない鬼振付をこなす
ダンサー達のエネルギーに圧倒されました。
インテンス過ぎて、最前列席だったから観る方も疲れたけど。
全編息つく暇のない、凝縮した踊りがスピーディーに展開。
メイン3人のダンサーだけでなく
群舞の気力、体力、持久力も凄い!

主人公達の感情を舞踏化したダイナミックな振付。
心理描写に群舞を使う手法も見事です。
衣装替えも多くて、エイフマンの選曲センスも◎
来年は、「Pygmalion」上演でしょうか?
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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