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Coppelia@New York State Theater

今年初のバレエ、New York City Ballet冬シーズン
コッペリアを鑑賞しに、雪にもめげずLincoln Centerへ。

NYCB

ドイツの小説家E.T.A.ホフマンの「砂男」を題材にした
偏屈博士コッペリウスが作った人形コッペリアをめぐって起こる騒動?
フランツと恋人スワニルダの犬もくわないドタバタコメディ。

ホフマンの「砂男」は、人形に恋した男の狂気の物語ですが
バレエ「コッペリア」は、明るい喜劇として描かれています。

初演は1870年パリ・オペラ座、アルトゥール・サン=レオン振付。
音楽は、チャイコフスキーに多大な影響を与えたレオ・ドリーブで
ロマンティック・バレエ最後期の作品です。
NYCB初演は1974年で、バランシン&ダニロヴァ振付でプティパが基になっています。

一幕、村の広場
舞台は、ガリツィア地方(当時オーストリア=ハンガリー領)
村人達は、バルコニーにいる人形コッペリアを人間だと思い込み
青年フランツは、美しいコッペリアが好きなった様子。
フランツの恋人スワニルダは、友人とコッペリウス博士の家に忍び込むことに。
フランツもコッペリアにひと目会おうと梯子を使って窓へ・・・

マイムが多く、演技力を要する作品ですが
Sterling Hyltinは、かわいらしいスワニルダを表情豊かに演じていました。
Gonzalo Garciaの陽気な浮気男っぽい演技も良かったけど
バレエの男役キャラって、こんなのばっかりですね。。。
コッペリア役は、いつも大変そう と思うけど
人形を演じるくらい、何でもないことなのでしょうか?

麦の穂の恋占いは、麦の穂をふって音が鳴ると恋人の変わらぬ心を証明する というもの。
コッペリアは、民族舞踊を取り入れた先駆けの作品で
ポーランド舞踊マズルカや、ハンガリー舞踊チャルダッシュが踊られます。

二幕、コッペリウス博士の怪しい仕事場
スワニルダと友人は、コッペリアを見つけて人形と知って驚く。
コッペリウス博士が戻ってきて娘達を追い出すが、スワニルダだけ隠れる。
そこへフランツが現れ、博士はフランツを捕まえてお酒を飲ませて眠らせる。
博士は魔術書を片手に、フランツの魂をコッペリアに移そうとするが・・・

人形のふりをしてスワニルダが踊るシーンが有名です。
人形に命が吹き込まれた! と束の間喜ぶコッペリウス博士が切ない。

三幕、新しい鐘が贈られた祝祭
鐘を告げる様々な時を、踊りで表現するディヴェルティスマン。
Antonio Carmenaの戦いの踊りが良かったです。
付属バレエ学校School of American Balletの子供達も登場して、宴を盛り上げます。
クライマックスは、仲直りをしたフランツとスワニルダの結婚式。
平和の踊りPas de Deuxで、大団円。
有名なスワニルダのヴァリアシオンは、コンクールでもよく踊られます。

眠りやドンキのように、結婚式で終わるハッピーエンドのバレエ☆
昨年ロミ・ジュリの衣装&舞台セットは今いちだったけど
今回は良かったです。
フランス・バレエ音楽の父 と呼ばれたレオ・ドリーブの美しい旋律が
作品をより魅力的にしています。
コミカルで笑いもあり、踊りも満載なので楽しめました。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

No title

「コッぺりア」は観たことがなく、NYCBのサイトにいってみると、とてもきれいで楽しそうな演目ですね。たぶん、duck walkさんが観に行かれる・・と教えてくれたからか、「コッぺリア」の新聞記事に反応しました。名前が違ったので、別日のことだったと思うのですが、デビューだったようで褒めていました。調べたらTiler Peck さんでした・・。

ひまわり娘さま

コッペリアは音楽がいいですね~いつか機会があったらぜひ観て下さい。
NYCBのダンサーはあんまり知らないのですが、Tiler Peckさんはソリストからの抜擢だったようで。この日に踊ったSterling Hyltinさんはワイルズに似ていたので、ミニワイルズ とTさんと名付けてました(笑)
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