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Don Quixote@MET Vol.1

ABT3週目の演目、Don Quixoteを鑑賞。マチネ・ソワレのダブルヘッダーです。
Don Quixote1
セルバンテスの小説ドン・キホーテを題材にした宿屋の娘キトリと理髪師バジルの恋物語。
初演1869年プティパ振付ボリショイ劇場。
ABT初演は1978年。

スペインが舞台の明るいコミカルなバレエで、凹んでる時に観ると元気になります。

Don Quixote : Vitali Krauchenka
Sancho Panza : Julio Bragado-Young
Kitri : Irina Dvorovenko
Basilio, a poor barber : David Hallberg
Gamache, a rich nobleman : Alexandre Hammoudi
Lorenzo, Kitri's father : Roddy Doble
Mercedes, a street dancer : Maria Riccetto
Espada, a famous matador : Sascha Radetsky
Flower Girls : Melanie Hamrick & Hee Seo
Gypsy Couple : Simone Messmer & Carlos Lopez
Queen of the Dryads :Maria Riccetto
Amour : Renata Pavam

プロローグ 序曲の演奏
中世スペイン騎士物語に取り憑かれているドン・キホーテが従者サンチョ・パンサと紗幕から登場。
ドルシネア姫の幻影を見たドン・キホーテは、ドルシネア姫を探す旅に出ます。

第一幕 セビリア
キトリの父ロレンツォは、娘を金持ち貴族ガマーシュと結婚させたいので
バジルをキトリから引き離そうとする。
ドン・キホーテ&サンチョ・パンサがやって来て
キトリを夢で見たドルシネア姫と勘違いして、騒ぎを大きくする。
ガマーシュとの結婚から逃れるために、キトリはバジルと駆け落ち。
ロレンツォ&ガマーシュが二人の後を追い、ドン・キホーテ&サンチョも追いかける。

キトリ登場シーンから好きな振付が満載☆
イリーナは、街の他の女の子たちとは別格ってカンジで
ドン・キホーテが彼女をドルシネア姫だと思い込むのも納得の美しさ☆
年齢設定はホールバーグに合わせて?ちょっと若くしてるのかな。
かわいらしい表情を随所に見せつつも、踊りはあくまでもエレガント。
扇子使いも上手く、まるで体の一部のよう。
テクニック的には、夜に観たマーフィの方が強いんだろうけど
爪先・指先まで神経がいきとどいた動きと柔らかなポールド・ブラは断然いい。
1幕始め、ん?と思った箇所があったのもつかの間
すぐに盛り返し、その後と2&3幕は圧巻でした。

デヴィッド君のバジルは、コミカルに演じてもカッコいい☆
赤タイツがあんなに似合う方はいないでしょう~
足や爪先を小刻みに動かしたり、跳んで回ってサポートして とタフな振付だけど
決めのポーズもピタッと決めて、2年前の時よりも余裕があるように見えました。
ワイルズの時は両手でしてたリフトも、イリーナ相手だと片手リフト

エスパーダは、オランダ国立バレエから再びABTに戻ってきたラディツキー。
久しぶりに観られて嬉しい☆どうせなら奥さんと一緒に踊ってるところが見たかったな。
(アブレラは、同じ日の夜にメルセデスで踊ってました)

メルセデスと森の女王って、一人二役になったんですね?
(2年前は二役違う人が踊ってたけど)
リチェットの踊り子はまずまずでしたが、2幕は女王の風格がもう少し欲しかったかな。

フリオ・ブラガド=ヤングのサンチョ・パンサは、かわいかった。
ただABT版は、冒頭で既に旅の途中だし
街の人に胴上げされたりするシーンがないので残念。

ツボだったのは、ハムーディ演じるガマーシュ。いい味出してました。
ふだんのイケ面とのギャップがすごい。

2幕 駆け落ちした二人は、風車小屋近くのジプシーの野営へ。
サンチョ・パンサと現れたドン・キホーテは、風車を見て
愛するドルシネア姫をさらった悪漢 と勘違いして風車に突進。
気を失って、夢の中でドルシネア姫に会います。

ジプシーカップルは、ロペス(シムキンで見たかった。。。)とメスマー
バジルも一緒に踊ります。青タイツもお似合いだったホールバーグ。
キューピッドのPavamは、かわいらしい雰囲気が出てました。
いつも夢のシーンで眠くなるんだけど、ドルシネアのヴァリエーションでイッキに眠気が吹っ飛んだ。
姫オーラがある優雅な踊りに魅了されました。

キトリとバジルは居酒屋へ逃げ込み、追って来たロレンツォとガマーシュに見つかり
バジルが狂言自殺。剣で周囲の人を威嚇した後、黒マントを丁寧に床に敷くバジル。
倒れる時も伸ばした脚が美しい。
ドン・キホーテがロレンツォをなじると、二人の結婚を認めるロレンツォ。

三幕 結婚式。見せ場のPDDです。
アダージョではバランスで魅せて、ソロでは音楽性豊かな踊りだったイリーナ。
ホールバーグも会場を沸かせて(乱れた髪の毛をとかしてあげたくなるけど)
コーダで盛り上がって、ラストは大団円。
キトリとバジルを中心に全員が楽しそうに踊ってる間に幕。

Don Quixote2

Dvorovenko

Hallberg

ストーリーで感動するバレエではなくて、とにかく踊りを堪能する作品。
見せ場が沢山あるので、何度観ても楽しめます。

☆Dressing Roomの写真はこちら
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

No title

Duck Walkさま、大変ご無沙汰しておりますm(__)m
本当は今頃NYに飛んでいるはずだったのに・・・何故か日本で青梅と格闘しております(涙)

二年前、ホールバーグ様のバジルデビューをご一緒させていただいた日は、忘れられない大切な大切な想い出です。
あれから王子はどんどん成長されていらっしゃるようで。今やABTを背負って立ってるといっても過言ではないのでしょうか。

今年のドンキは、イリーナ姫とコンビを組まれたのですね!!
美しいカップルですね~☆想像しただけでうっとりです・・・

いつも素晴らしいレヴューをありがとうございます。
いつかまたMETで一緒にホールバーグ王子の公演を観られることを夢みています。

杏さま

お久しぶりです!
かぶりつきの席やバジルデビューをご一緒したことを思い出しながら観てました。
今年ワイルズはコリー君の相手役で忙しそうです。(コリー君の腰が心配)
ホールバーグ様は、別の日にはエスパーダも踊ったそうです。
8月末小林紀子バレエに呼ばれて、また日本で踊るとか?

来年夏のABT日本公演で、ドンキも演目に入っていたような?
ぜひ王子の成長振りをご覧になって下さいね☆
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